その他の習熟と言語 OTHER PROFICIENCIES & LANGUAGES |
ヒット・ポイント
ヒット・ダイス:ウィザード・レベルごとに1d6
1レベル時のヒット・ポイント:6+【耐久力】修正値
以後のヒット・ポイント:1レベルより後のウィザード・レベル
ごとに(1d6(または4)+【耐久力】修正値)
習熟
鎧:――
武器:ダガー、ダーツ、スリング、クオータースタッフ、ライト・
クロスボウ
道具:――
セーヴィング・スロー:【知力】、【判断力】
技能:以下から2つ選択;〈医術〉、〈看破〉、〈宗教〉、〈捜査〉、〈魔
法学〉、〈歴史
武器防具習熟
ダガー、ダーツ、スリング、
クオータースタッフ、
ライト・クロスボウ |
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貨幣 COINS |
プラチナム貨(PP) |
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金貨(GP) |
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エレクトラム貨(EP) |
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銀貨(SP) |
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銅貨(CP) |
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貨幣総重量 |
lb. |
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装備 EQUIPMENT |
装備名 | 重量 | 数量 |
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| 貨幣・装備総重量 | 0lb. |
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特徴・特性 FEATURES & TRAITS |
呪文発動
秘術の学徒である君は呪文書を持っており、呪文書には呪文が
書きこまれている。それらの呪文こそ、いずれ君が身につける真
の力の端緒である。呪文発動の一般則は第10章、ウィザード呪
文リストは第11章を参照
初級呪文
1レベルの時点で、君はウィザード呪文リストから任意の3つ
の初級呪文を修得している。さらに、レベルアップにともない、
『ウィザード』表の初級呪文修得数の項にある通り、追加でウィザ
ードの初級呪文を学んでゆく。
呪文書
1レベルの時点で、君は任意の6つの1レベル・ウィザード呪
文を収めた呪文書を有している。呪文書は君の修得ウィザード呪
文の保管庫だが、ただ初級呪文は例外である――初級呪文は君の
精神に固定されているのだ。
呪文の準備と発動
君が1レベル以上の呪文を発動するための呪文スロットをどれ
だけ有するかは、『ウィザード』表に示してある。これらの呪文を
1つ発動するには、その呪文のレベル以上のスロットを1つ消費
せねばならない。大休憩を終えたなら、君は消費した呪文スロッ
トをすべて回復する。
君は、“自分が発動可能なウィザード呪文”はどれとどれにする
かを選択し、そのリストを作成する。君の呪文書にある中から、
(【知力】修正値+ウィザード・レベル)に等しい数(最低1つ)の呪
文を選択すること。このとき、選択する呪文の呪文レベルは、君
が呪文スロットを有する呪文レベルでなければならない。
たとえば君が3レベル・ウィザードだったとしよう。君は1レ
ベルの呪文スロットを4つ、2レベルの呪文スロットを2つ有し
ている。【知力】が16なら、君は1レベル呪文、2レベル呪文あわ
せて6つを準備できる(うち、1レベル呪文をいくつ、2レベル呪
文をいくつ準備するかは自由である)。1レベル呪文のマジック・
ミサイルを準備している場合、君はこれを1レベル・スロットを
使って発動することも、2レベル・スロットを使って発動するこ
ともできる。呪文を発動しても、その呪文が“いま準備している
呪文”のリストから消え去るわけではない。
君は、大休憩を終了するたびに、準備している呪文のリストを
変更できる。新しいリストを作成するには、自分の呪文書によく
目を通し、呪文発動に必要な詠唱と身振りを憶えこむ必要がある。
リストに含める呪文1つごとに(その呪文の呪文レベル×1分)以
上の時間をかけねばならない
呪文発動能力値
君のウィザード呪文発動能力値は【知力】である。君は呪文書に
丹念に目を通し記憶することで呪文を学ぶからである。ウィザー
ド呪文に“呪文発動能力値”とある場合、君は常に【知力】を使う。
加えて、君が発動するウィザード呪文のセーヴ難易度を決定する
際や、ウィザード呪文の攻撃ロールを行なう際にも【知力】を使う。
呪文のセーヴ難易度=
8+君の習熟ボーナス+君の【知力】修正値
呪文の攻撃修正値=
君の習熟ボーナス+君の【知力】修正値
儀式発動
あるウィザード呪文に(儀式)のタグが付いており、かつその呪
文が君の呪文書にあるなら、君はその呪文を儀式として発動でき
る。その呪文を準備済である必要はない。
呪文発動時の焦点具
君はウィザード呪文発動時の焦点具として秘術焦点具(第5章
参照)を使える。
君の呪文書
君がレベルアップにつれて自分の呪文書に追加する呪文は、君の
秘術に関する研究や、また多元宇宙のありようについての君の知的
進歩を反映したものである。くわえて、冒険の中で他の呪文を見出
すこともある。たとえば邪悪なウィザードの宝箱のなかに巻物があ
り、そこに記された呪文を見出すかもしれない。あるいは古い書庫
