タグ 協会シナリオ なべの季節 |
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キャラクター名 イオン・ポペスク |
属性 真なる中立 |
プレイヤー名 なべの季節 |
最終更新 2022/11/21 18:45 |
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クラス/キャラクターレベル ファイター1/メスメリスト3 |
信仰する神 ノルゴーバー |
故郷 ウースタラヴ |
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種族 人間 |
サイズ 中型 |
性別 女 |
年齢 16 |
身長 4'11" 152cm |
体重 114.53lb. 52kg |
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髪の色 亜麻色 |
瞳の色 青 |
肌の色 白 |
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メモ欄 ■言語:共通語,天界語(知力),地獄語(言語学),ドワーフ語(言語学) ■初期能力20ptBuy(筋18(10) 敏12(2) 耐14(5) 知12(2) 判7(-4) 魅14(5)) ■適正クラスボーナス:メスメリスト(全てHP) ■能力強化:lv4魅力,lv8魅力 派閥:暗黒保管局 威信/名声:11/22 2361400-16 |
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設定など | |
【概要】
イオン・ポペスクは亜麻色の髪と青い瞳を持つイオメディアンの騎士である。 協会によって邪悪な呪術師から助けられた過去を持ち、その非道な実験の結果、自身に関する記憶のほとんどを”憶えていない”のだという。その悲惨な過去と、それを感じさせない明るくコケティッシュな振る舞いから協会の内外に取り巻きが多い。たまの休日にはそう言った輩を引き連れて慈善活動を行っているようだ。 ・ アカシック・フィジアスタリーで体験した情報の過積載により、イオンは奇妙な既視感に悩まされている。フラッシュバックする惑いにより経験の輪郭はあやふやで、彼女にとってそれは確かなものではない。(判断力7) ぶりっこ。 【報告書】 某日。ウースタラヴが主要都市ローゼンポートに座すシンコマクティ科学学校、その念術研究の権威であるクオローラム博士から依頼が入った。飢餓山脈中腹よりゴラリオン各地のエレメンタル・サチュレーション(所謂念術的パワースポット)に匹敵するエーテル的"ゆがみ"が観測された為、調査の要請である。 現地に到着したパスファインダーが発見したのは燃え盛る館だった。焼け跡からは邪悪な呪術師による非道な実験の跡と燃えかけの研究記録、そして生存者が一名——恐らくは非検体である少女——が見つかった。 アカシック・フィジアスタリーと呼ばれるアストラル界の銀色の海に揺蕩う学術機関がある。記録によれば、呪術師は少女のアストラル体を抽出しここへ送り込むことで、その成果を吸い出そうとしていたようだ。結果として呪術師は事故死し、少女は奇跡的に一命をとりとめたが、記憶の混濁が激しく聞き取りでの調査は難航した為協会に保護されることとなった。 彼女の精神に眠る伝承の知識と秘匿性を鑑みて協会の一部では人格ごとの封印、あるいはその損失も踏まえての抽出も議題に上ったが、別派閥の人道的な意見により取りやめられた。以後、監視下ではあるものの自由意思による活動が認められ、現在では協会所属の探索者としてとして活躍している。 【目覚め】 アカシック・フィジアスタリーの生徒を導く10人から13人の"盲目"あるいは"無貌"の教師。入学生に彼らが課す通過儀礼が"精神の浄化"である。真理に辿り着く権利は無垢なるものに。白紙の台帳こそが、最も多くの記録を書き込める。それが精神的エネルギーの利用に熟達し、"情報の紐帯"に接触する下地を整えるための大切な下処理だった。もっとも、この試練によってほぼ全ての生徒が自我を失い白痴と化すため、たとえ記せたとしてもその情報を引き出せるものは少ないのだが。 自分自身が消えていく。その抗いがたい苦痛と恐怖。"漂白"の中で少女はたった一つの望みに縋った。それは両親である。気がつけば邪悪な呪術師の館で非道な実験のモルモットとなっていた彼女にとって、彼らが探してくれている、いつか助けてくれるはずという希望が僅かな自我を生き残らせた。そして、皮肉にもその思いが浄化プロセスによって遡っていた少女の意識に志向性を持たせ、応えを手繰り寄せた。無垢なるものの確固たる意志。その矛盾こそがこの学園で追い求められる"情報の紐帯"に干渉するための術だった。 それに何より絶望した。 自分は誘拐されたのではない、売られたのだ。 生活に困窮した両親によって、商人に化けた呪術師に、奴隷として二束三文で。 自分を探すものはおらず、自分が連れ出されることはなく、自分の価値はこの冬を越すための僅かな銀貨に過ぎないのだと、どうしようもなく理解してしまった。 「知らなければ良かった」 溢れた呟きに"然り"と寄り添う声が響く。その声に従うことにした。全部を失った少女にとって、その声だけが縋るものだった。 別に、少女が取り立てて何かする必要は無かった。送り込んだ彼女から成果を取り出そうと覗き込んだだけで呪術師は"知識"に触れて発狂した。少女は、彼が自らをその研鑽を重ねた呪術で縊り殺すのを見届け、館に火を放った。焦げ臭い匂いと橙に染まる視界が世界を満たし、これで終われるのだと思った。 【イオン・ポペスク】 両親は生活のためにイオンを売った、呪術師は己が研究のためにイオンを壊した。利己心が他者で食い物にする輩に対してイオンはどうしようもなく嫌悪を覚えるし、死ねば良いとすら思う。"主人の言葉"の為にイオンはイオメディアンを騙る。見せかけの慈悲に、道理はまだない。改心を訴える悪党に優しい言葉をかけるとき、イオンは寒々しいものを感じずにはいられない。その一方で、それに本気で手を差し伸べる人を見ると、胸がざわついて堪らなくなる。 知らなければ良いこと、知るべきではないことがこの世にはある。イオン・ポペスクはその領分が犯されようとしたとき、酷く頑なになる時がある。しかし、同時に未知を解き明かそうとすることを否定できずにいる。慈悲を与えることも。イオンが生きているのは未知を求めた人々の行動があったから。自由を手にしたのは彼女を一人の人間として慮る善良な心持つ人がいたから。彼女は、それにより救われたのだから。 スカイ・キーの研究に携わるうちに、イオンはそれがどういうものか理解する。そして、決定的な義憤と"主人の言葉"に従い、とある人物の行いを”見なかった”ことにした。その行いのツケを、彼女は長くに渡り償うことになる。アイオメディの名と共に。 |