イカサマ師

ほとんど何事に対しても嘘をつく。嘘をつく理由がない場合にも。
ほしいものを手に入れる為に好んでおべっかを使う。

公正。貨幣を盗まれたら暮らしが立ち行かなくなるような貧乏人からは決して盗まない。

私はある人物をだまして破滅させてしまった――そんな仕打ちをすべきでない人間を。
私は心無いしわざを償わなければならないが、償い終えたとしても自分を許すことができるかどうか。

嘘をつくときは決まって出てしまう癖がある。
　→嘘をつく前に爪を立てて頭をガシガシかく。

割と裕福な、しかしお世辞にも良いとは言えない家に産まれたドラゴンボーンの少年。
金遣いが荒く、子供には愛情を注ぐつもりもない親との関係は劣悪だったが、同じ親から生まれてきた弟のことは、絶対に守ると誓っていたし、弟も自分のことを慕ってくれており、周り(親以外の知り合い)からはだらしない親と健気な仲のいい兄弟みたいな目で見られていた。

転機となったのは8歳くらいの頃であり、親に借金の形に奴隷商に売り捌かれたことで、5年近く奴隷として過ごすことになった。

奴隷商の「ちょっとした不注意」によって運よく逃げ出して以降は、自分を売った親に対しての復讐のため、旅の商人を名乗って近づいて、親が好きそうなガラクタを高く売りつけて財産を根こそぎ(と言っても既に大した額ではなくなっていたが)奪い去って夜逃げさせて野垂れ死ぬまで追い込むことに成功した。

――自分の弟が奴隷に売りさばかれたことを、しかもその最大の原因が他でもない自分であることを知ったのは、すべて終わった後で、気づいた時には自分の時よりもはるかに劣悪な環境に置かれていて、見つけ出した時にはすでに助からないほど衰弱しきっていた。

親への復讐に燃えている間、弟がどうなるかまで頭が回らなかったことを、治療の甲斐なくゆっくり死んでいく弟がそれに対して何も言わなかったことを、今でも悔いているし気にしている。

根っこは善人であり、本当はだまして金を稼ぐようなことも(積極的に)したいとは思っていない。
が、同時に、善人が食われていく様を、自分が嫌う親や奴隷だった時の同期がそうするのを間近で見て育ったため、自分もそうあろうとすることで自分を守ろうとしている。

3つの顔と名前を、相手に合わせて半ば無意識に使い分ける。
媚びたような、下種の笑みで平然と相手をだます、金の事しか頭にない悪徳商人のグラス、無償で人助けをすることにためらいを持たない善人のテルス、そしてどちらでもない、悪人になり切れない善人であるセレン。
なお、「グラス」は父親、「テルス」は弟の名前である。

ヒューマンやエルフなどの鱗の無い顔の連中に――親しい間柄ならともかく――自分たちの顔の区別などつくまい、と割と本気で思っている。
怪しまれたときは「兄弟」や「父子」と言ってしまうと、なんだかんだ信じてもらえたりするのだ。

レイピア

2

1

ショートボウ

2

1

アロー

0.05

20

レザー・アーマー

10

1

ダガー

1

2

盗賊道具

1

1

(泥棒パック)

　

　

背負い袋

5

1

小さな金属球

2

1

10ftの細紐

0

1

ベル

0

1

かなてこ

5

1

ろうそく

0

5

金槌

0

1

ピトン

0.25

10

覆い付きランタン

2

1

油

1

2

保存食

2

5

ほくち箱

1

1

水袋

5

1

麻のロープ(50ft)

10

1

上等な服

　

1

詐欺用の道具一揃い

0

1

ベルトポーチ

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

祖先の竜(ブラック)：[酸]ダメージに抵抗を得る。
ブレス攻撃：5ft×30ftの直線に対してブレスを吐いて攻撃する。対象は【敏捷力】でセーヴィングスロー(目標値：11)を行う。セーヴィングスローに失敗した場合は2d6、成功してもその半分のダメージを受ける。

習熟強化：<手先の早業><知覚>の習熟ボーナスは2倍になる。
急所攻撃：妙技持ちの武器か遠隔武器による攻撃に有利がついている場合、ダメージ+1d6。自分以外の「対象クリーチャーにとっての敵」が5ft内に存在し、無力状態でない場合、かつ自分が不利を受けてもいない場合は攻撃は有利になる。

盗賊の符牒：

イカサマ師の得意ネタ：街角で手先の早業をもって詐欺をする。
身元偽装：もう一つ別の素性の設定を作り上げている。その人格に成りすます用意はばっちりである。加えて、公文書や個人的な手紙を偽造できる。