賢者：教授

・根はおとなしく気弱な性格
・憧れている人になりたいという気持ちが強く、他者を引っ張ろうと頑張ろうとするも、カラ回ってしまいうまくいかなかったりする。

・共に旅をし、憧れていたパートナーのようになりたいという気持ちが強く、他者を引っ張りたいとする。（善）

他種族との交流をいとわず、進んで友好関係を結ぼうとする。

気弱な性格が起因し、強引な手段や態度に引いてしまう。

〇目的：とある理由により、この世界のどこかにあると言われている
「世界中の生物が幸せになれる金の林檎が生る大樹」を探して旅をしている。

〇性格：幼少期は気弱な性格であったが、
とある出来事がきっかけで前向きに生きようとするようになる。

〇背景：30歳（見た目は人間の15歳程度）のとき、
森に迷いこんだ人間の女の子（12歳）が
猪に似たモンスターに追われているところを助ける。

彼女の名を「コアル」という。

ウッドエルフは他種族を排除する排他的な種族であることを知っていたため、
コアルには「もう森に来ないように」伝えるが、
コアルは活発な女の子だったため、気弱で表に出ないレシリアを外にだそうと
森に頻繁に現れては、レシリアと遊ぶようになる。

レシリアは気弱で内向的な性格であり、
周囲のエルフとの関係をうまく築けずにいたため、
コアルが最初の友達になり、その気持ちが恋慕へと成るのに
そう時間はかからなかった。

ウッドエルフという種族間において、恋愛感情に男女の大きな区別はなく、
コアルに対する感情は極めて一般的なものであったが、
人間という種族においてそうではないことをレシリアは知っていたため、
その感情に躊躇してしまう。

しかし、二人は友人という関係であっても十分幸せだった。
穏やかな二人の関係はしばらく続いていたが、
6年後、突如その平穏は崩れさってしまう。

レシリアとコアルの密会が、人間種による「エルフ狩り」によって
妻子を殺されたウッドエルフの幹部「バイパー」に知られてしまったのだ。

「バイパー」は人間種への特別な憎しみの感情があり、
すぐさまコアルと森の秘密を外部に漏らそうとした
裏切者のレシリアを抹殺するべく、暗殺部隊を成形する。

しかし、いち早くその気配を感知し、森の動物から伝えられていた
レシリアは悩んだ末にコアルと逃亡することを決意する。

これに対し、コアルは猛反対する。
自分のために家族と共に過ごせなくなる必要はない、
逃亡をするくらいなら自分はいなくなる、と。

レシリアは自分の想いを打ち明け、コアルのいない未来に価値はなく、
そんな未来はいらない、でもコアルが望まないというのなら、
それを否定することも自分にはできない、と語る。

なるほど、とコアルは一つうなずき、
頬を赤らめながら「じゃあ」とひとつ提案するのだった。


二人は話し合いの末、旅に出ることを決意。
しかし、バイパーからの逃亡としてではなく、
「二人で旅をしたい」それだけを理由に旅をすることにした。


二人はバイパーが動き出す前にレシリアの父でありウッドエルフの長
「ジオラルド・シアルク」に面会し、事のいきさつと今後を相談する。

反対されると身構えていた二人はジオラルドの
あっさりとした了承を得て、肩透かしを食らったような表情。


必ず成人の儀には顔をだすこと、
最期はかならず里に戻ること、
絶対に後悔する選択をしないこと、を条件に里から旅立つのであった。


里を出る前日、コアルはジオラルドと二人で酒の席を設けており、
（人間種は18歳で成人につき飲酒可能。レシリアは飲めないがコアルは飲める。）
エルフの主神は「コアロン・ラレシアン」といい、
「レシリア」の名はそこから来ていることを説明。
　
そして、人間である「コアル」にも「コアロン」の名に共通するものを感じ、
これは命運であることを告げ、どうかレシリアを守ってほしいと頼られた。

→実はコアルの名前の由来も「コアロン・ラレシアン」からきており、
　種族学でありアルケミストでもある父の趣味でつけられていた名前なのだが、
　それでは"命運"ではなくなってしまいそうなので、コアルは黙秘した。


かくして、二人は冒険の旅に出た。


とはいえ、コアルは非戦闘員のため、
戦闘が必要な時はレシリアが担当した。


コアルは本が好きだった。
物語を書いてはレシリアが魔法で増産し、
それを町で売って生計を得ていた。

自分の本の話、昔読んだ本の話、好きな作家の話、、。
旅路でコアルに聞かされていたレシリアも本を読むようになった。


そこでお酒を飲んだコアルによく聞かされていた話がある。

それは一番好きなお話。小さい頃に亡くなった母親に
話してもらった、コアルの一番大好きな物語。


それは小さな村の小さな女の子が、ある日世界の平和を願い、
「食べると世界中のみんなが幸せになれる金の林檎がなる大樹」を
探して冒険に出る、というもの。


聞きすぎてレシリアは空で言えるようになってしまった。



そしてその時はきた。
旅に出て61年後、コアルは天寿を全うした。79歳だった。


レシリアはしばらく悲しんだが、落ち込みはしなかった。
そもそも「死を恐れず、愛を全うすることに喜びを感じる」種族ではあるのだが、
なによりもコアルは最期まで幸せそうに生きていた。
それだけで十分だったのだ。


コアルの死後、やることもなくすぐに里に戻ったレシリアは
すべてをジオラルドに伝え、60年旅をつづけた冒険者として、
幼エルフに魔法を教える先生としての役職を得る。


