ハンドアックス　軽武器 投擲 （射程20/60)

■兵士
兵種：支援要員
特徴：軍の階級

地獄を覗き込んでも眉一つ動かさない

人それぞれ。
どんな立派な理想も、殺し、戦う理由にはならない

かつて戦友に命を救われた為、決して仲間を見捨てようとしない。

戦であった恐ろしい敵のことを思うと今でも震えがくる。

　幼少期のマーラは路上生活をする孤児で、名前はなかった。
　とある傭兵団が遠征で訪れた際に拾われ、マーラはそこで人足や小間使いとして働くようになる。
　頭は鈍かったが素直な性分でよく働くマーラは、団員達から半ばペットのようにそれなりに雑に可愛がられて育つ。
　この傭兵団の団長がろくな男ではなく、上手いのは口ばかりで詐欺師同然の手口で立ち回るので何処の戦場でも評判は良くなかった。
　男は日頃から交渉の場に美醜両端の孤児二人を引き連れて小間使いや毒見役に用い、しばしば盾としても使った。
　マーラは専ら後者として重宝され何度か死にかけた、だが気が付けば護衛として傍らに立つ一人の戦士として成長していた。仲間達はその事をよく奇跡だと言っていた。
　団長は事あるごとにマーラに自分が拾ってやった事、飯を食わせてやっている事、名づけ親である事、戦士は仲間や家族は見捨ててはならない事、マーラは自分ほどではないがまぁまぁ戦士である事、つまりは命がけで自分を守れ、という事を繰り返し教えた。
　マーラはその考えにとても納得した。
　マーラの名前は団長が「顔がブサイク過ぎるガキだから名前くらいは愛嬌があるヤツにしよう」と、顔がイマイチだがケツがでかかったダマラ人売春婦の名前からとったものだ。
　マーラは名前の由来を団長や仲間達が話すたびに大声で笑うので、これはいい名前だと思っていた。
　マーラはそういった様々な要因から、恩義があり、親代わりで、賢く、ユーモアに富んだ団長を心から尊敬していた。
　なので傭兵団が今までのツケが回り回って破滅する際もマーラはやはり最期まで団長の傍に居た。
　団長は矢の毒で目がやられ血を流し過ぎた足がもう言う事を効かないので、マーラは団長を背負って暗い山道を明かりも無く進んでいた。
　団長は最初自分を裏切った商売仲間達を口汚く罵っていたが、それが終わるとマーラにこれからの展望を語り始めた。
「金で繋がった仲ってのは結局はダメだ」「金でダメになる程度のもんだ」「それに引き換えお前は薄汚くて臭いブサイクなガキだったがオレの読み通り真っ直ぐに育った」「お前は俺を裏切るか？裏切らないだろう？」「そうだ、要するに信頼ってのは路上で拾ってくるのが世の正しい理ってヤツなんだ」
「ケガが治ったら商売のやり方を変えて今度は道端のガキを拾って育てる商売を始める」「良いアイディアだろ？そうだろ？」「慈善事業だ、どんな汚いガキでも俺の下にくればお前みたいにそこそこ立派で人を裏切らない戦士になれる」
「そうだ、汚いガキでもいいんだ、見てくれはブサイクでもな？心が汚くなければいいんだ、それが一番大事だ」
「金があってもな、そこがダメだと、全部ダメになっちまう、ああ畜生」
「なに？汚れは拭けばいいって？ハハ、お前はホントあれだ、雑巾みたいなヤツだな、そうさ、お前は雑巾だ、このブサイクめ」
「だけど、そうだな、お前の言う通りだ、拭けば元通りだ、そうだ、やり直せる、そうだ」
「雑巾野郎、俺は疲れたから少し寝るぞ？いいな？背後と、風下に、気をつけろよ？いいな？」
「…」
「マーラ、お前は、真っ直ぐに生きるんだぞ、いいな？」
「そうだ、それが最高の戦士だ」

　それから数年が経って、今ではマーラにも団長がどのような人間であったか少しづつ分かり始めている。
　それでも団長の全てが嘘だとは思っていない。団長は今でもマーラの恩人である。

　マーラは頭が悪いので上手く言葉に出来ないが、団長の言った『最高の戦士』になればそれも分かるのではないか、と思っている。

チェインメイル

55

１

シールド

6

１

ウォーハンマー

2

１

ハンドアックス

4

2

階級章

　

　

討伐記念品

　

　

ゲーム用カード一揃い

1

1

普通の服

3

1

ベルトポーチ

1

1

探検家パック

　

　

背負い袋

5

1

携帯用寝具

7

1

炊事用具

1

1

ほくち箱

1

1

たいまつ

1

10

保存食

2

10

水袋

5

１

麻ロープ(50ft)

10

１

財布(20gp)

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

■特徴

能力値増加： 筋力２↑耐久１↑

暗視：薄暗い光の中で６０フィートまで真昼のように見渡せる。また同範囲内の暗闇を薄暗い光の中にあるように見渡せる。
ただし色は分からず白黒の濃淡だけが分かる。

強面：君は〈威圧〉の習熟を得る。

ハーフオークのしぶとさ：ＨＰが０なり、即死しない場合そのＨＰを１とする。
この特徴は一度使用すると大休憩を終えるまで使用できない。

猛攻：近接攻撃のクリティカル時、武器のダメージダイスの内１つをもう一度ロールして、その結果をクリティカルヒットの追加ダメージに加える事が出来る。

言語：共通語とオーク語の会話と読文
※オーク語は固有の文字がなくもぱらドワーフ語で書かれる

■ファイター
ＨＰ
ヒット・ダイス：レベル毎に1d10
１Ｌｖ時のＨＰ：10＋耐久値修正
以降レベル毎に1ｄ10（もしくは6）＋耐久値修正

セーヴィング・スロー【筋力】【耐久】
技能：【知覚】【生存】

戦闘スタイル
護衛：君が見る事が出来るクリーチャーが、君以外の、君から５フィート以内にいるクリーチャーを攻撃した場合、君はリアクションを用いてその攻撃ロールに不利をつける事が出来る。
※要 盾装備

怒涛のアクション
短時間の間、限界を超えて活動出来る。通常のアクションに加えて、さらに追加で1回ボーナスアクションが行える。
この能力は一度使うと、小休憩または大休憩を終了するまで、再び使用する事はできない。