▼二刀流
　君が攻撃アクションによって、1 つの手に持った、 軽武器 で
ある近接武器を用いて攻撃を行なった時、君はボーナス・アクシ
ョンとして、もう別の手に持っている、 軽武器 である別の近接
武器を用いて 1 回の攻撃を行なえる。このボーナス・アクション
の攻撃のダメージには君の能力修正値を足すことができない(た
だし能力修正値がマイナスの場合は足す)。
二刀流を行なっている時にも、君の手に持っている武器が 投
擲 の特性を有している場合、君はその武器で近接攻撃を行なう
代わりにその武器を投擲することもできる。

▼急所攻撃：
　君は1ターンに1回、クリーチャー1体に対して【敏捷力】にもとづく攻撃（ショートソードやショートボウなど）をヒットさせ、さらにその攻撃ロールに有利を得ていたなら、追加で1d6ダメージを与えることができる。
　以下の条件のすべてを満たしているならば、君はその攻撃ロールに有利を得ていなくとも上記の追加ダメージを与えられる：
(1)君以外の“目標クリーチャーにとっての敵”が、目標クリーチャーから5フィート（1マス）以内にいる。
(2)その“目標クリーチャーにとっての敵”が無力状態でない。
(3)君がその攻撃ロールに不利を受けていない。

犯罪者、得意な犯罪は追い剥ぎ

初見の相手は敵に回さず仲良くなろうとする。
なかなか人を信用せず、「外面がいいのは隠し事が多いってことだ」と心得ている。

欲の皮。金のためなら何でもやる。
(悪)

私は自分の失敗のせいで愛する人を死なせてしまった。二度とは繰り返さない。

自分の犯した罪のせいで無実の人が獄中にあるが、
「しょうがないよね」と思っている。

■背景
　ファンダリンの街は古い居住地の廃墟の上に立てられている。
そこは数年前にたくましい入植者たちが入って再建するまで、500年にわたって誰一人住む人がなかった場所だ。
周辺の山での黄金とプラチナの物語に引き寄せられて君もまたファンダリンにやってきた。
一人ではない、兄弟分のハーフリングであるリダ・グッドバレルと数人の荒くれ者と共にだった。
君とリダは置き引きやスリ、恐喝などで稼ぎをしていたが、少々、目立ちすぎてしまった。
ある時、君とその仲間たちは赤印組というギャングと引き返せないほどの大きな揉め事を起こしてしまった。
君は仲間とはぐれ、ほうぼうの体でファンダリンから逃げ出した。
どうやら君と風体の似ている間抜けなハーフリングが代わりに捕まったらしい。
そして、この幸運をシュレム=リック（幸運と金貨の神）に感謝した。
赤印組のねぐらから盗み出した奇妙な仮面だけが君の手元には残されている。

この事件とはまったく無関係だが、数年前に連れ合いを不幸な事故で亡くしている。
まとまった稼ぎができたら婚約を申し出るつもりだった。
その当時のことを今でも悔いている。

▼個人的な目的：復讐をする。
　赤印組の誰かが君を危うく殺そうとした。
それが誰なのか、もちろん君は知りたい。
そして仕返しをしてやりたい。
“誰か”はもちろん、“ガラス杖”、そしてほかの赤印組全員もだ。
そして君は復讐の手がかりを得た。
ハリア・ソーントンという名の何者かもまた、赤印組を追い出したがっているというのだ。
彼女はファンダリンに住んでいる。
これはつまり、君はまだ君のことを殺したがっている赤印組の前に顔をさらさなければならないということだ。

▼属性：中立。
　君はその時その時で最善と思われる行動をとる。
確かに君は胸を張って言えないようなこともしてきた。
そして、君個人として世界をよりよい方へ変えるような事柄に関わってきたこともない。
しかし君は誰かを傷つけることに興味などないし、既にあるものごとをさらに悪化させたりすることにも興味はない。

かなてこ

5

1

(暗い色合いで頭巾つきの)普通の服 1 着

3

1

ベル トポーチ

2

1

レザーアーマー

10

1

ダガー

1

2

盗賊道具

　

1

バックパック

5

1

ボールベアリング1,000個入りの袋

2

1

10フィートの細紐

　

1

ベル

　

1

ろうそく

　

5

金槌

3

1

ピトン

0.3

10

覆い付きランタン

2

1

油瓶

1

2

保存食(日単位)

　

5

ほくち箱

1

1

水袋

5

1

50フィートの麻ロープ

10

1

雪花石膏(アラバスター)製の仮面(珍品)

　

1

ショート・ソード

2

2

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

▼ハーフリングの幸運
　攻撃ロール、能力値判定、セーヴィング・スローで1の目を出したなら、そのダイスを再ロールできる。ただし新しい結果は必ず使用せねばならない（訳注：もう一度1の目が出た場合、その結果を再ロールすることはできない）。

▼ハーフリングの勇気
　恐怖状態をもたらす効果に対するセーヴィング・スローに有利を得る。

▼すり抜け移動
　君は、君自身よりもサイズ分類が1段階大きいクリーチャーの占める場所を通り抜けて移動できる。

▼隠密の天性
　君は、自分よりサイズ分類が1段階以上大きいクリーチャーによってのみ見えにくくなっている時にも、隠れ身を試みることができる。

▼盗賊の符牒
　君は盗賊の符牒を学んでいる。俚言、隠語、暗号を混ぜ合わせた秘密の符牒である。これを用いれば、一見何の変哲もない会話の中に、秘密の情報を隠すことができる。
　加えて、君は一連の秘密の合図や印を解する。これは短く単純な情報を伝えるのに用いられる。「ここは危険」、「ここはギルドのなわばり」、「近くに獲物あり」、「ここの者はカモ」、「ここの者は逃亡中の盗賊に隠れ家を提供してくれる」等である。

▼急所攻撃

▼習熟強化(手先の早業、盗賊道具)
　君は【敏捷力】〈手先の早業〉判定、あるいは盗賊道具を使用する判定の際、自分の習熟ボーナスを2倍にして判定する。この利益は既に〈手先の早業〉の技能ボーナスに適用済みである。

▼黒社会のコネ
　君には信用できる知人がある。その人物は君と、他の犯罪者たちのネットワークとをつなぐ役目を果す。君はその人物と連絡を取る方法を知っている（たとえどれほど遠くはなれていても）。より具体的に言えば、君は連絡を取るのに使える現地の連絡員、腐敗した隊商頭、怪しげな水夫……等を知っている。君はコネを通じて秘密の情報や盗んだ品物を売ったり、他の自分の望む情報と交換したりすることができる。