タグ 協会プレイ DTPC なれたらPC 複製 |
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キャラクター名 デアード//機動戦士デアチェイサー_copy |
属性 混沌にして善 |
プレイヤー名 DT(なれたら |
最終更新 2023/01/25 02:34 |
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クラス/キャラクターレベル UCバーバリアン/2 ヴィジランテ/2 |
信仰する神 クージェス |
故郷 不明(システム的な指定ではウールフェン) |
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種族 人間 |
サイズ 中型 |
性別 男 |
年齢 19 |
身長 6'1" 187cm |
体重 178.41lb. 81kg |
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髪の色 青 |
瞳の色 赤 |
肌の色 白 |
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メモ欄 協会番号:2381760-4 特徴:対応者(戦闘特徴)、不屈の信仰(信仰特徴) 能力値:筋力:17 敏捷:12 耐久:17 知力:12 判断力:12 魅力:10 人間特徴:二つの才能、言語 適正クラス:バーバリアン1→HP 4→HP 技能:1→4+【知】 2→6+【知】 3→6+【知】 4→4+【知】 派閥:解放白刃衆 言語:ウールフェン語(種)、共通語、ヴァリシア語(知) Lv1→UCバーバリアン Lv2→ヴィジランテ Lv3→ヴィジランテ Lv4→UCバーバリアン 能力値成長:Lv4→筋力 |
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設定など | |
生まれた時から奴隷だった。
言われるがままに仕事をこなし、鞭を打たれても耐え続けた。 一人、また一人と過酷な労働で倒れていく中、人一倍丈夫だったのか生きながらえることができた。 それが幸せだったのかわからない。だって、腕と足に嵌められた枷を外そうという気すら起きなかったから。あまりにも見慣れていて、それが普通だと思っていた。 そんなある日、荷物を運んでいる最中に足枷の鎖が、老朽化したせいか外れてしまった。 逃げれる、そう思った瞬間には駆け出していた。背中に注がれる男たちの罵声に振り返りもせず、全速力で走った。 人混みに紛れ込み、そのまま移動するのに合わせて走り続けた。一人、また一人と追い抜く度に、声が上がった。追われているんだと思った。 だから、足は止めずに、風を切って走り続けた。 前に誰もいなくなった時、身体を撫ぜるように涼やかな風を感じて、自由という物を理解できた気がした。 また勢いを付けて走った、後ろからずっと付いてくる誰かの気配が消えなかったから。 そして、道の左右で騒ぐ人達を割って、どこかの大きな会場にたどり着いて、そのまま地面に引いてある道に沿って進み続けた。いつのまにか腕枷の鎖も切れていた。 足は重く、今にも心臓は破裂してしまうほど高鳴ったけど、捕まりたくなくて、後ろから付いてくる誰かから逃れるために、足を動かした。 無我夢中で駆け続けて、空中に引かれたテープを走り抜けて千切った瞬間、世界が爆発した。 会場にいる人々が立ち上がって、全身がビリビリと震えるほどの歓声を上げていた。 不思議と足は止まり、その声の波を浴びながら立ち止まっていた。 「負けたよ、素晴らしい走りだった」 とても優しそうな声に振り返れば、そこには筋骨隆々の禿頭の男性がいた。 「いい勝負だった、最高だ」 そういって、差し出された手はとても大きく、森に聳える雄大な巨木を思わせた。 どうしていいか分からず、見様見真似で差し伸べた手を、その強い男の人はしっかりと、そして優しく握ってくれた。 「君、名前は?」 その答えを持っていなかったから、首を振った。 そして、その強い人は、腕と足についた枷を見ると、僅かに悲しそうに目を伏せる。 ふと、真面目な表情を浮かべると、山のように盛り上がった筋肉を漲らせて腕枷を握りつぶしてくれた。 もう片方の枷も、両の足枷も。そして、砕いだ足枷を握りつぶすと、そのたくましい両腕の中に握られているのは鈍色のメダルだった。 「私からのトロフィーだ。少年、君は自由だ」 そういって、首にかけてくれた。なぜか、胸が熱くなって、涙が溢れた。 「勝者が泣いたら格好がつかないぞ! ほら、胸を張って、観客席を向いてごらん」 優しく背を叩かれて、促されるままに観客席を振り向くと、もう一度興奮と熱狂の称賛が波となって押し寄せてきた。 不思議と、何かを誇るように腕を上げていた。 強い、強くて優しい人は、微笑みながら突き上げた腕を支えてくれた。 「……少年、君はもっと強く、もっと早くなれる」 その時の言葉も、その時の瞳の穏やかさも、今でも鮮明に覚えている。 「……君は、素晴らしいデアチェイサーになれる」 知らない言葉だった。 「ははは、それじゃあ敗者は静かに去ろう」 歓声に包まれて、掠れた声では強くたくましい男の人を引き止められなかった。 名前は、と喉が裂けそうになりながら叫んだ。せめて、名前を聞きたかった。 「……ふふふ、また会おう、少年」 果てのない大地のように広い背中越しに、男の人は力こぶを作りながら微笑みながら去っていった。 それからはあっという間だった。 賞金で奴隷から解放され、自由を手に入れたものの何をしていいか分からずにぼんやり日々を過ごした。 そんな時だった。たまたま見つけた教会で、あの時に目に焼き付いたあの人の面影とそっくりな物を見つけた。 あれはなにか、教会の司祭に尋ねると、こう答えてくれた。 「アレは、クージェス様の聖印です」 それから、強い男になるために鍛えて、広い世界を見るためにパスファインダーになることを決意した。 いつか、またあの“強い男”に会って、競い合うために。 これは、僕が、最高のデアチェイサーになるための物語。 |