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タグ
マツダ
キャラクター名
ジリコ・ザ・インビジブル
属性
混沌にして善
プレイヤー名
マツダ
最終更新
2020/06/23 03:36
クラス/キャラクターレベル
PUローグlv3/ニンジャlv2
信仰する神
 
故郷
 
種族
ヴィシュカニャ
サイズ
中型
性別
年齢
21
身長
5'9" 177cm
体重
121.14lb. 55kg
髪の色
銀色
瞳の色
肌の色
メモ欄
言語:共通語/ヴィシュカニャ語/竜語/地下共通語 技能ランク40
能力名 能力値 能力
修正値
一時的
能力値
一時的
修正値
筋力
10
 
 
 
敏捷力
22
+6
 
 
耐久力
14
+2
 
 
知力
10
 
 
 
判断力
10
 
 
 
魅力
16
+3
 
 
HP
ヒットポント
最大値
41
ダメージ減少
 
負傷/現在のヒットポイント
非致傷ダメージ
 
イニシアチブ修正値
12
=
+6
+
6
合計
【敏】
修正値
その他の
修正値
移動速度
地上
30ft./6sq.
30ft./6sq.
基本移動速度 防具着用時
ft./
ft.
ft.
ft.
飛行/機動性 水泳 登攀 掘り進み
技能
クラス
技能
技能名 技能
修正値
能力
修正値
ランク クラス
技能
鎧による
判定ペナルティ
その他の
修正値
〈威圧〉
7
= 【魅】+3 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈隠密〉
14
= 【敏】+6 +
3
+
+3
+
0
+
2
〈軽業〉
14
= 【敏】+6 +
5
+
+3
+
0
+
 
〈鑑定〉
4
= 【知】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈騎乗〉
6
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈芸能〉()
3
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈芸能〉()
3
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈言語学〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈交渉〉
9
= 【魅】+3 +
3
+
+3
+
 
+
 
〈呪文学〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈職能〉()*
 
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈職能〉()*
 
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈真意看破〉
4
= 【判】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈水泳〉
0
= 【筋】0 +
 
+
 
+
0
+
 
〈製作〉()
0
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈製作〉()
0
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈製作〉()
0
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈生存〉
4
= 【判】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈装置無力化〉*
16
= 【敏】+6 +
5
+
+3
+
0
+
2
〈脱出術〉
16
= 【敏】+6 +
5
+
+3
+
0
+
2
〈知覚〉
10
= 【判】0 +
5
+
+3
+
 
+
2
〈知識:貴族〉*
4
= 【知】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈知識:工学〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:次元界〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:自然〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:宗教〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:神秘学〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:ダンジョン探検〉*
4
= 【知】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈知識:地域〉*
4
= 【知】0 +
1
+
+3
+
 
+
 
〈知識:地理〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈知識:歴史〉*
 
= 【知】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈治療〉
0
= 【判】0 +
 
+
 
+
 
+
 
〈手先の早業〉*
10
= 【敏】+6 +
1
+
+3
+
0
+
 
〈登攀〉
4
= 【筋】0 +
1
+
+3
+
0
+
 
〈動物使い〉*
 
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
〈はったり〉
9
= 【魅】+3 +
3
+
+3
+
 
+
 
〈飛行〉
6
= 【敏】+6 +
 
+
 
+
0
+
 
〈変装〉
9
= 【魅】+3 +
3
+
+3
+
 
+
 
〈魔法装置使用〉*
 
= 【魅】+3 +
 
+
 
+
 
+
 
*習得時のみ。【筋】【敏】鎧による判定ペナルティ適用
AC
アーマークラス
22
=10+
4
+
 
+
+6
+
 
+
 
+
 
+
2
合計
ボーナス

ボーナス
【敏】
修正値
サイズ
修正値
外皮
ボーナス
反発
ボーナス
その他の
ボーナス
接触
アーマークラス
18
立ちすくみ
アーマークラス
14
修正等
セーヴィング・スロー 合計 基本
セーヴ
能力
修正値
魔法による
修正値
その他
修正値
一時的
修正値
頑健【耐久力】
4
=
1
+
+2
+
 
+
1
+
 
反応【敏捷力】
12
=
5
+
+6
+
 
+
1
+
 
意志【判断力】
2
=
1
+
0
+
 
+
1
+
 
     基本攻撃ボーナス     
3
  呪文抵抗  
 
戦技ボーナス
3
=
3
+
0
+
 
+
 
合計 基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
戦技防御値
19
=
3
+
0
+
+6
+
 
