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タグ
Mummy'sMask アクタビンGM
キャラクター名
ルキア
属性
混沌にして善
プレイヤー名
モスクワ
最終更新
2018/10/07 00:49
クラス/キャラクターレベル
スピリチュアリストLv5(心霊体使い/砕けた心)/スワッシュバックラーLv1
信仰する神
Naderi
故郷
ガルト
種族
人間
サイズ
中型
性別
年齢
14
身長
4'10" 148cm
体重
92.51lb. 42kg
髪の色
瞳の色
肌の色
褐色
メモ欄
25ptbuy(10/18/12/7/10/16) 技能:19 言語:共通語、ハリト語、古代オシーリオン語
能力名 能力値 能力
修正値
一時的
能力値
一時的
修正値
筋力
10
 
 
 
敏捷力
23
+6
 
 
耐久力
12
+1
 
 
知力
7
-2
 
 
判断力
10
 
 
 
魅力
16
+3
 
 
HP
ヒットポント
最大値
46
ダメージ減少
 
負傷/現在のヒットポイント
非致傷ダメージ
 
イニシアチブ修正値
8
=
+6
+
2
合計
【敏】
修正値
その他の
修正値
移動速度
地上
30ft./6sq.
30ft./6sq.
基本移動速度 防具着用時
ft./
ft.
ft.
ft.
飛行/機動性 水泳 登攀 掘り進み
技能
クラス
技能
技能名 技能
修正値
能力
修正値
ランク クラス
技能
鎧による
判定ペナルティ
その他の
修正値
〈威圧〉
7
= 【魅】+3 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈隠密〉
5
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈軽業〉
15
= 【敏】+6 +
6
+
+3
+
0
+
 
〈鑑定〉
0
= 【知】-2 +
2
+
 
+
 
+
 
〈騎乗〉
5
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈芸能〉(歌唱)
10
= 【魅】+3 +
4
+
+3
+
 
+
 
〈芸能〉()
3
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈言語学〉*
2
= 【知】-2 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈交渉〉
10
= 【魅】+3 +
4
+
+3
+
 
+
 
〈呪文学〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈職能〉()*
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈職能〉()*
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈真意看破〉
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈水泳〉
0
= 【筋】0 +
 
+
 
+
0
+
 
〈製作〉()
-2
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈製作〉()
-2
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈製作〉()
-2
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈生存〉
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈装置無力化〉*
 
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈脱出術〉
14
= 【敏】+6 +
5
+
+3
+
0
+
 
〈知覚〉
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:貴族〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:工学〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:次元界〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:自然〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:宗教〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:神秘学〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:ダンジョン探検〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:地域〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:地理〉*
 
= 【知】-2 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:歴史〉*
7
= 【知】-2 +
6
+
+3
+
 
+
 
〈治療〉
5
= 【判】0 +
2
+
+3
+
 
+
 
〈手先の早業〉*
 
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈登攀〉
0
= 【筋】0 +
 
+
 
+
0
+
 
〈動物使い〉*
3
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈はったり〉
7
= 【魅】+3 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈飛行〉
5
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈変装〉
3
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈魔法装置使用〉*
 
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
*習得時のみ。【筋】【敏】鎧による判定ペナルティ適用
AC
アーマークラス
23
=10+
5
+
2
+
+6
+
 
+
 
+
 
+
 
合計
ボーナス

ボーナス
【敏】
修正値
サイズ
修正値
外皮
ボーナス
反発
ボーナス
その他の
ボーナス
接触
アーマークラス
16
立ちすくみ
アーマークラス
17
修正等
セーヴィング・スロー 合計 基本
セーヴ
能力
修正値
魔法による
修正値
その他
修正値
一時的
修正値
頑健【耐久力】
6
=
4
+
+1
+
1
+
 
