▼犯罪者
技能習熟：〈隠密〉、〈ペテン〉
道具習熟：ゲーム道具のうち1種類（ダイス一揃い）、盗賊道具
装備：かなてこ、（暗い色合いでフードつきの）普通の服1着、ベルトポーチ（15gp入り）
得意な犯罪：スリ
特徴：黒社会のコネ
　君には信用できる知人がある。その人物は君と、他の犯罪者たちのネットワークとをつなぐ役目を果す。君はその人物と連絡を取る方法を知っている（たとえどれほど遠く離れても）。より具体的に言えば、君は連絡を取るのに使える現地の連絡員、腐敗した隊商頭、怪しげな水夫……等を知っている。

初見の相手は敵に回さず仲良くなろうとする。

自由。世に鎖あらば断ち切ろう。鎖を作った者もまた断ち切ろう。（混沌）

私は自分の失敗のせいで愛する人を死なせてしまった。二度とは繰り返さない。

雲行きが怪しい時はすぐに尻尾を巻いて逃げ出す。

　ザイエン帝国出身のタバクシー。
　かつて港町カレドルン(Karedorn)の裏社会でフリーランスの密偵として働いていたが、ある日意図せず大商人の恥ずべき秘密（それがなんであるかはクロメノウしか知らない）を知ってしまい、命を狙われる。彼と仲が良かった貧しい花売り娘は無惨にもその時巻き添えになって殺された。このことはクロメノウの心に二度と消えない傷跡を残している。

　そして逃れ逃れて、とうとうラッパンアスクにまで流れ着いた。いくらなんでもこの恐ろしいダンジョンにまで追ってくるような殺し屋はいないだろうと踏んでのことだが、それを保証してくれる者などどこにもいない。何よりラッパンアスクで死ぬ確率の方がよほど高いのだ。これからのすべては運命の賽の目次第といったところだが、クロメノウは博打とペテンの腕前にはそれなりに自信があるのだ。

ショートソード

2

1

ショートボウ

2

1

アロー×45

1

45

泥棒パック

　

　

　背負い袋

5

1

　小さな金属球1,000個入りの袋

2

1

　細ひも（10フィート）

0

1

　ベル

0

1

　ろうそく

0

5

　かなてこ

5

1

　金槌

3

1

　ピトン

0.25

10

　覆い付きランタン

2

1

　油

1

2

　保存食

2

5

　ほくち箱

1

1

　水袋

5

1

　麻のロープ（50フィート）

10

1

レザー・アーマー

10

1

ダガー

1

2

盗賊道具

1

1

普通の服（暗い色合いでフード付き）

3

1

ポーチ

1

1

ゲーム道具（ダイス一揃い）

0

1

アロー+1

1

6

ポーション・オヴ・ヒーリング

　

1

ジルコン

　

2

パール

　

2

ブルー・スピネル

　

1

携帯用寝具

　

1

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

▼タバクシーの特徴
・【敏捷力】+2、【魅力】+1
・移動速度：30ft（6sq/9m）
・言語：共通語、地下共通語

・暗視：猫族の鋭い五感を持つ君は、闇の中でもよくものが見える。君は“薄暗い”光の中では自分から60フィートまでを“明るい”光の中であるかのように見通せる。また、暗闇の中を“薄暗い”光の中であるかのように見通せる。暗闇の中で物の色を見分けることはできず、ただ白黒の濃淡のみが見える。

・猫の瞬発力：反射神経と俊敏さに優れた君は、瞬間的に爆発的な速さで移動できる。戦闘中、君が自分のターンに移動する際、君はそのターンの終了時まで自分の移動速度を2倍にすることを選べる。この能力を1度使用すると、君がまったく移動せずに自分のターンを終了するまで使用できなくなる。

・猫爪：君は爪のおかげで登攀速度20フィートを有する。君の爪は肉体武器であり、君は爪による素手打撃を行なうことができる。通常の素手打撃が［殴打］ダメージを与えるのに対して、君の爪はヒットすると（1d4+【筋力】修正値）の［斬撃］ダメージを与える。