+
 
+10
合計 基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
【敏】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
攻撃1 攻撃ボーナス クリティカル 重量
ワキザシ
10
18〜20/×2
2ポンド
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
刺突または斬撃
 
急所攻撃3d6
1d6+7

攻撃2 攻撃ボーナス クリティカル 重量
ワキザシ
10
18〜20/×2
2ポンド
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
刺突または斬撃
 
急所攻撃3d6
1d6+7

攻撃3 攻撃ボーナス クリティカル 重量
脇差二刀流
8
18〜20/×2
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
刺突または斬撃
 
急所攻撃3d6
1d6+7

攻撃4 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

攻撃5 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

攻撃6 攻撃ボーナス クリティカル 重量
 
 
 
 
タイプ 射程 その他・矢弾等 ダメージ
 
 
 
 

鎧・防御アイテム ACボーナス タイプ ACへの【敏】ボーナス上限 判定ペナルティ 秘術呪文失敗確率 重量 特性・その他
鎧:ミスラルチェインシャツ
軽装
 
 
10
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
合計
0
 
 
0
 
10
 
装備品
アイテム重量
ベルト:ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ+4
全身:
胸部:
両目:
両足:
両手:
頭部:
額周り:
首回り:
肩回り:クロークオブプロテクション+1 セーブ+1
手首:
指輪:リングオブプロテクション+2
指輪:
☆盗賊道具(高品質)100gp 2
☆ベルトポーチ 0.5
☆火打石と打ち金
▼背負い袋(小型) 0.5
松明 2 2
陽光棒 1 1
保存食(小型) 5 1
水袋(小型) 2 2
マグカップ(小型) 0.25
携帯用寝具(小型) 1.25
☆のみの場合は荷重30.1
☆キュア・モデレット・ウーンズのポーション×2
運搬重量の合計
(硬貨含)
37.1
所持金
銅貨(cp)
630
銀貨(sp)
 
金貨(gp)
 
白金貨(pp)
 
軽荷重
33
頭上に持ち上げる
=最大荷重
100
中荷重
66
地面から持ち上げる
=最大荷重x2
200
重荷重
100
押し引き
=最大荷重x5
500
特技
Lv1:二刀流
利益:2つの武器で戦う際の攻撃ロールへのペナルティが減少する。利き手の武器へのペナルティは2、利き手でない手で使う武器へのペナルティは6軽減される。“戦闘”の章の二刀流を参照。

Lv3:二重斬り
利益:利き手でない手の武器でのダメージ・ロールに、【筋力】修正値を加える。

lv3【BO】イニシアチブ強化
利益:イニシアチブ判定に+4のボーナスを得る。

Lv5《睡眠毒》 Sleep Venom
 君は自らの毒を持つ唾液を敵を眠りに誘うものへと変化させることができる。
利益:即行アクションとして、君は自らの毒の効果を目標を気絶状態させる毒に変えることができる。この変更により、君の毒の初期効果と副次効果は以下のように変更される。初期効果1d4ラウンドよろめき状態;副次効果1分間気絶状態。君は武器に毒を塗布する前に毒を変化させるかどうかを決めておかなければならない。
特殊能力
ローグの技
戦闘技術/Combat Trick:この技を選択したローグは、ボーナス戦闘特技を1つ得る。


■ローグ
・急所攻撃:目標がACに【敏捷力】ボーナスを加えられない場合(実際に目標が【敏捷力】ボーナスを有しているかどうかは関係ない)かローグが目標を挟撃している場合、ローグの攻撃は常に追加ダメージを与える。
2d6ダメージ。

・罠探し/Trapfinding:ローグは〈装置無力化〉判定と、罠を探すための〈知覚〉判定にクラス・レベルの半分(最低+1)を加える。ローグは〈装置無力化〉技能を用いて魔法の罠を解除できる。

・妙技訓練(変則)/Finesse Training:1レベルの時点で、ローグはボーナス特技として《武器の妙技》を得る。加えて、3レベルの開始時に、ローグは《武器の妙技》で使用する武器の種別(レイピアやダガーなど)を1つ選択することができる。この選択は以後変更できない。選択した武器を用いた近接攻撃に成功すると、ローグはダメージ・ロールに【筋力】修正値ではなく【敏捷力】修正値を加えることができる。ローグがダメージ・ロールに【筋力】修正値を加えられない効果を受けている場合、ローグは【敏捷力】修正値を加える事もできない。