+
 
反応【敏捷力】
10
=
3
+
+6
+
1
+
 
+
 
意志【判断力】
5
=
4
+
0
+
1
+
 
+
 
     基本攻撃ボーナス     
4
  呪文抵抗  
 
戦技ボーナス
4
=
4
+
0
+
 
+
 
合計 基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
戦技防御値
20
=
4
+
0
+
+6
+
 
+
 
+10
合計 基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
【敏】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
攻撃1 攻撃ボーナス クリティカル 重量
心霊体の鞭+1
12
19〜20/×2
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
斬撃
10ft
 
1d8+7

攻撃2 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

攻撃3 攻撃ボーナス クリティカル 重量
片手ライト・クロスボウ(35gp)
8
19〜20/×2
4
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
刺突
80フィート
 
1d8

攻撃4 攻撃ボーナス クリティカル 重量
テレキネティック・プロジェクティル
10
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
殴打
 
 
1d6

攻撃5 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

攻撃6 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

鎧・防御アイテム ACボーナス タイプ ACへの【敏】ボーナス上限 判定ペナルティ 秘術呪文失敗確率 重量 特性・その他
ミスラル・チェインシャツ+1
5
軽装
7
0
 
10
 
バックラー+1(生ける鋼)
2
 
 
 
 
 
クローク・オヴ・レジスタンス(肩周り)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
合計
7
 
7
0
 
10
 
装備品
アイテム重量
ベルト:ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ 1
全身:
胸部:
両目:
両足:
両手:
頭部:
額回り:
首周り:
肩周り:クローク・オヴ・レジスタンス
手首:
指輪:
指輪:
▼所持品
火打石と打ち金(1gp)
ベルトポーチ(1gp) 0,5
マグカップ(0,02gp) 1
水袋 4
背負い袋(高品質) 2
砂漠装束 4
冷たい鉄ボルト×5
クロスボウ・ボルト ×8(1gp)
ワンド・オヴ・キュアライト・ウーンズ13チャージ
聖水×2
錬金術師の火×2
足留め袋×1
レッサーレストレーションのポーション×1
ポーション・オブ・キュア・モデレット・ウーンズ×1
オイル・オブ・ブレス・ウェポン×1
運搬重量の合計
(硬貨含)
26.52
所持金
銅貨(cp)
8
銀貨(sp)
8
金貨(gp)
10
白金貨(pp)
 
軽荷重
38
頭上に持ち上げる
=最大荷重
115
中荷重
76
地面から持ち上げる
=最大荷重x2
230
重荷重
115
押し引き
=最大荷重x5
575
特技
■特技
クラスBo(Lv3)≪武器の妙技≫
攻撃ロールを【筋】の代わりに【敏】で行う。

種族Bo《斬撃の優美:心霊体の鞭》
片手で扱っている限り【敏捷力】でダメージを出すことができる。またクラス特徴において、刺突武器として扱う。

Lv1.≪追加特徴≫
2つのキャラクター特徴を選択して獲得する。

Lv3.《武器熟練:心霊体の鞭》
心霊体の鞭での攻撃ロール+1

Lv5《迎え討ち》
君が1ラウンドに行える機会攻撃の回数は、【敏捷力】修正値回数増加する。また、立ちすくみ状態の時も機会攻撃を行える。

■特徴
〔復活した者〕キャンペーン特徴
[即死]効果に対するセーヴィング・スローに+2の特徴ボーナスを得る。加えて、君はヒット・ポイントの負の値が自分の【耐久力】値+7(3+4)以下になるまで死亡しない。

〔死に触れし者〕血脈の種族特徴
いつかの時点で君はアンデッドの腐敗に穢され、君は彼らの防備の一部を得た。君は[精神作用]効果に対するセーヴィング・スローに+4(2+2)の特徴ボーナスを得る。

〔魔法のコツ〕魔法特徴
この特徴を選択した際にクラスを1つ選択すること。君の術者レベルがヒット・ダイスよりも高くならないのならば、選択したクラスによる術者レベルに+2の特徴ボーナスを得る。

