急所攻撃が成立した場合ダメージに1d6＋する。

（貴族）
さほど有名ではない国にある歴史の浅い男爵家の三男として生まれた。当然家督を継ぐ権利はなく王家の間諜となるべく育てられた。
おかげで元々品格の低い大麦男爵家の中でも更に貴族らしからぬ技術を様々手にしている。
ただ、彼は使命に誇りを持っていたし、王家や一族への忠誠心は強く、それが現在も秩序の根底にある。

礼儀正しく明るい。
言われるがままに学び、仕事をこなしてきたので明確な敵以外を疑うということがあまりない。
その素直さは図らずも貴族のお坊ちゃんのようでもある。
必要であれば法を犯すことをためらわない。

まず王。次に家。
現在は名誉を回復するために大きな仕事や事件の解決へ意欲を持っている。

不名誉を覆すため、栄誉や名声といったものに、今は以前よりも執着している。
家の一員ではなく、家の長としての責任に居心地の悪さはあるが、それで足を止めるということにはならない。

確かめたわけではないが既に大麦男爵家が取り潰されていることは疑う余地がない。そのため家系図や印章指輪などを人前に晒すことに意味がないことを理解している。しかし家への誇りや忠誠心は強く持っており、心に矛盾がある。

私は家督を継ぐことなどないと確信しておりましたし、それで満足しておりました。
王や家に仇なす者の名を調べあげ、証拠を手に入れ、時には直接死をもたらす。そんな使命の必要性は十分に理解しておりましたから。

ですが、不幸とは突然重なるものですね。
私の父は元々特段身体が強い人ではありませんでしたが、病に倒れてしまい、後を追うように二人の兄も衰弱していってしまったのです。
ええ、あれだけ短い期間に葬儀をしたものですから、手順や礼節をしっかり覚えてしまいました。

兄の葬儀のあとで何も手につかないでいた時でした。
王城の兵にこの身を拘束され、陛下の前に放り出されたのです。
すると陛下は私を見て「成り上がりとはいえ貴様らのことは信用しておった。だがこうなってしまってはもう儂にもかばいだてはできぬ。なんとも、残念だ」とおっしゃったのです。

何もわからぬまま牢へ放り込まれ、なぜこうなってしまったのかということばかりが頭を巡り続け、父や兄への愚かな依存を自覚し、孤独と申し訳なさから狂いそうになった時でした。
たしか、王城の使用人だったと思います。名前は憶えていませんが。
1人の女が私を牢から連れ出してくれたのです。

裏手で荷物を受け取ったあと、呆けている私は「なぜ」としか言えませんでした。
すると彼女は私の目を見て、それから地面を見ながら「あなたを真に想う人間がいるのです。どうか生きてくださいまし」と言ってそれきり黙ってしまいました。

私の頭の中で、カードの役がそろうような感覚がありました。
ああそうか！父と兄は何者かの陰謀によって殺され、私もそのせいで殺されるところだったのだ。
そして、陛下でさえあの場で私を庇うわけにはいかなかった。
それでもこうして、手の者をよこしてお救いくださったのだ。

ごうごうと流れる闇のずっと先に、希望の光が見えた気がしました。
「必ず、戻ります」
彼女にそう言って私は国を出ました。
いつか陛下が私を必要としたときには何をおいても馳せ参じる所存です。

レイピア

2

1

ショートボウ

2

1

矢筒

1

1

ダガー

1

2

レザー・アーマー

10

1

アロー

1

30

　

　

　

<<泥棒パック>>

　

　

背負い袋

5

1

小さな金属球1000個入りの袋

2

1

10フィートの細紐

　

1

ベル

0

1

ろうそく

0

5

かなてこ

5

1

金槌

3

1

ピトン

0.25

10

覆いつきランタン

2

1

油

1

2

保存食

2

5

ほくち箱

1

1

水袋

5

1

５０フィートの麻のロープ

10

1

　

　

　

上等な服

　

6

印章指輪

　

　

家系図

　

　

財布(25gp入り)

　

1

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

選択ルール：ヒューマンの特徴を使用
能力上昇=敏捷1、知力1
技能=手先の早業
特技=機動力p.167


習熟強化=隠密、捜査

4レベル特技：運動選手