身かわし(変則)/Evasion:2レベルの時点で、ローグは超人的な身のこなしにより、魔法の攻撃や尋常ならざる攻撃さえ回避できるようになる。普通なら反応セーヴに成功することでダメージを半減できる攻撃の対象となった場合、ローグはセーヴィング・スローに成功すればダメージを全く受けずにすむ。身かわし能力は、ローグが軽装鎧を着ているときか、鎧を着用していない時にのみ使用できる。無防備状態のローグは、身かわし能力の利益を得ることはできない。

・危険感知(変則)/Danger Sense:3レベルの時点で、ローグは罠を避けるための反応セーヴに+1のボーナスと、罠による攻撃に対するACに+1の回避ボーナスを得る。加えて、ローグは敵から不意討ちされないようにするために行う〈知覚〉判定に+1のボーナスを得る。

■ニンジャ
・急所攻撃:目標がACに【敏捷力】ボーナスを加えられない場合(実際に目標が【敏捷力】ボーナスを有しているかどうかは関係ない)かニンジャが目標を挟撃している場合、ニンジャの攻撃は常に追加ダメージを与える。
1d6ダメージ。

・ 気蓄積(超常)/Ki Pool:2レベルにおいて、ニンジャは 気ポイントのプールを獲得する。気は超自然的なエネルギーであり、使用すれば驚くべき離れ業をやりおおすことができる。 気プール内のポイント数はニンジャ・レベルの1/2+【魅力】修正に等しい。気プールに1ポイントでも残っているなら、ニンジャは跳躍するための〈軽業〉判定において常に助走を付けたかのように扱われる。10レベルの時点において、跳躍のための〈軽業〉判定のDCは更に半分になるが、自身の移動速度を超える距離を跳躍することはできない。
 気プールから1ポイントを消費することで、ニンジャは最大の攻撃ボーナスで1回の追加の攻撃が行えるが、全力攻撃をするときのみしかこれは行えない。また、気プールから1ポイントを消費することで自身の移動速度を1ラウンドの間20フィート上昇させることもできる。さらに、ニンジャは気プールから1ポイントを消費することで1ラウンドの間〈隠密〉判定に+4の洞察ボーナスを得ることができる。これらの力は即行アクションとして起動できる。ニンジャは特定の忍術を選択することで、気プールからポイントを消費する追加の力を獲得できる。
 気プールは8時間の瞑想か休息後の朝ごとに補充される。いずれも連続した8時間である必要はない。




【特徴】

〔対応者〕/Reactionary:君は子供の時にしばしばいじめられていたが、決してその仕返しをしなかった。その代わりに君は突然の攻撃を予期して、速やかに危険に対応することがうまくなった。君はイニシアチブ判定に+2の特徴ボーナスを得る。

〔孤児〕/Orphaned:君は生みの親とは別に育ち、生きる為にあたりを見回すことを覚えなければならなかった。君は〈生存〉判定に+1の特徴ボーナスを得、〈生存〉は常に君のクラス技能となる。

【種族特徴】
夜目:ヴィシュカニャは薄暗い照明の環境下で人間の2倍の距離まで見通すことができる。

毒に対する抵抗力/Poison Resistance:ヴィシュカニャは毒に対するセーヴィング・スローにおいて、自らのヒット・ダイスに等しい種族ボーナスを得る。

毒の使用:ヴィシュカニャは毒の使用に卓越しており、毒を使用したり塗布する際に誤って自らに毒の不利益を及ぼすことはない。

有毒/Toxic:1日に自らの【耐久力】修正値に等しい回数(最低1/日)まで、ヴィシュカニャはその毒を持つ唾液や血を自らの武器に塗布することで、毒性をもたせることができる(この能力を使用するために血を使用するには、ヴィシュカニャは傷を負っている必要がある)。この方法で毒を塗布する行為は、即行アクションである。

ヴィシュカニャの毒/Vishkanya Venom:致傷型; セーヴ 頑健・DC10+ヴィシュカニャのHDの1/2+ヴィシュカニャの【耐久力】修正値; 頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間); 効果 1d2【敏】; 治癒 1回のセーヴ成功。

