装備品 |
アイテム | 重量 |
呪文構成要素ポーチ |
2 |
巻物入れ(エンラージパースン、リデュースパースン、ハイトゥンドアウェアネス、スケアー) |
0.5 |
携帯用寝具 |
5 |
毛布 |
3 |
非常用具(火打ち石と打ち金、携帯食器一式、(1人の1日分の水を入れるのに十分な)水袋2つ、主要な陸標を示す非常に基本的な地図、そして小さな万能ナイフ) |
4 |
保存食(4日分) |
4 |
冒険家の服 |
8 |
石鹸 |
0.5 |
背負い袋 |
2 |
バッグ・オヴ・ホールディング |
15 |
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運搬重量の合計 (硬貨含) |
44.96 |
所持金 |
銅貨(cp) |
9 |
銀貨(sp) |
3 |
金貨(gp) |
0 |
白金貨(pp) |
36 |
軽荷重 |
30 |
頭上に持ち上げる =最大荷重 |
90 |
中荷重 |
60 |
地面から持ち上げる =最大荷重x2 |
180 |
重荷重 |
90 |
押し引き =最大荷重x5 |
450 |
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特技 |
《物質要素省略》Eschew Materials
君は多少の物質要素であれば使わなくても呪文を発動することができる。
利益:君は価格が1GP以下の物質要素を必要とする呪文を、それなしで発動できる(呪文の発動は通常通り機会攻撃を誘発する)。1GPよりも高価な物質要素を必要とする呪文を発動するには、通常通り物質要素を手に持っていなければならない。
《呪文熟練(力術)》 Spell Focus
魔法系統を1つ選択する。君が発動したその系統の呪文に抵抗することは、より難しくなる。
利益:選択した魔法系統の呪文を発動する場合、それに対して行われるすべてのセーヴィング・スローの難易度は+1される。
《上級呪文熟練(力術)》 Greater Spell Focus
《呪文熟練》を持っている魔法系統を1つ選択する。君が発動したその系統の呪文は、抵抗することが非常に難しい。
前提条件:《呪文熟練》。
利益:選択した魔法系統の呪文を発動する場合、それに対して行われるすべてのセーヴィング・スローの難易度は+1される。このボーナスは《呪文熟練》によるボーナスと累積する。
特殊:この特技は複数回取得できるが、効果は累積しない。1回取得するたびに、すでに《呪文熟練》を取得している魔法系統1つに新たに適用される。
《イニシアチブ強化》
イニシアチブ判定に+4のボーナスを得る(計算済み)。 |
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特殊能力 |
特性
・祖先の再回収(魔法)/君の血脈の力は特に強力だ。1レベルの血脈の力の効果を判断する時、君のソーサラー・レベルは1レベル高いものとして扱われる。
・予測不可能(社会)/君のアクションは他人にとっては無作為で混沌としているように見えることがあるが、そこには君の狂気に至る工程がある。君は〈はったり〉判定に+1の特徴ボーナスを得、〈はったり〉は常に君のクラス技能となる。
キャントリップ/Cantrips:ソーサラーは表“ソーサラーの修得呪文数”上の“修得呪文数”の項目に記載されているとおりの、一定数のキャントリップ、すなわち0レベル呪文をいくつか知っている。これらの呪文は他の呪文と同様に発動できるが、いかなる呪文スロットを消費することもなく、再度使用することができる。
《物質要素省略》/Eschew Materials:ソーサラーは1レベル時に《物質要素省略》をボーナス特技として獲得する。
アアシマール(アザータ血族)の種族特性
能力値修正 +2【敏】、+2【魅】
原住の来訪者:アアシマールは(原住)の副種別を持つ来訪者である。
中型:アアシマールは中型クリーチャーであり、サイズによるボーナスもペナルティも受けない。
普通の移動速度:アアシマールは30フィートの基本移動速度を持つ。
後光:後光を発現する能力を持つアアシマールもいる。この種族特性を持つアアシマールは回数無制限の擬似呪文能力として、自分の手を中心としたライトを作り出すことができる。後光を使用している間、アアシマールは悪のクリーチャーに対する〈威圧〉判定と、盲目状態や目が眩んだ状態にする効果に対するセーヴィング・スローに+2の状況ボーナスを得る。
得意技能:〈交渉〉、〈芸能〉
擬似呪文能力:1日1回グリッターダストを擬似呪文能力として使用することができる(術者レベルはアアシマールのレベルと等しい)。
天上の抵抗:アアシマールは[強酸]、[雷撃]、[氷雪]に対する抵抗5を持つ。