〔対応者〕戦闘特徴
君はイニシアチブ判定に+2の特徴ボーナスを得る。


■適性クラス・オプション
Lv1.hp+1
Lv2.hp+1
Lv3.hp+1
Lv4.hp+1
Lv5.hp+1
Lv6.hp+1
特殊能力
■スピリチュアリスト
・感情的呪文発動
セーヴDC=10+呪文レベル+【魅力】

・技巧
0Lv呪文5つ。

・心霊体の鞭(超常)
全ラウンド・アクションとして心霊体で作られた鞭を1つあるいは2つ発現させることができる。
心霊体使いだけがこの鞭を身に着け、使用することができる。フリー・アクションにより、鞭を1つあるいは2つ消滅させることができる。
(2lv)心霊体の鞭は攻撃ロールとダメージ・ロールに+1の強化ボーナスを得、魔法の武器として扱われるようになる。
(3Lv)武器として使用する場合、鞭は追加で5フィートの間合いを得る。間合いのあるほとんどの武器と異なり、鞭は心霊体使いの間合い内のどこにいる敵(隣接した敵も含む)に対しても攻撃をすることができる。延長した間合いを持つ鞭による攻撃は、心霊体使いが遠隔武器による攻撃を行ったかのように機会攻撃を誘発する。鞭を道具を操るために使用する場合、鞭は心霊体使いの手と同じぐらい巧みに操ることができる。道具を操るために鞭を使用する行為は、通常ならその行為が機会攻撃を誘発しない場合でも、常に機会攻撃を誘発する。


 霊的戦闘(超常)/Spiritual Combat:3レベルの時点で、心霊体使いは全ラウンド・アクションとして、片手に装備している軽い武器もしくは片手武器の心霊体の鞭で全ての攻撃を行い、同時に発動時間が1標準アクションのスピリチュアリスト呪文をフリー・アクションとして発動することができる。この呪文発動は、心霊体の鞭による全ての攻撃の、前あるいは後に行わなければならない。霊的戦闘を使用する際、心霊体使いは攻撃ロールに−2のペナルティを受ける。防御的呪文発動を行う場合、攻撃ロールに【判断力】ボーナスまでのペナルティを追加で受けることで、精神集中判定に同じ値の状況ボーナスを得ることができる。この精神集中判定に失敗すると、呪文は無駄になり、攻撃にはペナルティを受けたままとなる。
 また、距離が接触のスピリチュアリスト呪文を発動する際、心霊体使いは心霊体の鞭の1つを通して呪文を伝達することができる。呪文を伝達させるために通常用いる、フリー・アクションで行える近接接触攻撃の代わりに、心霊体使いは最も高い近接攻撃ボーナスを用いてフリー・アクションで心霊体の鞭による攻撃を行うことができる。鞭による攻撃が成功すればダメージは通常通り与えられ、呪文の効果も適用される。鞭による攻撃が外れた場合、心霊体使いはチャージを保持できない。