武器精通:ヴィシュカニャはククリ、シュリケン、ブロウガンに習熟している。
経験点 次のレベル
 
 
呪文
●忍術/Ninja Tricks

 隠れ身の術(超常)/Vanishing:この忍術を修得したニンジャは、即行アクションでレベルにつき1ラウンドのあいだ自身の姿を消すことができる。この能力はインヴィジビリティの呪文と同様に働く。この能力の使用には1点の気ポイントを消費する。

◇ Invisibility/不可視化
系統 幻術(幻覚);呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質/信仰(1本のまつ毛をゴムに封入したもの)
距離 自身あるいは接触
目標 術者あるいはクリーチャー1体あるいは重量が100ポンド/レベル以内の物体1つ
持続時間 1分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 意志・無効(無害)あるいは意志・無効(無害、物体);呪文抵抗 可(無害)あるいは可(無害、物体)

術者が接触したクリーチャーあるいは物体は人々の視界から消える。呪文の受け手が装備を持っているクリーチャーの場合、装備もまた消える。術者が誰か他人に呪文をかける場合、対象の姿は術者やその仲間にも見えなくなる。もっとも、もとから不可視のものを見る能力があったり、魔法を使って不可視のものを見る能力を得たりすれば話は別である。

不可視化したクリーチャーが地面に下ろした物や落とした物は、目に見えるようになる。拾った物は服の中に押し込んだり、着用しているポーチの中に入れたりすれば不可視になる。光は決して不可視にはならないが、光源は不可視になり得る(結果として、光源の見当たらない光があるという状態になる)。対象が運搬している物体の一部が本体から10フィート以上離れている場合、その部分は見える。

もちろん、この呪文が対象の立てる音まで消してくれるわけではない。それに、その他の条件によって、この呪文のかかった者が探知可能になることもあるだろう(たとえば水の中を泳いでいたり、泥んこに足跡を残している場合など)。判定が必要な場合、静止している不可視のクリーチャーは〈隠密〉判定に+40のボーナスを得る。クリーチャーが動いている場合は、このボーナスは+20に減る。この呪文は対象が何らかのクリーチャーを攻撃した瞬間に解ける。ここでいう“攻撃”には、敵を目標とした呪文や、呪文の効果範囲や効果内に敵を含む呪文も入る。誰が“敵”であるかは、不可視化したキャラクターの認識による。誰も装備中でない物体に対して何らかの行動をしても、それで呪文が解けることはない。また、間接的に害をなすことは“攻撃”ではない。従って、不可視化した存在は扉を開け、話をし、物を食べ、階段を登り、怪物を召喚して攻撃を行なわせ、敵が吊り橋を渡っている最中に橋を支えるロープを切り落とし、遠くから罠を作動させ、落とし格子を上げて猛犬をけしかけても差し支えない。しかし、不可視化した存在が直接攻撃を行なえば、本体も装備も即座に目に見えるようになる。ブレスなど、もっぱら味方に作用を及ぼし、敵には作用を及ぼさない呪文は、たとえ敵を効果範囲に収めていても、“攻撃”とは見なされないので注意。
設定など
 南方から流れてきたヴィシュカニャ女ローグ。
 生まれは孤児、血の繋がらない兄弟が2人いる。
 東洋と西洋の技を引き継ぐ最強の諜報組織に育成され、ガンホーガンズみたいな称号を貰ったエリートの一人だったが、ひょんなことから組織を離反し追われるハメに。

 落ち着いた雰囲気をしていて頭がよさそうに見えるが、実のところかなり愚鈍。
 幼少期の癖で蟻の行列を見ていると心が安らぎ、たまに進路を妨害しては神になったような気分に浸っている。

