タグ モスクワPC Hells_Vengeance |
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キャラクター名 ティト・コンセプシオン |
属性 秩序にして悪 |
プレイヤー名 モスクワ |
最終更新 2021/11/05 06:34 |
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クラス/キャラクターレベル クレリック(神学者) |
信仰する神 モロク |
故郷 シェリアックス |
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種族 ティーフリング(Hellspawn) |
サイズ 中型 |
性別 男 |
年齢 17 |
身長 5'6" 168cm |
体重 140.96lb. 64kg |
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髪の色 黒 |
瞳の色 金 |
肌の色 赤 |
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メモ欄 ■技能ランク4+背景技能2(軍人+歴史) |
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設定など | |
■概要
ティト・コンセプシオンはホーンドデヴィルが如き威圧的な角を持つティーフリングであり、その恐ろしい風貌に相応しい苛烈な信念を持つ断罪者だ。 ヘルナイトの厳格な哲学である「縛鎖と律法」に誓いを立て、地獄とシェリアックスの崇高なる法を護る漆黒の騎士になることを目指している。彼は同情や慈悲は愚者を増長させる愚かな行為として嫌悪しており、如何なる相手であれ正義の追及に余念はなく、無慈悲で残忍だ。 ■経歴(初稿)ver.1.3_20210905 「誰も争わずにすむ世界だったらいいのに」 そういった彼女の笑みは、ティトの胸の奥に今でも残っている。 ティト・コンセプシオンはシェリアックス西部の農村を代々治める地方領主の嫡男として産まれた。ティトの両親は揺ぎ無い自制心を持ち、法と秩序に献身する熱心なディアボリストだった。彼らは肥沃とは言えない領地と、そこに住まう民を護るために、悪魔と幾つもの契約を交わした。しかし、そのことが原因で血は汚れてしまい、子供は人間ではなく、ティーフリングとして産まれてしまった。 忌まわしき混ざり物であることを恥じた両親は、ティトを捨てることこそしなかったが、人目に付かぬように屋敷の中に隠しながら育てた。ティトは両親以外には言葉を交わすことも、会うこともない幼少時代を過ごしたが、自分を悲観しなかった。たとえ混ざり物だとしても、産まれた我が子へ父と母はその責務を果たし、深い愛情をもって接した。厳格な教育、外に出れないこと以外はなに一つ不自由することのない生活の中で、地獄の崇高な社会規範と、弱き人々を導く精神を培っていった。 それでも、孤独な半地下に住む彼は、小さな窓からいつか友人がやってくることを夢見て過ごしていた。そして、そんな淡い夢は、しかし偶然叶うこととなった。 ある日、村の好奇心豊かな少女ラウラが屋敷に忍び込みティトを見つけてしまった、驚くティトをよそに少女は臆することなく部屋に入ると、彼女は沢山の質問をティトに投げかけた。 初めて交流する年の近い少女との会話にティトは戸惑ったが、ラウラの明るさから2人はまたたくまにうちとけ、隠れて会うようになった。交流の中でラウラはティトの知らぬ村の話しをし、ティトはそのかわりに好奇心の強いラウラに文字や歴史を教えた。 歴史を教える中でラウラは度々、人々の争いや貴族と平民の関係がよりよくなる方法はないかと悩んでいた。ラウラはティトの両親とは違い、慈悲深く同情的でティトはそれを奇妙に感じたが、同時にその思慮深さと他者を慈しむ優しさにティトは強く惹かれていた。 しかし、ティトとラウラの交流が深まる一方で、元々肥沃ではなかった領地を長い飢饉が襲い、コンセプシオン家は領地を保つためにより民の生活を切り詰めていった。これは領地を護るための冷酷だが妥当な政策だった。しかし、コンセプシオン家と領民の間の壁は日増しに大きなものとなっていった。それが憎悪に変るのはそう遠くはなかった。 厳しい日々が続く中で、ラウラはより歴史や宗教を熱心に学ぶことを求めた、今よりもっとよい方法があるのではないかと彼女は考えていた。ティトは両親の行いを正当なものだと考えていたが、彼女のそのあり方に応えようと日々勉学に勤しんだ。 そうして、2人の仲がより深くなりはじめた折に、大きな問題が領地でおき始めた。 それは熱心なアイオーメディ信徒が村を訪れたことを発端に始まった、その信徒は今の為政者の在り方に正義はないと断罪的に村人に語り、不満をぶつける矛先を求め続けていた領民にとってその考えは広く受け入れられていった。 ラウラは正義に熱狂する村人を恐れティトにそのことを語ったが、ティトは流れのアイオーメディ信徒がいなくなれば熱狂は収まるだろうと考えていた、両親は正当な統治を行っているのだから、間違いは起きないだろうと。しかし、ラウラの不安は正しかった、アイオーメディ信徒が居なくなっても人々の熱は醒めなかった。それどころか、信仰の指導者を失った領民は暴走の一途を辿った。 そして、この状況を憂いた父が教化された恩知らずの領民を反逆者として見せしめに断罪した時、領民の憎悪は完全に制御を失った。 領民は反逆を企てた、コンセプシオン家の者を皆殺しにし、土地を奪い返す計画を。 計画を知ったラウラは彼等を止めようとしたが、裏切り者として責め立てられ、村を追われた。ティトを助けようとラウラが屋敷へと走り出した時には、屋敷に火が上がっていた。 喧騒と暴力の足音に恐怖し、部屋の隅に隠れるティトの元へラウラは駆けつけた。そして、窓から二人が逃げ出そうとした時、憎悪に満ちた領民が部屋に押し入った。ティトの姿を見た瞬間、領民は悪の行いの証明として武器を向け、逃げ出す彼等を追い立てたようとしたが、ラウラと彼はすんでのところで窓から飛び出した。 子供がかろうじで抜けられる窓から出た二人を村人は追うことはできなかった、それにラウラは屋敷に隠れて入る道を知っており、彼女に手を引かれてティトは屋敷の外まで逃げ切った。だが逃げ切ったその時、ラウラは倒れた。逃げ出した時に、ラウラは村人が放った矢を受けていたが、ティトを逃がすために傷を誤魔化し走り続けたのだ。 領民の憎悪に屋敷は燃え落ち、ラウラはティトの腕の中で死んだ。 数日後、反乱はラック騎士団のヘルナイトの手によって終息した。ティトの両親は領民に殺され、反乱に関わった領民は皆ラック騎士団の手で処刑された。 結局全ては灰に消えた、正しいことをしたはずの両親は逆徒に殺され、その愚かな領民すら救おうとしたラウラの慈悲は裏切られ、愚者は自ら薪へ飛び込んだ。 ティトは知った、正義とは人々を狂気に駆り立てる幻想であり、愚かな人々はその言葉に簡単に踊らされ破滅を引き起こすのだと。貴いはずの慈悲の心はこの世界ではあまりにも脆弱で、野蛮な力によって砕かれてしまうのだと。 彼は愚かな人々を護るための慈悲なき刃を求めて、彼は両親の代わりに為すべき断罪を行ったラック騎士団の本拠地、リヴァド砦の門を叩いた。 ラウラは言った「誰も争わずにすむ世界だったらいいのに」と。 彼女の望んだ優しい世界のために、無慈悲で苛烈な力をティトは求め続ける。 それが、彼女の本当に望んだことではなかったとしても。 |