言語:アアシマールはプレイ開始時に共通語及び天上語の会話能力を持っている。高い【知力】を持つアアシマールは次に挙げる言語を選択することができる:エルフ語、ドワーフ語、ノーム語、ハーフリング語、森語及び竜語。
ソーサラーの血脈
星の魂・虚空に触れし者(荒ぶる血脈)
君は星を見る者と星々の先にある闇の奥深くを探究した探検家の血統だ。彼らが虚無に触れたとき、虚無もまた彼らに触れ、君の心と魂、肉体は世界の狭間を渡ることを夢見るようになった。星々の狭間の闇が君を呼んでいる。
クラス技能:〈知識:自然〉。
ボーナス特技:《回避》、《技能熟練:知覚》、《持久力》、《呪文高速化》、《呪文相殺強化》、《追加HP》、《鋼の意志》、《鋼の意志強化》、《無視界戦闘》、《ロッド作成》。
血脈の秘法:君が力術呪文を発動したとき、君はその呪文のセーヴに失敗した1体の目標を選び、虚空による真空で窒息させ、1ラウンドの間無音状態にする(サイレンスのように、しかし目標にのみ影響する)。 これは超常能力である。
血脈の力:君の魔法は夜よりも昏い。
黒い塵(擬呪)/Black Motes:1レベル時、君は1回の標準アクションとして、30フィート以内にある高さ30フィート、直径5フィートの円柱内に黒い塵を招来することができる。塵は1d4+ソーサラー・レベル2毎に1ポイントの[氷雪]ダメージを与える。反応セーヴに成功すればこのダメージを無効化できる。セーヴ難易度は10+ソーサラー・レベルの1/2+【魅力】修正値である。君はこの能力を1日に3+【魅力】修正に等しい回数使用できる。
虚無を歩む者(変則)/Voidwalker:3レベルにおいて、君は夜目と[火炎]と[氷雪]に対する抵抗5を得る。9レベルにおいて、君はネックレス・オヴ・アダプテイションを身につけているかのように、もう呼吸する必要がなくなる。
虚空領域(擬呪)/Voidfield:9レベルの時点で、君は黒い虚空の影響を受ける範囲を作り出すことができる。この能力はソーサラー・レベルにつき1ラウンドの間、範囲内がディーパー・ダークネスの効果も受けることを除き、アイス・ストームのように働く。君はこの能力を3レベルの時点で1日に1回使用でき、以降の3レベルごとに1日の使用回数は1回増加する。
背景技能
LV1 芸能(歌唱)/知識(地理)
LV2 鑑定/手先の早業
LV3 知識:歴史/動物使い
LV4 知識:工学/創作:文学【技能修正値3】
LV5 鑑定/創作:文学【技能修正値4】
LV6 伝承:オーングラス・ロマリエル(ランク1)/創作:文学(ランク3)【技能修正値5】
LV7 創作:文学【技能修正値5】/鑑定
LV8 創作:文学【技能修正値6】/芸能(歌唱)
LV9 創作:文学【技能修正値7】/芸能(歌唱)
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経験点 |
次のレベル |
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呪文 |
0LV
・フレア
系統 力術[光]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、ドルイド0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果 光の爆発
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 頑健・無効; 呪文抵抗 可
この初級秘術呪文はまばゆい光の爆発を作り出す。術者がクリーチャー1体の眼前で光を炸裂させた場合、そのクリーチャーは頑健セーヴに成功しないと、1分の間、目が眩んだ状態となる。すでに目が眩んだ状態のクリーチャーや、視覚を持たない(または失っている)クリーチャーにはフレアは作用しない。
・ディテクトマジック
Detect Magic/魔法の感知
系統 占術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、クレリック0、ドルイド0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 60フィート
効果範囲 円錐形の放射
持続時間 精神集中、1分/レベルまで(解除可)
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は魔法のオーラを感知する。明らかになる情報の量は、術者がどれだけ長い間、特定の範囲や対象を観察するかによる。
・アシッド・スプラッシュ
Acid Splash/酸の飛沫
系統 召喚術(創造)[強酸]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果 酸の矢1本
