タグ Mummy'sMask アクタビンGM モンクィジター アンチェインド・モンク インクィジター |
||||||||
キャラクター名 シンフィック・エイデヴァール |
属性 秩序にして中立 |
プレイヤー名 まげ=えりくさ |
最終更新 2021/05/21 23:25 |
|||||
クラス/キャラクターレベル Ucモンク15(Perfect Scholar)、インクィジター2(遺物狩り、Royal Accuser) |
信仰する神 プタハ |
故郷 ウースタラヴ |
||||||
種族 人間(ヴァリシア人) |
サイズ 中型 |
性別 男 |
年齢 25 |
身長 6'0" 183cm |
体重 150lb. 68kg |
|||
髪の色 黒 |
瞳の色 青 |
肌の色 白 |
||||||
メモ欄 言語:共通語、ヴァリシア語、オシーリオン語、古代オシーリオン語、特殊:背景技能有り、高速移動40ft(強化B)、身かわし(強化)、病気完全耐性、火抵抗30、周囲30ftアンデッド1d6Dmg、火Dmgくらうと意志15
|
|
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
|
設定など | |
★武器★
ダブル・チェインド・カマ(ミスラル、アダマンティン) 銘:梵我一如(ミスラル側が「梵天」、アダマン側が「真我」) ★背景★ シンフィック・エイデヴァール(Xinfic Adevar)は古代神の遺物を求めてオシーリオンへやってきた。彼が北方のウースタラヴからこの地を目指すことになった理由を語るには、その少年時代にまで遡らねばならない。 かつて、ウースタラヴの首都のあるカリファスのはずれに、フロレスク家の小さな領地があった。この下級貴族の四男坊、ミハイ・フロレスク(Mihai Florescu)が彼の本名である。アブサロム暦4701年、当時11歳の彼は生まれつき身体が病弱で、優秀なる兄姉らの下では将来を期待されることのない地位にあった。そんなミハイをよく世話したのが、家付きのメイドの一人であるシンフィ(Sinfi)で、ミハイも彼女にとても懐いていた。シンフィは灰褐色の肌をした典型的ヴァリシア人で、祖先より受け継いだというハロウデックをいつも持ち歩いていた。ミハイの父で当主であるステファン(Stefan)はオカルティズムに造詣が深いことで有名であり、彼女のそのような私物を許していたようだ。シンフィはミハイに神秘にまつわる言い伝えを教えたり、身体の弱いミハイでも役立つだろう洞察の術を指導するなど、メイドでありながらも個人的な家庭教師、あるいは姉のような存在となっていた。 この年、フロレスク家は不幸に見舞われる。長男が不審な事故死を遂げ、相次いで次男が行方不明、長女も狂気に陥り自殺、家督の継承権がミハイにまで回ってくる事態となっていた。しかし、少なくともミハイの目から見て、当主ステファンはその件に関し特に何をすることもなく、次第に表に出なくなっていった。そしてミハイの12歳の誕生日を1か月後に控えたある日、決定的な事件が起きた。真夜中に物音で目を覚ましたミハイが見たのは、燃え盛る屋敷と、そこらじゅうに転がる守衛や召使いたちの惨殺死体。炎に追われる彼を救ったのは、傷を負い血まみれのシンフィだった。シンフィはミハイを連れ出し、安全な場所へ辿り着くと事の真相を語った。 シンフィの正体は王室告発人(Royal Accuser;ロイヤルアキューザー)である。彼女はカリファス王室の密命により、数年間フロレスク家の調査を行っていた。フロレスク家は百年前に政争により没落し伯爵位から男爵位まで降爵した家で、現在の領地はその残滓ともいえるものだ。そんな中、世界各地から遺物を集めていたステファンは、復権を企んで怪しげな儀式を行っている疑いがあった。ドラゴスヴェット平原を巡る内戦(AR4689〜4692)の余波が未だに残る当時の情勢としては、新たなる争乱の火種は制御しておくか、さもなくば潰してしまうのが望ましい。そういった背景から、シンフィはメイドとして雇われることで数年前からフロレスク家の内偵にあたっていたのだ。 確かにステファン・フロレスク卿は野心家であり復権を目論んで力を蓄えていた。シンフィの調査によれば、彼は数々の魔法のアイテムを蒐集し、申告以上の私兵を密かに準備していた。神秘的遺物と儀式を用いて来訪者と接触した形跡もあった。そして因縁あるカンテミール(Cantemir)伯爵家を陥れる政治的陰謀を巡らせており、それこそが再興計画の要だった。そこまで掴んでいて王室が動かなかったのは、王室は同時にカンテミール伯の陰謀についても把握していたからであった。カンテミール伯はフロレスク家の企みを把握しており、逆にそれを利用してフロレスク家を破滅させ、資産もろとも貴重なアイテムを接収しようと計画していた。最近の一連の不幸は全てその実力行使と見られた。ミハイの知らないところでフロレスク家は危機に瀕していたのだ。 内紛の兆候に対して王室の判断はいつも通りの「傍観」に近いものだった。両家や他貴族家を巻き込んでの全面戦争だけは避けるように動いていたが、事態の根本的解決は図られなかった。そして、その夜に行われたのが、フロレスク家にとっての最後の戦いであった。カンテミール伯側の刺客がミハイ暗殺のために屋敷に侵入したが、ステファンの用意していたテレポーテーション・トラップに掛かり、衛兵や私兵集団と戦闘になった。