■スワッシュバックラー
・心意気(変則):【魅力】修正値pt

・発露
・武勇伝(変則)
スワッシュバックラーは〈軽業〉、〈騎乗〉、〈水泳〉、〈脱出術〉、〈登攀〉、〈飛行〉判定を行う際に1心意気ポイントを消費することで、1d6をロールしてその出目を結果に加えることができる。この能力は判定の後に使用することができるが、結果が明らかになる前に使用しなければならない。d6ロールの結果が出目6だった場合、追加で1d6をロールして結果に加える。スワッシュバックラーは出目6をロールし続ける限りこの処理を続けることができるが、最大でも自分の【敏捷力】修正値(最低1)に等しい回数までである。
・回避の心意気(変則)
敵がスワッシュバックラーに対して近接攻撃を試みる際、スワッシュバックラーは割り込みアクションとして1心意気ポイントを消費することで、5フィートだけ移動することができる。そのようにするなら、スワッシュバックラーはこの能力の起動条件となった攻撃に対するACに、自分の【魅力】修正値(最低0)に等しい回避ボーナスを得る。この移動は攻撃を無効化することはなく、スワッシュバックラーが元のマスから移動していないかのように解決される。この移動は5フィート・ステップでは無く、この発露の起動条件となったもの以外のクリーチャーから機会攻撃を誘発する。
・野送り(変則)
敵がスワッシュバックラーに対して近接攻撃を行う際、スワッシュバックラーは1心意気ポイントを消費して機会攻撃の使用回数を1回分消費することで、この攻撃を受け流そうと試みることができる。スワッシュバックラーは機会攻撃を行うかのように攻撃ロールを行う。攻撃するクリーチャーのサイズがスワッシュバックラーより1段階大きい毎に、このロールに−2のペナルティを受ける。結果が攻撃するクリーチャーの結果よりも大きくなれば、クリーチャーの攻撃は自動的に失敗となる。スワッシュバックラーはクリーチャーの攻撃が宣言された後、攻撃ロールが行われる前にこの能力を使用することを宣言しなければならない。攻撃を受け流すことに成功した上で、心意気ポイントを1ポイント以上有していれば、スワッシュバックラーは割り込みアクションとして受け流した攻撃を行ったクリーチャーに攻撃を行うことができる。このクリーチャーは間合いの中にいなければならない。この発露で消費される心意気ポイントは、発露のコストとして消費される心意気ポイントを減少させる能力や効果によって減少されることはない。

スワッシュバックラーの妙技(変則)/Swashbuckler Finesse:1レベルの時点で、スワッシュバックラーは軽い武器もしくは片手武器に属する刺突近接武器を使用している間、《武器の妙技》特技の利益を得る。加えて、戦闘特技の前提条件として、【知力】の代わりに【魅力】を用いることができる。この能力は特技の前提条件を満たすかどうか確認する際、《武器の妙技》特技と見なされる。

■人間
・能力値ボーナス(敏捷+2)
・ボーナス特技
人間は1レベルの時点で1つの追加特技を得る。
・熟練
人間は1レベルの時点と以降レベルを得る毎に1ポイントの追加の技能ランクを得る。
経験点 次のレベル
 
 
呪文
Lv0.呪文
・グレイヴ・ワーズ
・テレキネティック・プロジェクティル
・ライト
・ガイダンス
・メンディング
・オープン/クローズ

Lv1.呪文(4回)
・キュア・ライト・ウーンズ
・リムーヴ・シックネス
・リムーブ・フィアー
・バースト・オヴ・アドレナリン

Lv2.呪文(2回)
・ストリックン・ハート
・タッチ・オヴ・イディオシー
・キュア・モデレット・ウーンズ

擬似呪文
・エンラージ・パースン
設定など
一度は死に、その時に強い感情をエーテル界へ残してきてしまった少女。
失った感情を少しでも取り戻すために、死の都へと足を運ぶ。


ルキアはガルトの中でも特に貧困にあえぐ貧しい農村で生まれた。
その農村は移民が多く、ルキアの家庭もそれに漏れずガルトでは珍しいワチから流れてきたオシーリオン人の血を引く家だった。
祖母が歌う遠いオシーリオンの歌はどこか悲しい響きをしていたが、彼女はその歌が好きだった。
彼女が9つになるころ起きた飢饉はただでさえ貧しい村を疲弊させ。ルキアと両親は他の村人と共に一縷の望みに駆けて新天地を目指した。

だが荒れ果てたガルトの地で彼らの望みは叶うことはなかった、旅の途中で野盗に襲われたのだ。
混乱の中で皆がちりぢりに逃げる中、ルキアは両親とはぐれながらもなんとか生き延びることができたが、それから今にいたるまで二度と両親の姿を見ることはなかった。
逃げ延びたとはいえ、幼い少女1人で生きて生けるはずもなくルキアは行き倒れかけた。
そんな窮地を救ったのはある旅芸人の一座だった。とはいえ、介抱はしてくれたものの、一座の大体のものは彼女をそのままつれていくことを嫌がった。
彼らにも、何の芸もない少女を置いておけるような余裕は無い。そん中で座長は妻との間にも結局子供はできなかったからと、彼女を引き取った。
座長はあまり芸を覚えられない彼女にも優しくしてくれた、父親のようでありながらも肉親ではない身近な男性である座長。
その側にいることは当時のルキアにとってとても心地よく、次第に彼女は座長に惹かれ、恋をした。