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は目標に、小さな[強酸]の球体を撃ちだす。目標に命中させるためには、術者が遠隔接触攻撃に成功しなければならない。この球体は1d3ポイントの[強酸]ダメージを与える。酸は1ラウンド後に消失する。
・メイジ・ハンド
Mage Hand/魔道師の手
系統 変成術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 重量5ポンドまでの、魔法の力もなく装備中でもない物体
持続時間 精神集中
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は指先を物体に向け、その物体を遠くから意のままに持ち上げ、動かすことができる。術者は移動アクションとして物体をどの方向にも15フィート移動させることができる。ただし、術者と物体の間隔が呪文の距離を超えた場合、呪文は終了する。
リード・マジック
Read Magic/魔法読解
系統 占術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、クレリック0、ドルイド0、バード0、パラディン1、レンジャー1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、焦点(透明な水晶か鉱石のプリズム)
距離 自身
目標 術者
持続時間 10分/レベル
術者は書物や巻物、武器などの物体に書き込まれた、他の手段では理解できない魔法の文書を読むことができる。この呪文によって解読しても、普通はその文書に含まれている魔法が作動してしまうことはない。ただし、呪われた巻物や罠を仕掛けられた巻物の場合は作動してしまうことがある。さらに、一度この呪文を発動して魔法の文書を読んだなら、術者はそれ以降、その文書についてはリード・マジックに頼ることなく読むことができるようになる。術者は1分につき1ページ(日本語で750文字程度)の速度で読むことができる。この呪文によって、術者は難易度13の〈呪文学〉判定に成功すればグリフ・オヴ・ウォーディングを、難易度16の〈呪文学〉判定に成功すればグレーター・グリフ・オヴ・ウォーディングを、また、〈呪文学〉判定(難易度10+呪文レベル)に成功すればシンボル系呪文を識別することができる。
リード・マジックはパーマネンシイ呪文で永続化させることができる。
ゴースト・サウンド
Ghost Sound/幻の音
系統 幻術(虚像); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(羊毛ひとつまみ、あるいは蝋の小さなかたまり一個)
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果 実体のない音
持続時間 1ラウンド/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 意志・看破; 呪文抵抗 不可
ゴースト・サウンドを使えば、術者はある程度の音量の音を作り出すことができ、音を高めるのも静めるのも近づかせるのも一箇所に留まらせるのも自由である。術者は呪文の発動時にどんな種類の音を出すかを決める。それ以後に音の基本的な性格を変えることはできない。
音量は術者のレベルに従い、術者レベルごとに、通常の人間4人ぶんの音を出せる(最大40人ぶん)。これにより話し声、歌声、叫び声、歩いたり行進したり走ったりする足音を作り出せる。ゴースト・サウンド呪文の生み出す音は、音量上限以内なら事実上どんな種類の音でもよい。たとえば、ラット(ネズミ)の群が走り回りちゅうちゅう鳴く声は、おおむね8人の人間が走り叫ぶのに相当する。ライオンの咆える声は人間16人ぶん、ドラゴンの咆哮は32人ぶんに相当する。ゴースト・サウンドを聞いたものは、看破するための意志セーヴを受ける。
・メッセージ
Message/伝言
系統 変成術[言語依存]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、焦点(銅線1本)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
目標 クリーチャー1体/レベル
持続時間 10分/レベル
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