 相手をからかう時になぜか口調がござるになる時がある。

 兄弟達に自分の冒険を語る事を楽しみにパスファインダー協会員として各地を赴いている。


【以下怪文書】※読む必要はないです

 三人の薄汚いガキが馬小屋に住んでいた。
 三人は兄弟だが血の繋がりはなかった、三人は孤児であり物心がついた頃には兄弟として路上で生きていた。
 兄は目つきの悪い汚いガキだった、けれど年の割には体が大きく、盗みも上手かった。
 姉は顔立ちの整った汚れたガキだった、路地裏で男達に襲われ、けれど3度目からは金を貰うようになった。
 妹は薄汚く痩せていて、そしてバカでノロマなガキだった。
 けれど金色の美しい瞳をしていた。
 姉はその瞳を「綺麗な硝子が入っている」と褒め、兄は「目がうるさい」と伏せているようにがなった。
 三人は毎朝、宿の馬小屋の桶の水を汲んでくる事を条件に馬小屋で眠る事を許されていた。
 市内の井戸は孤児が並んでいると目をつけられるので、三人は倍離れた森の小川に毎朝水を汲みに行っていた。
 ある日の事だ、まだ空が白み始めた頃、水を汲んだ三人が森を歩いていると妹が木陰に何かを見つけた。
 それは瀕死の男だった。木に背中を預けた男は、腹をおさえて浅く肩を上下させていた。
 男は蚊の鳴くような声で「水」と言った。
 姉は怯えて後じさり、兄は男の身なりを眺めて金を持っているか考えた。
 妹は桶から両手で水をすくってノソノソと歩み寄った。妹はバカなので水をあげれば何か貰えると思った。
 男は妹の爪に垢の詰まった手から水をすすると「美味い」と満足そうに呟いた。
 彼は礼がしたいと、銀貨袋と一冊の手帳を懐から取り出すよう指示した。それだけの動作ですら、男にはもう困難だった。
 男は妹の名を聞くと手帳の最後のページに一文を書き加え、手渡した。

「手帳を北の町の聖堂に持っていけ…」

 そう言って男は三人に去るように促した。
 馬小屋に戻った三人、妹の銀貨袋は兄に奪い取られた、問題になったのは手帳だ。
 北の町は街道を通って三日はかかる、野盗が出るような道ではないが狼は出る。歳の頃が10かそこらの孤児の兄弟にとってその道のりは危険なものだった。
 けれど妹はその町にたどり着ければこの銀貨袋以上の謝礼が貰えると信じ込んでいた。
 姉は怖がったが、兄は頷いた。
 翌朝、手持ちの銅貨を使って大きなパンを4つ買った。兄は銀貨袋を開こうとしなかったので全財産で買えたのはそれだけだった。
 こうして三人は街道に出た。

 パンはすぐになくなった。

 腹を空かせて街道を歩いた、妹は帰りたいと泣いた。
 兄は道中ずっとピリピリして妹を殴ったので、妹は姉にくっつくようにして歩いた。
 夜は冷たく、木の陰で三人は固まって眠った。
 寒さで関節が刺すように痛み妹は震えながら泣いた。
 教会の温かい炊き出しが食べたかった、風を防いでくれる馬小屋が恋しかった。
 そんな妹を姉は一晩中抱き締めていた。
 町の入り口が見えたときも妹は泣いた。兄はうるさいと頭を叩いて姉は困ったように笑った。

 綺麗な街だった。

 聖堂で手帳を渡すと奥から背の高い老婆が現れた。

 「一人だけよ、『ジリコ』は誰」

 三人はすぐに『ジリコ』はここで暮らす事になると、それが礼であると理解した。
 ジリコはおそろしくなった。
 三人はずっと一緒だった、ジリコにとって自分は三人の中の妹であり、それ以外の生き方など知らなかった。そんなジリコの前に兄は一歩、歩み出て言った。

 「いくら払う?」

 老婆は一度眉を顰めると懐から男と同じ銀貨袋を取り出し、兄に向けて放った。重い銀貨の音がした。
 姉は激怒して喚いた。

 「妹なんかいない」

 兄が姉に向けたその一言がジリコの耳の中でわんわんと木霊していた。

 妹はただのジリコになった。

 後になって分かった事だが、聖堂は諜報機関の養成所であり、男はその出身だった。
 ジリコはその後継として選ばれた、新たな名も与えられ、ジリコはジリコでもなくなった。
 組織では自分以外のものになる事を常に強いられたが、もとよりからっぽの彼女には苦もない事だった、時には兄や姉を思い出して演じてみると自身を強くも艶やかにも魅せることが出来た。
 夜は兄を恨み、姉を恋しがった。
 けれど最早自分は妹ではない、誰でもない。

