犯罪者

経験から得た知識を語りがち。自分の感情を表に出さない。

まっさらな心

自分に向ける生物の目

最終的な判断を感情で動いてしまうこと。
表面上は平等性を重んじるものの深層部分では自分の意思があること。

家族はいない。いたのかもしれないが、物心ついた時には、すでに一人だった。故郷と呼べる場所もなく、迫害を受けながら住処を転々する。生き永らえながらわかったのは、自分はティーフリングであり、この世の差別の対象であるということだけだった。
ヘレン市のスラム街を彷徨っている中で、一人の女性と出会う。自分と同じ境遇の人間。初めて心を通わせることができた。彼女と一緒にいる時間は、自分のぽっかりと空いた穴を埋めてくれるようで、時々彼女の自分に向ける眼差しが心を安心させた。

ただいつも何かが足りてない気がした。それは漠然としていて、暗い靄がかかっている。
彼女から受けた心はすでに自分のものの一部になっていて、完全な心に近い形で保っている。ただ何も満たされていない。形だけが形成され、中身は何もない。今も昔も何一つ変わってない。

ある時、繁華街でゴミを物色している時だった。幼い子供とその母が自分を指差している。
透き通った目で不思議そうに母に問いかける。
あの人は一体何をしているのか。母がこちらに聞こえないように小さな声で答える。
子供の顔が一瞬にして歪んだ。透明な瞳が闇に包まれる。あの目を自分は知っている。哀れみだった。そして一つの答えが浮き出てきた。正確に言えば、消したはずの文字がしっかり消えてなかった。しこりは次第に膨れ上がり、赤暗くなる。そして心の中で彼女が自分に向ける顔が、哀れんだ表情に変化する。なぜ自分は満たされないのか。憐れみで埋められた心は、不恰好であり、偽物である。そして朽ちるのも一瞬であった。全身に血が巡る。息が苦しい。視界の隅が暗くなる。湧き出たやるせない怒りと息苦しさが消失したのは、刃物に付着したドロドロとした血を見た時だった。
爽快感が胸を包む。彼女と一緒にいてわかったことは、自分は生を受けた時から欠陥品で、彼女は何も悪くないということ。
ティーフリングだから、心が欠けていたのか。心が欠けていたからティーフリングなのか。醜いのは血でも人種でもない。自分の心だ。

ここからは彼の深層部分。背骨のようなもの。
決して他人に見せない所。
彼は「純心」を信じている。生まれたばかりの心は穢れのない純粋な白。混じり気のない色はこの「世界」では異質であるため、すぐに濁ってしまう。だからこそ儚く美しい。悪いのはこの「世界」であって、生物に罪はない。
彼は目の前の景色を真っ白にしてみたかった。
そうすれば、自分も白になれる気がした。

いつ死んでもいい。人間関係もどうでもいい。
ただ争いは避けたい

ショートソード

　

2

レーザーアーマー

　

1

盗賊道具

　

1

冒険家パック

　

1

ダガー

　

2

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

火に対する抵抗

ソーマタージ