術者は伝言を囁いて伝え、また、受け取ることができる。近くにいるものは難易度25の〈知覚〉判定により伝言を聞くことができる。術者はこの呪文の効果に含めようとするクリーチャー1体1体を指で指す。術者が囁くと、距離内にいる目標クリーチャーは全員、その伝言を聞くことができる。サイレンスの魔法、厚さ1フィートの石、厚さ1インチの金属(あるいは鉛の薄膜)、厚さ3フィートの木や土はこの呪文を遮る。しかし、この伝言は直線を通る必要はない。術者と対象の間に開口部があり、経路全体が呪文の距離内に入っているなら、伝言は障壁を迂回できる。伝言を受け取ったクリーチャーは、術者が聞き取ることのできる返事を囁き返すことができる。この呪文は意味ではなく、音を伝える。言葉の壁を乗り越えることはできないのだ。伝言を伝えるためには口で話すか囁かなければならない。
1LV
・グリース
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー1、バード1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(バター)
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 物体1つ、あるいは一辺10フィートの正方形
持続時間 1分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 本文参照; 呪文抵抗 不可
グリースの呪文は固体の表面をすべりやすい脂の層で覆う。呪文発動時に範囲内にいたクリーチャーはみな、反応セーヴを行ない、失敗するとすべって転倒する。脂で覆われた範囲では、難易度10の〈軽業〉判定に成功することで、通常の半分の移動速度で歩いたり通り抜けたりできる。失敗すればそのラウンドは移動できない(反応セーヴを行ない、失敗すれば転倒)。また、5以上の差で失敗したなら転倒する(〈軽業〉参照)。自分のターンに移動しないクリーチャーはこの判定を行なう必要はなく、立ちすくみ状態とも見なされない。
この呪文はアイテム1つを脂で覆うのにも使える。使用されていない物体は自動的にこの呪文の影響を受ける。クリーチャーが持っていたり装備していたりする物体は、所持者が反応セーヴに成功すれば影響を受けずにすむ。最初のセーヴィング・スローに失敗したなら、クリーチャーは即座にそのアイテムを取り落とす。脂で覆われた物を拾ったり使おうとするなら、毎ラウンドセーヴィング・スローを行なわなければならない。脂で覆われた鎧や衣服を着ているクリーチャーは、〈脱出術〉判定、組みつきから脱出するための戦技判定、組みつきを避けるための戦技防御値に+10の状況ボーナスを得る。
・スリープ
系統 心術(強制)[精神作用]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー1、バード1
発動時間 1ラウンド
構成要素 音声、動作、物質(細かい砂、バラの花びら、あるいは生きているコオロギ)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果範囲 半径10フィート爆発内の1体以上の生きているクリーチャー
持続時間 1分/レベル
セーヴィング・スロー 意志・無効; 呪文抵抗 可
スリープの呪文は4ヒット・ダイス分のクリーチャーを魔法による深い睡眠に陥らせる。まず最もヒット・ダイスの低いクリーチャーに作用する。同じヒット・ダイスのクリーチャーの中では、まず呪文の起点に最も近いものに作用する。1体のクリーチャーに作用を及ぼすのに充分でないヒット・ダイスは失われる。眠っているクリーチャーは無防備状態である。頬を叩いたり、傷つけたりすれば、この呪文が作用しているクリーチャーを目覚めさせることができるが、普通の雑音では目覚めさせることはできない。クリーチャーを目覚めさせるのは標準アクションである(援護アクションの応用である)。気絶状態のクリーチャーや、人造クリーチャー、アンデッド・クリーチャーはスリープの目標とはならない。
マジック・ミサイル
Magic Missile/魔法の矢
系統 力術[力場]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
目標 5体までのクリーチャー、ただしそのうちのどの2体をとっても15フィート以内の距離に収まっていなければならない
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 可
魔法エネルギーでできた矢が術者の指先から飛び出し、外れることなく目標に当たる。この矢は1d4+1ポイントの[力場]ダメージを与える。
この矢は、たとえ目標が接近戦闘中であったり、遮蔽や視認困難を得ていても(完全遮蔽や完全視認困難でない限り)、外れることなく命中する。クリーチャーの特定部位を選んで命中させることはできない。この呪文によって物体にダメージを与えることはできない。
