犯罪者

計画を立てて何かしたことはないが、臨機応変に事をやってのけるのには自信がある。そして、私に何かさせようというのなら、「お前にそんなことできっこない」と言うのが最善の策だ。

人々。理想ではなく友に忠実。それ以外の他人なんざ、地獄のステュクス河に送られようが知ったことではない。

叔母のケリン・アルダーリード。ファンダリンの農場主である。私は自分が後ろ暗いやり方で稼いだ金の幾分かを彼女に渡している。

私の叔母には、私が赤印組の一員としてやってきたことを決して知られてはならない。

ファンダリンの街は古い居住区の廃墟の上に立てられている。そこは数年前に逞しい入植者たちが入って再建するまで、500年にわたって誰一人住む人がなかった場所だ。周辺の山での黄金とプラチナの物語に引き寄せられて君もまたファンダリンにやってきた。生計を立てるためではない。そこで金持ちになろうとする連中をカモにする為だ。君は赤印組と自称するギャングの一団に参加し、そこで夜盗や用心棒や盗品の買い取りをして結構な金を稼いだ。
しかし、君はどうやら仲間の赤印組の中に敵を作ってしまったらしい。何者かが君を罠にかけたのだ。友の言葉によると、赤印組の頭領《ガラス杖》と呼ばれるウィザードが君を殺そうとしたのだという。君はどうにか逃げ延びることができた。そして、この幸運をタイモーラ(幸運の女神)に感謝した。君はファンダリンから殆ど一文無しで逃げてきた。持っていたのは君がその名を示した稼業に使う道具のみである。


・個人的な目標:復讐をする。
赤印組の誰かが君を危うく殺そうとした。それが誰なのか、勿論君は知りたい。そして仕返しをしてやりたい。誰かとは勿論《ガラス杖》、そして他の赤印組全員もだ。そして君は復讐の手がかりを得た。
ハリア・ソートンという名の何者かもまた、赤印組を追い出したがっているというのだ。彼女はファンダリンに住んでいる。これはつまり、君はまで君のことを殺したがっている赤印組の前に顔を晒さなければならないということだ。

ショートソード

　

1

ショートボウ

　

1

アロー

　

20

レザー・アーマー

　

1

盗賊道具

　

1

背負い袋

　

1

鈴

　

1

ロウソク

　

5

かなてこ

　

1

ハンマー

　

1

ピトン

　

10

麻のロープ(50ft)

　

1

覆い付きのランタン

　

1

油瓶

　

2

保存食(1日分)

　

5

ほくち箱

　

1

水袋

　

1

暗めの色の普通の服(フード付き)ひと揃い

　

1

ベルトポーチ

　

1

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

・習熟強化
君は【敏捷力】<隠密>判定、あるいは盗賊道具を使用する判定の際、自分の習熟ボーナスを2倍にして判定する。
*このボーナスは既に適用済みである。


・急所攻撃
君は1ターンに1回、クリーチャー1体に対して【敏捷力】に基づく攻撃(ショートソードやショートボウなど)をヒットさせ、更にその攻撃ロールに有利を得ていたのなら、追加で1D6ダメージを与えることができる。
以下の条件を全て満たしているならば、君はその攻撃ロールに有利を得ていなくとも上記の追加ダメージを与えられる。

1.君以外の目標クリーチャーにとっての敵が、目標から5ft以内にいる。
2.その目標クリーチャーにとっての敵が無力状態でない。
3.君がその攻撃ロールに不利を受けていない。


・盗賊の符牒(フチョウ)
君は盗賊の符牒を学んでいる。俚言、隠語、暗号を混ぜた秘密の符牒である。これを用いれば、一見何の変哲もない会話の中に、秘密の情報を隠すことができる。
加えて、君は一連の秘密の合図や印を解する。これは短く単純な情報を伝えるのに用いられる。「ここは危険」、「ここはギルドの縄張り」、「近くに得物あり」、「ここの者はカモ」、「ここの者は逃亡中の盗賊に隠れ家を提供してくれる」等である。


・ハーフリングの幸運
攻撃ロール、能力値判定、セーヴィング・スローで1の出目を出したなら、そのダイスを再ロールできる。ただし、新しい結果は必ず使用せねばならない。


・ハーフリングの勇気
恐怖状態をもたらす効果に対するセーヴィング・スローに有利を得る。


・すり抜け移動
君は君自身よりもサイズ分類が1段階以上大きいクリーチャーの占める場所を通り抜けて移動できる。


・隠密の天性
君は、自分よりサイズ分類が1段階以上大きいクリーチャーによってのみ、見え難くなっている時にも、隠れ身を試みることができる。


・裏社会のコネ
君には信用できる知人がある。その人物は君と、他の犯罪者たちのネットワークとを繋ぐ役目を果たす。君はその人物と連絡を取る方法を知っている(例えどれ程遠く離れていても)。より具体的に言えば、君は連絡を取るのに使える現地の連絡員、腐敗した隊商頭、怪しげな水夫…等を知っている。
君はコネを通じて秘密の情報や盗んだ商品を売ったり、他の自分の望む情報と交換したりすることができる。