 そうして7年の歳月が流れた。

 故郷の町に彼女は来ていた。
 何者でもなく誰でもない、故に彼女は誰にでもなれた。
 顔を変えた彼女は故郷の町でひとつ仕事をこなし、すぐに帰るつもりだった。

 「ジリ」

 何者でもない筈の彼女を、薄汚い男が呼び止めた。
 初めは気が付かなかった。
 片足を引きづって、媚の染みついた笑みを浮かべていた男は兄だった。

 「で、でかくなったな、それにあいつに似て美人になった」

 嘘だ。
 元より血も繋がらぬ偽りの姉妹、似ている筈もない。
 兄が嫌いだった、憎んでいた。けれど再会した兄に対して抱いていた感情は哀れみと、ただの嫌悪だけだった。
 汚らわしかった、こんな男よりも姉に会いたかった。世界一やさしかった姉さん。私を抱きしめてくれた姉さん、瞳を綺麗なガラスと呼んでくれた姉さん。

 「お姉ちゃんは?」

 「死んだ」

 去年の事だ、姉は娼館で働き始めたがタチの悪い客に乱暴され死んでしまったそうだ。虚しさばかりが胸に募り、涙は出なかった。

 「で、でも安心しろよ!そいつはぶっ殺した」

 嘘だ。
 瞳がチラチラと動いている、隠し事のある人間の目つきだ。卑屈な笑みを見れば兄がどんな生き方をしてきたのか分かる。嘲られるものの目。殴られて躾けられた犬の目をしている。耐えられなくなって立ち上がった。
 
 「も、もう行くのか?」

 「アンタが死ねばよかったのに」

 悪態が零れた。
 一度だけ振り返った彼女の目に、兄は何か安堵したような面持ちをしているように映った。それも腹立たしかった。

 それから数日も経たず、仕事の経過確認の為に故郷を訪れた。
 あの日、兄とすれ違った路地に兄の姿はなかった。
 酒場に席をつくと、足元の床板にシミが広がっていた。血のシミだ。不快に思って眉を顰める彼女に店主が事情を話してくれた。

 「乞食が女衒の元締めを刺したんだよ」

 刺された方は無事だったが、乞食の男はここに押さえつけられて頭の中身が飛び出すまで延々と石で殴られて死んだという。

 「気味悪いだろ、違う席に移るといい」

 言われて隣の席に移って話を続けた、聞くことは別にあるが他愛もない話も必要だ。

 「恨みだよ、娼婦だった妹分をそいつにダメにされたんだ。一度前もこんな騒ぎを起こしたんだが、その時」

 足の腱を切られた。

 ―――――兄の事だと悟った。

 兄と姉の事を少し調べた、この町で生まれ育った孤児の兄弟の事は誰でも知っていた。道端で漁師のイチモツをしゃぶって小銭を稼いでいた姉は、ある日身綺麗な恰好で公認娼館を訪れそこで働くようになった。身請けされた孤児娼婦ではなく、どうやって金を貯めたのか小さな家を借り、そこで兄と暮らしながら通っていたのだという。
 兄も市場で荷下ろしや力仕事をするようになり、しばらくは穏やかに暮らしていたそうだ。

 「そっか」

 兄と姉はあの馬小屋での生活から抜け出せたのだ。自分を売った金と、奪った金で。
 おかしくなったのは町の悪党の代替わりが起きてからだ、抗争が起き、それは娼館にも飛び火した。そして姉は攫われ、凌辱を受けて死んだ。
 彼女はこの抗争の事を調べるまでもなく知っていた、この事件の引き金を引いたのは彼女の組織だからだ。
 娼婦が犯されて、殺されて、だれが怒るというのか。
 家族だけだ。
 兄は姉を犯した男達への復讐に向かい返り討ちにされ、足の腱を切られ、小便をかけて笑われた。
 ”便器の兄弟”と呼ばれた。
 働くことも出来ず家を追い出され、崖の近くで死のうとしているのを町の住人はよく見かけたそうだ。

 彼女は気が付けば馬小屋の前に立っていた。

 「もしかして、ジリコか」

 宿屋の親父だ、見た目は変わっていない。

 「誰だか分らなかった、あの洟垂れがでかくなったもんだ」

 「なんで分かったの?」

 「お前の兄貴分が綺麗んなった妹が来るかもしれねぇつってよ、ホラ、これ」

 親父は白い口髭から唾を飛ばしながら何かを突き出してきた。
 銀貨袋だ。

 「なんで?」

 「ワシが知るかよ」

 中身の額は彼女が売られた金額と同じだった。自分の金額は何度もマスターに罵倒を交えて教えられ耳に焼き付いている。

 「馬虫みてぇなガキどもだと思ってたけどよ、しぶとく生きてちゃんと家にまで住むようになった頃にゃあワシも考えを改めてしぶてぇ馬虫だと思いなおした事もあった、ただ虫は虫だ、あっけねぇ」