術者レベルが1レベルを超えるレベル2レベルごとに、術者は追加の矢を1本得る。術者は3レベルで2本、5レベルで3本、7レベルで4本、そして9レベル以上で最大5本の矢を得る。複数の矢を発射した場合、術者は1体のクリーチャーでも複数体のクリーチャーでも攻撃できる。1本の矢は1体のクリーチャーにしか命中させることはできない。術者は呪文抵抗の判定やダメージ・ロールを行なう前に目標を指定しなければならない。
・エンラージ・パースン
Enlarge Person/人物拡大
系統 変成術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー1
発動時間 1ラウンド
構成要素 音声、動作、物質(鉄粉)
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 人型生物1体
持続時間 1分/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 頑健・無効; 呪文抵抗 可
この呪文は人型生物1体を即座に拡大し、身長を2倍、体重を8倍にする。こうして拡大することで、そのクリーチャーのサイズ分類は1段階大きなものとなる。目標はサイズの増加によって、【筋力】に+2サイズ・ボーナスを得、【敏捷力】に−2サイズ・ペナルティ(最低でも1まで)、攻撃ロールとアーマー・クラスに−1のペナルティを受ける。
大型サイズになった人型生物は、接敵面10フィート、生来の間合い10フィートとなる。この呪文によって、目標の移動速度が変化することはない。
望むだけの拡大に充分な空間がない場合、クリーチャーはその空間で広がれる最も大きなサイズになり、その過程で周囲を取り囲む物質を突き破るために(上昇後の【筋力】を使用して)【筋力】判定を行なうことができる。この判定に失敗した場合、周囲を取り囲む物質によって害を受けることなく閉じ込められる―この呪文を使い、クリーチャーを巨大化させて潰すことはできないのだ。
クリーチャーが着用するか運搬しているすべての装備もこの呪文によって拡大される。この呪文の作用を受けた近接武器はダメージが上昇する(『表:Tiny and Large Weapon Damage』を参照)。その他の魔法的な特質には、この呪文は作用しない。巨大化したクリーチャーの身から離れた巨大化したアイテム(矢弾や投擲武器を含む)は即座に本来のサイズに戻る。従って、投擲武器や射出武器は通常通りのダメージを与えるというわけである。
サイズを拡大する複数の魔法効果は累積しない。
エンラージ・パースンはリデュース・パースンを相殺し、解呪する。
2レベル
アグレッシヴ・サンダークラウド
Aggressive Thundercloud/侵略する雷雲
系統 力術[雷撃]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、ウィッチ2、ドルイド2、メイガス2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質/信仰(電光に打たれた木の欠片)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果 直径5フィートの球体
持続時間 1ラウンド/レベル
セーヴィング・スロー 反応・無効; 呪文抵抗 可
パチパチと音をたてる球状の嵐雲が、術者が示した方向へと飛んでいき、命中したものに[雷撃]ダメージを与える。嵐雲は飛行移動速度20フィート(機動性は完璧)を持つ。クリーチャーを含むマスに侵入すると、嵐雲はそのラウンド移動するのをやめ、そのクリーチャーに3d6ポイントの[雷撃]ダメージを与える。ただし、反応セーヴに成功すれば、ダメージを無効化できる。嵐雲はその中にいるものに視認困難(20%失敗確率)を提供し、明滅する光がろうそくと同じ範囲を照らす。
嵐雲は術者が能動的に指示する(術者が移動アクションで行う)限り移動し続ける。そうでない場合、嵐雲はその場に留まり、雷鳴のためにパチパチと音をたてる。嵐雲は風力効果で移動させることができる。どの程度の風力が効果を及ぼすかを決定する際、小型クリーチャーとして扱われる。嵐雲は物理的な材質を持たず、非実体のクリーチャーや物体に効果を及ぼすことはできない。呪文の有効距離を超えると、嵐雲は霧散する。
・イーグルズ・スプレンダー
Eagle's Splendor/鷲の魅力
系統 変成術; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、クレリック2、バード2、パラディン2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質/信仰(イーグル(鷲)の羽根か糞)
距離 接触
目標 接触したクリーチャー1体
持続時間 1分/レベル
セーヴィング・スロー 意志・無効(無害); 呪文抵抗 可