・猫の天性：〈隠密〉と〈知覚〉技能に習熟する。

・言語：君は共通語に加えて任意の1つの言語の会話と読み書きができる。

▼ローグのクラス特徴
・習熟強化
　1レベルの時点で、君が既に得ている技能習熟のうち2種類を選択するか、“君が既に得ている技能習熟のうち1種類、ならびに、盗賊道具への習熟” を選択する。それらの習熟を使用して行なう能力値判定においては、君の習熟ボーナスは2倍になる。（〈隠密〉と盗賊道具への習熟強化を選択）
　6レベルの時点で、君はさらに2種類の（技能または盗賊道具への）習熟を選択してこの利益を得られる。

・急所攻撃
　1レベル以降、君は敵の隙を突いて巧みな一撃を与えるやりかたを心得る。君は1ターンに1回、攻撃ロールに有利を得た攻撃で君がヒットを与えたクリーチャー 1体に対して、追加で1d6ダメージを与えることができる。その攻撃は “妙技” の特性を持つ武器または遠隔武器を使用したものでなければならない。
　以下の条件のすべてを満たしているならば、君はその攻撃ロールに有利を得ていなくとも上記の追加ダメージを与えられる：（1）君以外の “目標クリーチャーにとっての敵” が、目標クリーチャーから5フィート以内にいる。（2）その “目標クリーチャーにとっての敵” が無力状態でない。（3）君がその攻撃ロールに不利を受けていない。
　この追加ダメージの値は、君がローグ・レベルを得るに従って、『ローグ』表の急所攻撃の項にある通り増加する。

・盗賊の符牒
　ローグの訓練の間に君は盗賊の符牒を学んだ。専門用語、隠語、暗号を混ぜ合せた秘密の符牒である。これを用いれば、一見何の変哲もない会話の中に、秘密の情報を隠すことができる。盗賊の符牒を知る者のみが、こうした情報を解し得る。この種の情報を伝えるには、同じことを隠さず話す場合の4倍の時間がかかる。
　加えて、君は一連の秘密の合図や印を解する。これは短く単純な情報を伝えるのに用いられる。「ここは危険」、「ここはギルドのなわばり」、「近くに獲物あり」、「ここの者はカモ」、「ここの者は逃亡中の盗賊に隠れ家を提供してくれる」等である。

・巧妙なアクション
　2レベル以降、君は機転と俊敏さを活かして素早く動き、素早く行動することができるようになる。君は戦闘において君のターンごとに1回のボーナス・アクションをとれる。このアクションは以下のいずれかのためにのみ使用できる：1.早足、2.離脱、3.隠れ身。

・ローグの類型
　3レベルの時点で、君は類型の中から1つを選び、これに従ってローグの能力を鍛錬する。ここで選択した類型によって、3、9、13、17レベルで得られる特徴が決定される。

・スカウト
3レベル-機動戦闘、サバイバルの達人
9レベル-機動力強化
13レベル-奇襲の達人
17レベル-急襲攻撃
　君は都市の路上を遠く離れた場所での隠密と生存に長けており、野外探険において仲間たちに先行する斥候を務めることができる。この類型に属するローグはバーバリアンやレンジャーと一緒に野外で過ごす方が性に合っているため、スカウト(斥候)の中には戦闘集団の目や耳を務める者も多い。伏兵、密偵、賞金稼ぎ――これらは世界中で活躍するスカウトがこなす役割のほんの一部に過ぎない。

・サバイバルの達人
　3レベルでこの類型を選んだ時点で、君は(まだ習熟していないなら)〈自然〉技能と〈生存〉技能の習熟を得る。さらに、これらの技能を用いて能力値判定を行う際、君の習熟ボーナスは2倍になる。

・機動戦闘
　3レベル以降、戦闘中の君を足止めするのは難しくなる。敵が君から5フィート以内でターンを終了した時、君はリアクションとして、最大で自分の移動速度の半分までの移動を行うことができる。この移動は機会攻撃を誘発しない。