犯罪者（密輸人）
生きるには罪を犯すことしか無かった頃、孤児の中でも更に爪弾き者の混ざり物には手を染められる犯罪さえ限られており、ドラグレイドでは危険すぎる密輸人になる他なかった。

少しでも侮辱されるとカッとなる。
己のことは揶揄されても仰る通りでとしか思わぬが、恩人であるアーノルド一家のこととなると我慢が効かない。

仁義。依頼された品はくすねない、量をごまかさない、質を偽らない。薄汚い混血児が仕事を継続して得るには、薄ら暗い密輸仕事でさえ誠実に熟すしかなかった。

古い大恩人にどうにか恩を返さねばならぬと思っている。そのためであれば、己の命は銅貨よりも安いと思うほどに。

嘘を吐くときは決まって出てしまう癖がある（指先が落ち着かなくなる。例：手遊びを始める、コインを弄ぶ）

出稼ぎで訪れた男とドワーフの女が一時の気の迷いに似た恋愛をし、その間に産まれた子が祝福される筈が無いのは道理である。

女は一族の名を落としたことを理由としてドワーフとしての名さえ奪われて山を追い出され、その流浪の中で一番最初に不愉快な重荷である子供を捨てた。非憎げにつけたヒューマンの名前、そして屋根無しを意味する家名は逃げた男への恨み節であろうか。

女がアーブラハムを捨てたのは、流浪の最中立ち寄ったアーネスト地方のドラグレイドであった。そこの路地裏にそっと子を捨てていった母親の行方は誰も知らぬ。

一方で捨てられた子は辛うじて生き延びていたが、嫌われる孤児の中でも更に薄汚い混血児が犯罪であっても真っ当な仕事は与えられず、結果として最も危険な密輸人の見習いとして働くことになる。

幸いにもハーフドワーフとしての頑強な肉体とヒューマンの素早い肉体が彼の道行きを訪ね、多くが竜の餌となる中を何とか生き延びることができた。

しかし、密輸人なりに誠実に商売をしていた中、彼は仲間に背を刺され路地裏に倒れることとなった。それは彼がいつか真っ当な職に就くためと溜めていた小銭目当ての犯行であり、恨みや悪意など何もない、実に有り触れた下らない理由であった。

薄れる意識の中、まぁ不義の血の生なんぞこんなものかと諦めつつあった中「こんな所でくたばられちゃ迷惑だ！」という怒鳴り声と、力強い手に抱き起こされる。それがアーノルドとの出会いであり、以後の密輸人とは全く違う人生の始まりであった。

現在は密輸業からはすっぱり足を洗ってアーノルドの火事場で仕入と営業の担当を行っている。彼のハーフドワーフの血は鍛冶についてさっぱり仕事をすることをさぼっていたようで、釘一本真面に作れなかったからだ。

代わりに彼は犯罪者として培った胆力と交渉力を活かし、番頭として家事屋を助けることにした。飢えたる時に受けた施しは、七つの生を賭けて報いるに値すると信じるが故に。

ショートソード（初期）

10

2

ショートボウ（初期）＋矢20本

2

1

レザーアーマー（初期）　10gp

10

1

泥棒パック

　

　

ダガー

　

2

盗賊道具

1

1

かなてこ

　

　

普段着

　

　

隠し財産（15gp）

　

　

　

　

　

火口箱

　

　

たいまつ

　

　

携行用寝具

　

　

携行用炊事用具

　

　

石鹸

　

　

テント（2人用）

　

　

登攀用具

　

　

まきびし

2

　

覆いつきランタン

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

【習熟強化】
1Lv時点で習得した技能二つor一つ＋盗賊道具への習熟を選択。選択した技能の習熟ボーナスは2倍となる。

【急所攻撃】

【盗賊の符丁】

【巧妙なアクション】

【ローグの類型（シーフ）】

【器用な指先】

【屋根渡り】