この変成術の影響を受けたクリーチャーは落ち着きが出、意見をはっきりと述べられるようになり、また、人格的にも説得力が高められる。この呪文は【魅力】に+4の強化ボーナスを与え、それによって通常通り、【魅力】に関連する技能判定、その他で【魅力】修正値を使用する際に利益を与える。ソーサラー、バード、パラディン(およびその他の【魅力】に基づいて呪文を使用する呪文の使い手)がこの呪文の作用を受けても、高い【魅力】を持つことによるボーナス呪文数が増えることはないが、彼らがこの呪文の影響下にある間に発動した呪文のセーヴ難易度は上昇する。
・3レベル
ファイアーボール
Fireball/火球
系統 力術[火炎]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー3
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(バット(コウモリ)の糞が乾いた玉と硫黄)
距離 長距離(400フィート+40フィート/レベル)
効果範囲 半径20フィートの拡散
持続時間 瞬間
セーヴィング・スロー 反応・半減; 呪文抵抗 可
ファイアーボール呪文は低音の響きとともに火炎による焼けつく爆発を作りだし、効果範囲内のすべてのクリーチャーに術者レベルごとに1d6(最大10d6)ポイントの[火炎]ダメージを与える。装備中でない物体もこのダメージを被る。この炸裂では圧力はほとんど生じない。
術者は指を向け、ファイアーボールの炸裂する距離(水平距離と高度)を決定する。指先から輝く豆粒ほどの大きさの玉が飛び出し、あらかじめ決めた距離に達する前に実体のある肉体や固体障壁にぶつからない限り、目標地点でファイアーボールとなって炸裂する。目標地点に達する前にぶつかった場合、そこで炸裂する。アローを射かけるために壁に開けた狭間窓など、細い隙間の向こうへ玉を送り込もうとするなら、術者は遠隔接触攻撃でその開口部に“命中”させなければならない。失敗すれば玉は周囲の壁にぶつかり、意図したより早く炸裂してしまう。
ファイアーボールは可燃物を発火させ、効果範囲内の物体にダメージを与える。金、銀、銅、青銅、鉛などの融点の低い金属を融かすことができる。ファイアーボールを遮る障壁がダメージによって砕けたり、穴が開いてしまった場合、ファイアーボールは効果範囲が許す限りその障壁の向こうまで広がって行く。障壁を突き抜けられなければ、他の呪文の効果と同様、そこで止まってしまう。
血脈の魔法
アンシーン・サーヴァント
Unseen Servant/見えざる従者
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー1、バード1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(糸切れと木片)
距離 近距離(25フィート+5フィート/2レベル)
効果 不可視で精神も姿形もない従者1体
持続時間 1時間/レベル
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
この術によって作り出される“見えざる従者”は、不可視で精神も姿形も持たぬ力場であり、術者の命令に従って単純な作業を行なう。走って行って物を取ってきたり、たてつけの悪くない扉を開けたり、椅子を押さえたり、掃除したり、つくろいものをしたりできる。この従者は一度に1つの作業しかできないが、同じ作業を何度も繰り返すように命じられればそうする。そのため、術者は距離内にいる限り、“従者”に掃除をするよう命じておいてから別のことに注意を向けるといったことができる。この従者は通常の扉、ひきだし、フタなどしか開けることができない。有効【筋力】は2である(従って、20ポンドの重さのものを持ち上げたり、100ポンドの重さのものを押し引きすることができる)。罠などを作動させることはできるが、20ポンド相当の力しか出せないので、ある種の踏み板などの装置を作動させるには足りない。また、難易度が10を超える技能判定や、未修得では使えない技能を要求する仕事は一切できない。この従者は飛行や登攀ができず、泳ぐことすらできない(が、水上を歩くことはできる)。基本移動速度は15フィートである。
いかなる方法でも、この従者が攻撃することはできない。決して攻撃ロールを行なうことはできないのだ。この従者を殺すことはできないが、範囲攻撃から6ポイントのダメージを被れば消えてしまう(この従者は攻撃に対してセーヴを行なうことはできない)。(術者のその時点での位置から測って)呪文の距離外に送り出そうとした場合、従者は消滅する。
・グリッターダスト
Glitterdust/きらめく微塵
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(雲母の粉末)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果範囲 10フィート拡散内のクリーチャーや物体