そしてついに、13になった時にルキアは座長に思いを告げた。受け入れてくれるはずもないと思っていた、なにせ自分は子供なのだから。
驚くことに座長は快く受け入れてくれた、そしてあろう事かルキアと身体を重ねてすらくれたのだ。
今に思えば、このために優しくされたのかもしれないと、そう思える。思い返せば年若い女性の団員は訝しげに二人の様子を見ていたものだった。
騙されていたのかもしれない、それでも当時の彼女にとってはこの上ない幸福だった。彼の肉体を間近で感じられるだけで、幸せだった。

もちろん妻がいる座長との関係は秘密のものであったが、ルキアはそれでもよかった。求められるたびに何度でも彼に抱かれた。
しかし、ルキアは彼の子を孕んでしまう。 大きくなっていくそれは隠しきれるはずもなく、一座の中でも疑いの目をかけられた。
妻からも疑われた座長は、子をおろすようにとルキアに言った、だがどうしても彼女は子を失いたくなかった、それが愛の証に感じられたから。
そんな彼女に困り顔で座長は、一緒にどこかへ逃げようと言った。二人でそこで暮らそうと。
そんな彼の言葉に、ルキアはオシーリオンへと行きたいと返した、幼い頃あこがれた遠い祖先の地へ行きたいと。座長はいつも通りの安っぽい笑顔でそれを承諾した。
あくる日の晩、ルキアは一座を抜け出し森で彼を待った。座長とならどこにだって行ける、どこでだって暮らせる。ルキアには不思議と不安はなく、むしろ愛しい彼をまつ時間は幸福ですらあっ

た。
そんな彼女の前にようやく現れた座長は、優しげな笑顔でルキアを抱き寄せると彼女の腹を長剣で突き刺し。
そのまま、酷い罵倒の言葉を吐き捨てながら、彼女を沼へと蹴り落とした。
そして、姿が見えなくなるまで何度も足蹴にし、何度もその腹に長剣を突き刺した。何故、という疑問が頭に渦巻くなか、 ルキアは死んだ。
だがルキアの魂はエーテル界へと向かった後に、ワチにまつわる呪わしい死者の血のせいか、そこで何かが起きた。
そしてその何かは彼女をもう一度起き上がらせた。起き上がった彼女は、驚き叫ぶ座長の喉笛に向かっていつの間にか手にしていた刃を突き刺さした。
なぜ自分がそうしたのかも、その時のルキアにはわからなかった。悲しみも怒りもあるはずなのに、どこか霞がかかっていた。
愛する人も、その子供も、なにもかもを失った彼女はいつの日か祖母が歌っていた遠いオシーリオンの歌を口ずさんでいた。

それから数日、彼女が一座に戻ることはなかった。
ただ呆然と霞がかかったような感情だけを抱えて歩き続けていた彼女は、オシーリオンへと向かっていた。

そして、オシーリオンについて数日、何かに導かれるように歩みを進める彼女の前に、1人の男が現れる。
ルキアを見た男は滂沱し、彼女を優しく抱きしめた。ルキアには彼の涙の意味はわからなかったが、その腕の中は不思議と心地良かった。
男はイザークと名乗り、そしてワチへと向かうのなら同行しようと言った。
ルキアにはその男が空に輝く赤い太陽のように見え、彼に向かっていつのまにか手を伸ばしていた。
イザークはルキアの手をとり、ワチへと歩を進める。

歩く先になにがあるか、ルキアにはわからない。
ただ、砕けた心が少しだけ暖かさを感じた気がした。