 「ただ、ありゃあんまりだった」

 「ねぇ、兄さんや姉さんは、私の事について何か言ってた?」

 「いやなんも」

 「なんも」

 「いや一度だけなんか言ってたな、ここを出る時だ」

 「なんて?」

 「『妹が帰ってきちまったら、今度は家で三人暮らしだ』」

 その夜、彼女は兄と姉の事を考えた。

 乱暴だった兄、体がでかいから一番ご飯を多く食べた兄、喧嘩が強かった兄。
 兄の事をずっと憎んでいた。
 捨てられたと思った、初めて殺したいほど憎いと感じた、けれど捨てられたのは初めてではなかった、生まれてからずっと捨てられていたのだ、三人で。
 寂しさから逃げる為に兄を憎んだ、けれど、孤児として生きるよりもあそこで生きる方がずっと『良い』暮らしだった。
 あの日、私だけが拾われていたのだ、本当は。
 あんまり分け前をくれない兄、私を売った兄、けれど私が虐められると虐めてたヤツを殴ってくれる兄、私を守ってくれる兄、私と姉さんを守ってくれる兄、馬で1日の街道、子供で三日歩く街道でずっと私たちを守ってくれた兄、狼の出る街道で一睡もせず見張っていてくれた兄。
 片足を引きづって小便をかけられバカにされながら生きる兄。
 どうして死ななかったのか。どうして町から離れなかったのか。私が地獄みたいな暮らしから救い出してくれると思っていた?―――違う。

 「私を、待っていてくれたんだ……」

 気が付けば顔中に鼻水と涙をまき散らしてベッドを濡らしていた。
 私を待ってくれていた兄、この世界で誰でも何者でもない私を一目で見つけ出してくれた兄。私の名前を呼んでくれた兄。

 私はジリコ。
 
 私は乱暴な兄と綺麗な顔をした姉の妹。

 娼婦が犯されて、殺されて、だれが怒るというのか。

 「"おねぇちゃん"、"おにいちゃん"」

 乞食が嘲笑され、殺されて、だれが怒るというのか。

 「―――ブチ殺すね」

 家族だけだ。

――――
 復讐はあまりにもあっけなく終わった。

 元より諜報員を町に馴染ませる為に事件を焚きつけた背景がある。下調べはするまでもなく仇のすべては頭に入っていた。
 本来はこれから組織が男を転がしていく予定だったが、今ではどうでもいいことだ。
 女衒の元締めとは言えちっぽけな町の悪党だ、娼婦に化けて酒をついで吐息を耳にかけてやれば、彼女の唾液入りの酒を上機嫌にゴクゴクと飲み干した。護衛もザルだ、なんなら何人かは口うつしで唾をくれてやった。
 まもなくして一味は崩れるように深い眠りに落ちた。

 ”睡眠毒”

 知られざるジリコの両親が彼女に与えた毒の血潮である。
 そうして用意していた部屋に男を監禁し一晩拷問を続けた。自慢のイチモツを切り取って口いっぱいに頬張らせてやった際に喉を詰まらせて男は死んでしまった。
 ジリコは出来るだけ凄惨な最期にしてやろうと考えていたが、そういった事に詳しくなかった彼女はあまり良いアイディアが思いつかなかった。なのでジリコは今もこの結果に満足がいっていない。
 ともあれ復讐は終わった。
 
 組織は言うまでもなく激怒し、彼女は町は愚か国自体を去ることとなった。
 逃亡生活の始まりである。
 彼女に後悔はない、彼女は自分自身になる事が出来た。
 兄が銀貨袋で自分を買い戻してくれた、もうこの世界の何処に行ってもジリコは捨て子ではない。

 ジリコは海を渡りながら自分が死んだときの事を考える。
 そこには優しい姉と乱暴な兄がいる。
 再会した時、今度こそ死ぬほど強く二人を抱きしめ、愛を込めた「ただいま」を言う。
 そして復讐をほめて貰い、あの三日間の冒険の話をして、笑って、そしてーーー

 「二人が面白がるような話をしよう」

 こうして彼女は辿り着いた新たな国で、パスファインダー協会の門を叩いた。

 おすし