持続時間 1ラウンド/レベル
セーヴィング・スロー 意志・無効(盲目効果のみ); 呪文抵抗 不可
金色の微塵が雲となって効果範囲内のあらゆる者と物を覆い、持続時間中はクリーチャーを盲目状態にし、また不可視のものの輪郭を目に見えるようにする。範囲内のあらゆるものはこの塵に覆われる。この塵は取り除けず、呪文が切れるまではきらきらと光りつづける。毎ラウンド、盲目状態のクリーチャーのターンの終わりに、盲目効果を終了させる新たなセーヴィング・スローを試みることができる。
この塵に覆われたクリーチャーは〈隠密〉の判定に−40のペナルティを負う。
疑似呪文能力
・ライト
Light/光
系統 力術[光]; 呪文レベル ウィザード/ソーサラー0、クレリック0、ドルイド0、バード0
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、物質/信仰(ホタル1匹)
距離 接触
目標 接触した物体
持続時間 10分/レベル
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 不可
この呪文は接触した物体を松明のように輝かせ、20フィート以内の範囲を通常の光に、40フィート以内の範囲の明度を最大で通常の光になるまで1段階ずつ上昇させる(暗闇は薄暗い光に、薄暗い光は通常の光になる)。通常の光、明るい光の領域ではこの呪文は影響しない。この効果は移動させることはできないが、移動可能な物体に発動することができる。
術者が発動できるライトの呪文は一度に1つだけであり、前の呪文が持続している間にもう一度この呪文を発動したなら、前の呪文は解呪される。パーマネンシイ呪文やその他の効果によってこの呪文を永続化させたならば、この制限には関わらない。ライトは自分と同じか低いレベルの[闇]呪文をどれでも相殺し、解呪する。
・グリッターダスト
Glitterdust/きらめく微塵
系統 召喚術(創造); 呪文レベル ウィザード/ソーサラー2、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質(雲母の粉末)
距離 中距離(100フィート+10フィート/レベル)
効果範囲 10フィート拡散内のクリーチャーや物体
持続時間 1ラウンド/レベル
セーヴィング・スロー 意志・無効(盲目効果のみ); 呪文抵抗 不可
金色の微塵が雲となって効果範囲内のあらゆる者と物を覆い、持続時間中はクリーチャーを盲目状態にし、また不可視のものの輪郭を目に見えるようにする。範囲内のあらゆるものはこの塵に覆われる。この塵は取り除けず、呪文が切れるまではきらきらと光りつづける。毎ラウンド、盲目状態のクリーチャーのターンの終わりに、盲目効果を終了させる新たなセーヴィング・スローを試みることができる。
この塵に覆われたクリーチャーは〈隠密〉の判定に−40のペナルティを負う。
・黒い塵(擬呪)/Black Motes:1レベル時、君は1回の標準アクションとして、30フィート以内にある高さ30フィート、直径5フィートの円柱内に黒い塵を招来することができる。塵は1d4+ソーサラー・レベル2毎に1ポイントの[氷雪]ダメージを与える。反応セーヴに成功すればこのダメージを無効化できる。セーヴ難易度は10+ソーサラー・レベルの1/2+【魅力】修正値である。君はこの能力を1日に3+【魅力】修正に等しい回数使用できる。
虚空領域(擬呪)/
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作、物質/信仰(塵と水)
距離 長距離(400フィート+40フィート/レベル)
効果範囲 円筒形(半径20フィート、高さ40フィート)
持続時間 1ラウンド/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー 不可; 呪文抵抗 可
呪文の発動時にすさまじい魔法によるひょうが降り注ぎ、効果範囲内のクリーチャーに3d6の殴打ダメージ、2d6の[氷雪]ダメージを与える。このダメージは発動時の1回のみである。この呪文の残りの持続時間は、激しい雪とみぞれが範囲内に降りそそぐ。範囲内のクリーチャーは〈知覚〉判定に−4のペナルティを受け、また移動困難な地形と見なされる。また範囲内の明度を2段階下げる。暗視を持つクリーチャーであってもこの呪文の制限を見通すことはできない。持続時間が終了すると、雪とひょうは消えうせ、(与えたダメージを除いて)後には何の影響も残さない。
所持スクロールは資料参照 |
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