▼急所攻撃
君は1ターンに1回、クリーチャー1体に対して【敏捷力】にもとづく攻撃（ショートソード、ショートボウ、ダガーなど）をヒットさせ、さらにその攻撃ロールに有利を得ていたなら、追加で1d6のダメージを与えることができる。

以下の条件をすべて満たしているならば、君はその攻撃ロールに有利を得ていなくとも、追加の1d6ダメージを与えることができる。

・君以外の、「目標のクリーチャーにとっての敵」が、目標クリーチャーから5ft（1マス）以内にいる。
・その「目標のクリーチャーにとっての敵」が無力状態でない。
・君がその攻撃ロールに不利を得ていない。

（つまり、味方が接敵しているエネミーに対しては追加ダメージが乗る、というルール）

ケルン・アンダーバウ
犯罪者・ローグ
ハーフリング

年齢：55
96.52cm
15.89kg


ホートナヴ山の麓の陽気なハーフリングの家に生まれた
どこかハーフリング特有の村社会に馴染めずに、
ホートナヴ山の火山のどさくさに紛れて、
村を飛び出しあちこちの街を放浪しながら暮らしていた。
ちょっとした街では、どこにでも浮足だったカモはいるもので、
俺は気の合う仲間と、スリや恐喝、盗みなどちっちゃな仕事をやって、
足がつきそうになったら別の街へそんなことをしながら年を重ねていった。
月日とともにいつの間にか悪ガキ達はいっちょ前の赤印組というギャングになっていた。
ギャングが食べていくには拠点が必要だ。
俺たちはバブルに沸くファンダリンに拠点を移し、
そこで夜盗や用心棒や盗品の買取りをして結構な金を稼いでのし上がった。
ある日、仕事を終えて、一息、酒場で呑んだくれた帰りにドジを踏んだ。
そいつの言葉によると、赤印組みの頭領――“ガラス杖”と呼ばれるウィザード――が、俺を殺せと言ったのだという。
ほうぼう手を尽くして俺はどうにか逃げ延びた。
叔母の手も借りて、俺はファンダリンからほとんど身一つで逃げ延びた。
最後に持ってきたのは俺の名を記した盗みに使う道具だけだ。
火山のときに生き残った以来に、この幸運をタイモーラ（幸運の女神）に感謝した。

計画を立てて何かしたことはないが、臨機応変に事をやってのけるのには自信がある。
俺は自分の腕には自信がある。できないことなどない。
そして、俺に何かをさせようというのなら。「おまえにそんなことできっこない」と言うのが最善の策だ。

人々。理想ではなく友に忠実。それ以外の他人なんざ、地獄のステュクス河（三途の川みたいなもん）に送られようが知ったことではない。

叔母のケリン・アルダーリード。ファンダリンの牧場主である。俺は自分が後ろ暗いやり方で稼いだ金の幾分かを彼女に渡している。

俺の叔母には、私が赤印組の一員としてやってきたことを決して知られてはならない。

▼オプション：冒険の背景

ファンダリンの街は古い教授内の廃墟の上に建てられている。そこは数年前にたくましい入植者たちが入って再建するまで、500年にわたって誰一人住む人がいなかった場所だ。
周辺の山での黄金とプラチナの物語に引き寄せられ、君もまたファンダリンにやってきた。
生計を立てるためではない、そこで金持ちになろうとする連中をカモにするためだ。
君は赤印組と自称するギャングの一団に参加し、そこで夜盗や用心棒や盗品の買取りをして結構な金を稼いだ。

しかし、君はどうやら仲間の赤印組の中に敵を作ってしまったらしい。なにものかが君を罠にかけたのだ。そいつの言葉によると、赤印組みの頭領――“ガラス杖”と呼ばれるウィザード――が、君を殺そうとしたのだという。
君はどうにか逃げ延びることができた。そして、この幸運をタイモーラ（幸運の女神）に感謝した。
君はファンダリンからほとんど文無しで逃げてきた。持ってきたのは君がその名を記した家業に使う道具のみである。

▼オプション：個人的な目的

「復讐をする」
赤印組の誰かが君を危うく殺そうとした。それが誰なのか、もちろん君は知りたい。そして仕返しをしてやりたい。“誰か”はもちろん。“ガラス杖”、そしてほかの赤印組全員もだ。
そして、君は復讐の手掛かりを得た。ハリア・ソーントンという名の何者かもまた、赤印組を追い出したがっているというのだ。
彼女はファンダリンに住んでいる。これはつまり、君はまだ君のことを殺したがっている赤印組みの前に顔をさらさなければならないということだ。

▼オプション：属性

「真なる中立」
君はその時その時で最善と思われる行動をとる。確かに君は胸を張っていえないようなこともしてきた。そして、君個人として世界をよりよい方へ帰るような事柄にかかわってきたこともない。
しかし君は誰かを傷つけることに興味はないし、既にあるものごとをさらに悪化させたりすることにも興味はない。

ショートソード

　

　

ショートボウ

　

　

矢筒（アロー）

　

20

レザー・アーマー

　

　

盗賊道具

　

　

背負い袋

　

　

鈴

　

　

ろうそく

　

5

かなてこ

　

　

ハンマー

　

　

ピトン

　

10

麻のロープ50ft

　

　

覆い付きのランタン

　

　

油びん（6時間分）

　

2

保存食1日分

　

5

ほくち箱

　

　

水袋

　

　

暗めの色の普通の服（フード付き）

　

　

ポーチ

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

▼ハーフリングの幸運
攻撃ロール、能力値判定、セーヴィング・スローで1の目を出したなら、そのダイスを再ロールすることができる。
（もう一度1が出た場合は再ロール不可）

▼ハーフリングの勇気
恐怖状態をもたらす効果に対するセーヴィング・スローに有利を得る。

▼すり抜け移動
君は、君自身よりもサイズ分類が1段階大きいクリーチャーの占める場所を通り抜けて移動できる。

▼隠密の天性
君は、自分よりサイズ分類が1段階以上大きいクリーチャーによってのみ見えにくくなっている時に〈隠れ身〉判定を試みることができる。

▼盗賊の符牒（ふちょう）
君は盗賊の符牒を学んでいる。俚言、隠語、暗号を混ぜ合わせた秘密の符牒である。これを用いれば、一見何の変哲もない会話の中に、秘密の情報を隠すことができる。

加えて、君は一連の秘密の合図や印を理解する。これは短く単純な情報を伝えるのに用いられる。「ここは危険」「ここはギルドのナワバリ」「近くに獲物あり」「ここの者はカモ」「ここの者は逃亡中の盗賊に隠れ家を提供してくれる」等である。

▼黒社会のコネ
君には信用できる知人がいる。その人物は君と、他の犯罪者たちのネットワークとをつなぐ役目を果たす。君はその人物と連絡を取る方法を知っている。
より具体的に言えば、君は連絡を取るのに使える現地の連絡員、腐敗した隊商頭、怪しげな水夫……等を知っている。君はコネを通じて秘密の情報や盗んだ品物を売ったり、他の自分の望む情報と交換したりすることができる。