技能:SKILLS |
技能値 |
技能名 |
能力 |
習熟 |
その他 |
3 | 〈威圧〉 INTIMIDATION | 【魅】3 | | | 3 | 〈医術〉 MEDICINE | 【判】3 | | | 3 | 〈運動〉 ATHLETICS | 【筋】-1 | 4 レ | | 0 | 〈隠密〉 STEALTH | 【敏】0 | | | 0 | 〈軽業〉 ACROBATICS | 【敏】0 | | | 7 | 〈看破〉 INSIGHT | 【判】3 | 4 レ | | 3 | 〈芸能〉 PERFORMANCE | 【魅】3 | | | 6 | 〈自然〉 NATURE | 【知】2 | 4 レ | | 2 | 〈宗教〉 RELIGION | 【知】2 | | | 7 | 〈生存〉 SURVIVAL | 【判】3 | 4 レ | | 3 | 〈説得〉 PERSUASION | 【魅】3 | | | 2 | 〈捜査〉 INVESTIGATION | 【知】2 | | | 7 | 〈知覚〉 PERCEPTION | 【判】3 | 4 レ | | 0 | 〈手先の早業〉 SLEIGHT OF HAND | 【敏】0 | | | 7 | 〈動物使い〉 ANIMAL HANDLING | 【判】3 | 4 レ | | 3 | 〈ペテン〉 DECEPTION | 【魅】3 | | | 2 | 〈魔法学〉 ARCANA | 【知】2 | | | 2 | 〈歴史〉 HISTORY | 【知】2 | | |
| 受動【判断力】《知覚》 PASSIVE WISDOM PERCEPION | 17 | | |
攻撃と呪文発動 ATTACKS & SPELLCASTING |
攻撃 |
攻撃 ボーナス |
ダメージ |
型 |
備考 |
人間形態 | | | | | |
仙棍(クォータースタッフ+シャレイリ) | +6 | 1D8+3 | 5ft/[殴打] | 魔法の武器 | |
仙茨鞭(ソーンウィップ) | +6 | 1D6 | 30ft/[刺突] | 大型以下であれば10ft引き寄せ可能 | |
朔光(ムーンビーム) | 【耐久】ST/14 | 2D10 | 120ft/[光輝] | 先進生物はセーブに不利、セーブ失敗で変身解除 | |
虎形態:かみつき | +6 | 1D10+3 | 5tf/[刺突] | | |
虎形態:爪 | +6 | 1D8+3 | 5ft/[斬撃] | |
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背景 BACK GROUND |
辺境育ち(+隠者) |
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人格的特徴 PERSONALITY TRAITS |
・困っているものに大いに同情を寄せる
・漂泊の思い故に故郷を離れ、旅を続けている | |
尊ぶもの IDEALS |
・自由な思考。好奇心と探求こそが進歩の礎だ。
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関わり深いもの BONDS |
・私は部族の最後の生き残りであり、部族の名が伝説に残るか否かは私にかかっている。
なお、特に自覚はない |
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弱味 FLAWS |
・俗世に戻った今、俗世の快楽を、一茶角が過ぎるほど享受している。
・肉親の情に厚く、しばしば入れ込みすぎたり容易に騙されたりする。 |
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その他設定など |
男がいた。人里離れた森の奥に、ひっそりと暮らしている。
男は父の顔を知らず、また母の顔も知らぬ。関わり深いものはただ一人、"茨冠子"たる老師のみである。老師は男を"李潜"と呼んだ。
さて、この老師は仙人である。摩訶不思議な術を使い、永い年月を生き、而して人の世と交わることなく、ひっそりと暮らしている。
李は、自分がどうしてこの老師とともにいるのかを知らなかった。気づいた時にはそうであったし、老師も答えてはくれなかった。
老師は李に様々なことを教えた。人の世の習わし、気の流れ、世界の核心に至るまで。しかしどういうわけか、李自身のこととなるとその口は重く閉ざされる。
しつこいくらいに問いを重ねて、どうにかもぎ取った答えは、年齢──十七、八。まだ少年と呼んでもよいくらいだ──と、李が半人半妖の生まれであること、それのみである。
李は若く、才覚に溢れていた。老師の教えをするりと飲み込み、たちまち実践してみせた。
しかし同時に、その若さと才能に相応しいだけの野心もまた、李のうちには満ちていた。
例えば老師が"無為"を説いた時、李は問い返した。
「吾はここにいる。手を伸ばせば届くし、気を練れば世界をも変えられる。老師だってそうだ。
そうありながら、しかしそれを為すなとは、ならば、吾は、吾たちは、なぜ、ここにこうして生きている?」
老師は黙して答えなかった。
それからしばらく、似たような問答──無論、決して答えの返ってくることはなかった──がつづいた。
ある朝、老師は言った。
「私から、お前に教えられることはもうない。
否、枝葉を整うことはできるだろうが、お前の中に、しっかりとした幹が伸びてしまった。もはや、この森はお前には狭すぎよう」
「万象悉くを見、触れて学ぶといい。或いは、私が間違っているということもないではない」
斯くして男は、森の外へと踏み出すことになる。
外は見知らぬ土地である。孤独もあり、あるいは破門されたのかという不安もあったが、好奇と野心がそれを塗りつぶした。
「なに、救国の英雄譚か悪龍の首の一つでも手土産に凱旋すれば、老師も吾を認めざるをえまい」
男は、自身の名が嫌いだった。"潜"の一字が厭だった。故に彼は自らを"七柳"と改める。
父母の顔も知らぬ李であったが、老師とともに瞑想に耽った時間は、そこで学んだ多くは、確かに彼の原風景であった。
李潜、あらため七柳の征く道には、果たして何が待ち受けているのか。
老師ですらも、もはや見通すことはかなわない。 |
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