シンフィはそのような場合には離脱するよう命じられていたが、彼女は何故かそうせずフロレスク家側について戦った。戦闘は激しく、シンフィ以外のほとんどが死に絶え、シンフィも深刻な負傷を受けてしまった。ステファンはシンフィに折れた錫杖を託して死んだ。この錫杖は家を守るべく儀式に使用していた遺物で、彼の遺した言葉に曰く、「本物だ」「奴らに奪われてはならない」とのことだ。 全てを聞いたミハイは自分の無知と無力に涙した。シンフィは隠していたことを謝罪し、この場にいるのはまさにミハイを救う為であると語った。カンテミール伯の陰謀によるとミハイの命も危険であり、どこかに身を隠す必要があるのだ。ただ、シンフィによると、カンテミール伯も何者かに利用されている節があり、ゾイヴォダ貴族ないしウースタラヴ全土を争乱に導く大きな陰謀の影があるという。そんな中、頼りにできるような場所はわずかしかなかった。 かくして困難な旅を経て、病弱な少年と手負いのメイドは飢餓山脈はウルカザールにある「谷の僧院」へとたどり着いた。ここはファラズマ信徒の寡黙なモンク僧の住む場所で、シンフィの一族のことを知る老師もその一員である。シンフィに懇願され、老師はミハイを引き取ることを了承した。それからまもなくしてシンフィは死んだ。彼女の傷に刻まれた呪詛は強力で取り返しのつかないものであった。彼女はその最期に、折れた錫杖と一族のハロウデックをミハイに託し、ミハイのことを実の弟のように感じていたことを告白した。そして彼の健康と前途を心から祈り、眠るように息を引き取った。シンフィの遺体はファラズマの名の下に丁重に埋葬された。 それから10年。身体が弱く、初めはやっていけないだろうと思われたミハイだが、僧院での生活療法や老師の指導により徐々に厳しい環境に適応し、モンクの基礎的な技を修めるに至った。同年代の者に遅れはとったものの、今では鋼の肉体を持つ自立した青年である。そして彼の成熟を見て取った老師は、晴れてミハイを破門した。それはミハイの望みでもあり、老師の思いやりでもあった。 ミハイが修養を続けた10年間、彼の精神に大きく影響を与えたのは復讐心ではなく、折れた錫杖の見せるヴィジョンであった。シンフィより錫杖を託されてからというもの、そのヴィジョンはしばしばミハイの夢の中に現れた。夢の中で、造物主を名乗るおぼろげな影は「真理の探究」「真相の追求」「知への渇望」「遺物の回収」の必要性などをミハイに告げた。実際、彼は知識や真理といったものに傾倒するようになり、それはファラズマの教えに微妙にそぐわないものであった。ミハイの苦しみを理解し、全てを察した老師は、一定の成長を見守った後は彼を谷から出して自由にさせてやることを決めたのだ。 山を下り、ミハイは首都カリファスへやってきた。かつての陰謀の真相と、折れた錫杖の正体を知りたかったのだ。彼はこの目的で数年間を首都で過ごすことになるが、この間、危険を避けるために偽名を名乗ることにした。かつての”姉”の名前をもじってシンフィック(Xinfic)とし、サーネームは「真理」を意味するヴァリシア語をタルドール風に読み、エイデヴァール(Adevar)とした。エイデヴァールは特権を持つ貴族の間をうまく立ち回り、市内の様々な図書館や資料にアクセスし、自らの疑問に対していくつかの答えを得ることに成功した。 陰謀劇の末フロレスク家を接収したカンテミール伯爵家は、近年、政争と名状しがたい事件によって失脚し、その資産は現在周囲のハゲワシのような貴族たちに切り取られつつあった。しかし背後で何があったのか知る術はなかった。一方、折れた錫杖については、古代オシーリオンのプタハ神に由来する遺物であると判明した。プタハ神は知識や人工物の神であり、創造神とされる一柱である。その遺物がどうしてステファン卿の元にあったのか、どのような力を秘めているのかまではわからなかったが、エイデヴァールは真理の居場所を突き止めたかのように歓喜した。 エイデヴァールがとりうる道は2つあった。1つは王室告発人に接近または自らが王室告発人となることで陰謀の真実へ至ること。もう1つは錫杖の求めるままにオシーリオンへ向かい、回収すべき遺物と真理を探究すること。彼は悩んだ末、後者を選んだ。近頃のオシーリオンでは遺跡探索が王命により公式に開放されているという。 カリファス港からエンカーサン湖を渡りキョーニンへ。西セレン川からセレン川を下り、カソミールへ。そこから海路でアブサロムを経由してオシーリオンの首都ソシスへ至る。エイデヴァールはソシスでまず市場に出回る遺物の調査を行った。その過程で古物商らと人脈を形成し、古物の紹介や転売を繰り返し、重要だと思われる遺物をいくつか入手することに成功した。しかし真理に至るにはこの活動は迂遠すぎた。市場に出回るような遺物の多くは雑多なものばかりであるし、その由来を追って神秘との繋がりを知るのも困難である。やはり古代遺跡を直接調べてみるのが筋ではないだろうか。なにより、錫杖の見せるヴィジョンが焦れたように日に日に印象を増していく。 AR4714年、先行きに手詰まりを感じていたエイデヴァールは新たなる遺跡開放の噂を耳にした。その舞台は、スフィンクス川のはるか上流、”半分の街”の異名を持つ古都市ワチ。これは運命か? エイデヴァールは”半分の錫杖”に導かれるかのように、古の大河を遡る準備を始めた。 |