そして、3年後。レシリアの成人の時が来る。


そのころにはレシリアが持ち込んだ「コアルが61年間描き続けた物語」全257冊の本達は
エルフの森で大ブームとなり、コアルは名作家として崇められ、
同時にレシリアがコアルと過ごした日々は、
幼エルフから大人エルフまで楽しめるレシリアの自慢話になった。

そして、成人を期にレシリア自らが描いた「コアルとの冒険譚」（少しフィクション）は
絶大なブームとなり、エルフの森では知らない者がいないほどの「コアルの伝記」となった。



7年後、「コアルとの冒険譚 第15巻（最終巻）」を描き終えたレシリアは
とある幼エルフにこう尋ねられる。


『レシリアお姉ちゃん、黄金のりんごってどこにあるの？』


レシリアは愕然とした。


どこにあるのだろう、と。


そして、自分が描いてきたコアルとの冒険譚（ちょっとフィクション）を
何度も読み返して、いままでも何度も読み返した本を改めて
何度も何度も読み返し、確信した。


コアルは金のリンゴを探していたのだ。


そうなると、最初にどの種族も、誰も立ち入らない、
いや、立ち入れないようにできているエルフの森に
小さな女の子が現れた理由にも説明がつくし、
旅の途中でのいろいろな言動がそれに結び付いた。


なにより彼女は誰よりも平和を愛していた。


何て水くさいのだろうか。
とレシリアは苦笑する。

きっと照れくさかったのだろう。
いつまでも過去に読んだ絵本に執着し、あるかどうかもわからない、
いや、きっとないに違いない空想の産物を探しているなんて、
レシリアには伝えられなかったのだ。


彼女を知っているレシリアだからこそ、
彼女の性格を知り尽くしているレシリアだからこそ、
そうに違いないと確信できた。


笑いの後にちょっとした怒りが沸いてくる。

婚姻まで結び、最後の最期まで共にした相棒に
自分の真の目的は黙ったまま逝ってしまったのだ。


レシリアは、今度は「金のリンゴ」を探す旅に出ようと決意する。


「今度こそ金のリンゴを見つけて、私とコアルの冒険を終わらせる。」


彼女は旅の支度をする。持ち物は紙とペン。
それだけで十分だ。

ダガー

1

1

呪文構成要素ポーチ

2

1

探険家パック

　

　

→背負い袋

5

1

→携帯用寝具

7

1

→炊事用具

1

1

→ほくち箱

1

1

→松明

1

10

→保存食

2

10

→水袋

5

1

→麻のロープ（50フィート）

10

1

呪文書

3

1

黒インクの壺

0

1

羽根ペン

0

1

小さなナイフ

0

1

死んだ彼女からの手紙

0

1

普通の服

3

1

ベルトポーチ　10gp入り

1

1

スタッフ／Staff

4

1

羊皮紙

0

10

はしご（10フィート）

25

1

棒（10フィート）

7

1

まきびし（20個入りの袋）

2

1

釣具

4

1

警笛

　

1

チョーク

　

4

ペン

　

5

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

暗視：君は地下の生活に慣れており、闇や暗がりを見通す目をもつ。君は“薄暗い”光の中では自分から 60フィートまでを“明るい”光の中であるかのように見通せる。また、暗闇の中を“薄暗い”光の中であるかのように見通せる。暗闇の中で物の色を見分けることはできず、ただ白黒の濃淡のみが見える。ドワーフの毒耐性:毒に対するセーヴィング・スローに有利を得る。また、[毒]ダメージに対する抵抗を有する(第 9 章参照)。

フェイの血筋：君は魅了状態をもたらす効果に対するセーヴィング・スローに有利を得る。また、魔法は君を眠らせることはできない。

トランス：エルフは睡眠を必要としない。かわりに深い瞑想に入り、半ば意識を保ったまま、1日4時間を過ごす。この種の瞑想を共通語で“トランス”という。瞑想中、君はある種の夢を見ることがあるが、こうした夢は実際には、長年の修練によってほとんど本能的なものとなった精神鍛錬なのである。このようにして4時間休息したなら、君はヒューマンが8時間の睡眠によって得るのと同じ利益を得る。

自然隠れ：君は、茂みや豪雨や降雪や霧などの自然現象によって“軽度の隠蔽”を得ているだけの時にも隠れ身を試みることができる。

秘術回復：1日1回、小休憩を終えた時点で、君は消費済の呪文スロットを一定量だけ回復することができる。
それらの呪文スロットの合計レベルは、君のウィザード・レベル
の1/2（端数切り上げ）以下でなければならない。また、6レベル以
上のスロットを回復することはできない。

研究能力：君が特定の知識を得よう、あるいは思い出そうとする時、君にその情報自体はなくても往々にして“どこで誰からその情報を得 られるか”はわかる。
通常、その情報は図書館や文書室や大学や、賢者その他の知恵ある人や知恵あるクリーチャーから得られる。
ただし DMは「君の求める知識は到達困難な場所に隠されている」、「その知識を得ることはできない」等と判断することもある。
そして、多元宇宙の最も深遠な秘密を解き明かすには1つのアドベンチャー、時には1つのキャンペーンを要することもある。

レイ・オヴ・フロスト P107

ショッキング・グラスプ P93

メイジ・ハンド P106

　

　

　

　

　

　

　

スリープ P95

コンプリヘンド・ランゲージズ P92

マジック・ミサイル P104

サンダーウェイヴ P93

チャーム・パースン P96

メイジ・アーマー P105