に眠る埃まみれの書物の中に呪文が記されているかもしれない。
呪文書に呪文を書き写す:1レベル以上のウィザード呪文を発見し
たなら、それを呪文書に加えることができる。だがそれには、その
呪文が“君が準備可能な呪文レベル”のものであり、かつ君にその呪
文を解読し書き写す時間がなければならない。
呪文を呪文書に書き写すには、呪文の基本的な型を写し取り、呪
文を書いたウィザードの用いた独特の記法を解読せねばならない。
そして必要な音声と身ぶりが呑みこめるまで呪文を練習し、しかる
のち自分の記法で自分の呪文書に記すのである。
この手順には、(呪文のレベル×2)時間と(呪文のレベル×50)gp
を要する。金額はその呪文を身に付けるための実験の過程で消費す
る物質要素と、呪文を記録するための最上のインクの価格をあらわ
す。この時間と金を支払い終えたなら、君はそれ以後、他の自分の
呪文と同じようにその呪文を準備できるようになる。
呪文書の予備:君は自分の呪文書から他の書へ呪文を写すことが
できる。これはたとえば呪文書の予備を作っておきたい時などにや
ることになる。新しい呪文を呪文書に写すのと同じようなものだが、
ただ、より速く簡単である。なにしろ自分の記法は自分でわかって
おり、呪文を発動するやりかたも呑みこんでいるからである。この
場合、呪文を書き写すのにかかるのは(呪文のレベル×1)時間と(呪
文のレベル×10)gpだけですむ。
呪文書をなくしてしまったなら、これと同じ方法で、自分が準備
している呪文を新しい呪文書に書き写すこともできる。呪文書の残
りの部分を埋めるには、通常通り、新しい呪文を見出す必要がある。
それではたまらないというので、多くのウィザードは予備の呪文書
を作って安全な場所にしまっておく。
呪文書の外見:君の呪文書は君が独自に呪文を編纂したものであ
り、飾りも空白部分への書きこみも独自のものである。呪文書の外
見はさまざまである。師匠から贈られた何のへんてつもない実用一
点張りの革表紙本かもしれない。古い書庫で見つけた、ページのふ
ちが金色の、立派な装丁の書物かもしれない。ことによると、本の
体裁すらなしていない、ただ書きつけを集めただけの代物かもしれ
ない(事故で以前の呪文書をなくしてしまったのだ)
1レベル以上の呪文の修得
君はウィザードのレベルを得るたび、新たに2つのウィザード
呪文を選んで呪文書に加えることができる。これらの呪文はいず
れも君が呪文スロットを有しているレベルのものでなければなら
ない(『ウィザード』表を参照)。また、君は冒険の中で他の呪文を
発見して呪文書に加えることができるかもしれない(コラム『君の
呪文書』を参照)。
秘術回復
君は呪文書に丹念に目を通すことで魔法のエネルギーを一部回
復するというわざを学んだ。1日1回、小休憩を終えた時点で、
君は消費済の呪文スロットを一定量だけ回復することができる。
それらの呪文スロットの合計レベルは、君のウィザード・レベル
の½ (端数切り上げ)以下でなければならない。また、6レベル以
上のスロットを回復することはできない。
たとえば4レベル・ウィザードは合計2レベル相当の呪文スロ
ットを回復できる。2レベル呪文スロットを1つ回復しても、1
レベル呪文スロットを2つ回復してもよい
秘術の学派
2レベルの時点で、君は秘術の学派の中から1つを選択し、以
後は魔法の8系統のうち1系統を重視して魔法を修練する。その
8系統とは、幻術、召喚術、死霊術、心術、占術、変成術、防御術、
力術である。うち、力術系統はこのクラスの最後に詳述されてい
る。他の系統については『プレイヤーズ・ハンドブック』を参照。
ここでの選択にもとづいて、君は2、6、10、14レベルで特徴
を得る。
秘術の学派
ウィザード呪文の研究は、定命の者が魔法を発見して以来、連
綿と続いてきた。それはD&D世界に確固と根づいており、複数
の学派が、その複雑な研究に打ちこんでいる。
多元宇宙で最も一般的な秘術の諸学派は、魔法の各系統に基づ
いて発展してきた。ウィザードたちは世々、数千の呪文の目録を
作り、呪文を8つの分類、8つの“系統”に分けたのである(詳細
は第10章参照)。土地によっては、これらの学派は実際の学校に
なった。また別の土地では、あくまでも学問上の派閥であり、複
数の派閥が学徒や資金を集めようと争いあうのだった。派閥に属
さずひとり自分の塔に住み、弟子を育てるウィザードも、教育に
際してはやはり魔法を系統に分けて教えるのだった。各系統の呪
文にはそれぞれ別の技法が要るからである。
力術系統
School of Evocation
君は強力な元素的効果、極寒や業火や轟雷や紫電や強酸をつく
りだす魔法を重点的に学ぶ。力術士の中には軍事組織に雇われ、
遠距離から敵勢を吹き飛ばす砲兵役として働く者もある。弱きを
助けるために目ざましい魔力をふるう者もある。してまた、自分
ひとりの利益のために山賊や冒険者や野心家の暴君となる者もあ
る。
力術の徒
2レベルでこの系統を選択した時から、君が力術呪文を自分の
呪文書に書き写すのに要する金額と時間は½ になる。
呪文効果範囲操作
2レベル以降、君はおのれの力術呪文の範囲内に、比較的安全
な小さな“穴”を作ることができるようになる。君から見えるクリ
ーチャーに作用する力術呪文を発動するさい、君はそれらの(訳注:君から見える)クリーチャーのうち(1+呪文レベル)体まで
を選択できる。選択されたクリーチャーは、くだんの呪文に対す
るセーヴィング・スローに自動的に成功する。もしもその呪文が
本来、セーヴに成功すれば半分のダメージを受けるものであった
ならば、選択されたクリーチャーはダメージを受けない
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