▼急所攻撃（2d6）：
1ターンに1回、“妙技”の特性を持つ武器または遠隔武器を使った攻撃において、以下のいずれかの条件を満たす場合、追加で【2d6】ダメージを与えることができる。

▽攻撃ロールに有利を得た攻撃でヒットを与えた時

▽以下のすべてを満たす時：
(1)君以外の“目標クリーチャーにとっての敵”が、目標クリーチャーから5フィート以内にいる。
(2)その“目標クリーチャーにとっての敵”が無力状態でない。
(3)君がその攻撃ロールに不利を受けていない。

▽5フィート以内に攻撃目標以外のクリーチャーが存在しない時（不利を受けていてはいけない）

▼ネット：
　サイズ分類が大型以下のクリーチャーにネットによる攻撃がヒットすると、そのクリーチャーはネットから解放されるまでのあいだ拘束状態になる。(訳注：ウーズのように)不定形のクリーチャーや、サイズ分類が超大型以上のクリーチャーに対して、ネットは何の効果も及ぼさない。クリーチャーはアクションを費やして難易度10の【筋力】判定を行なうことにより、この判定に成功すれば自分または自分の間合い内のクリーチャー1体をネットから解放することができる。また、ネット(ACは10)に5の［斬撃］ダメージを与えることで、ネットに絡まれたクリーチャーにダメージを与えることなく解放することができる。そうした場合、ネットの効果は終了し、ネットは破壊される。
　君が1回のアクション、ボーナス・アクション、またはリアクションを費やしてネットを用いた攻撃を行なう際には、(君が通常行なえる攻撃の回数とは無関係に)1回の攻撃しか行なえない。

▼ウェポン・オブ・ウォーニング／DMG p.156
武器（ダガー）、アンコモン（要同調）
　この魔法の武器は君に危険を警告する。この武器を身に帯びている間、君はイニシアチブ判定に有利を得る。さらに、君および君から30フィート以内にいる君の味方全員は、非魔法の睡眠以外の理由で無力状態になっている場合を除き、不意を討たれることがない。戦闘が始まった時点で君または同じ範囲内にいる君の仲間の誰かが自然の睡眠中であったなら、この武器は魔法によって、眠っている君と範囲内の仲間たち全員を目覚めさせる。

　オットーが持っているこの武器は、幼少期にお守りとして母親のメリエレからもらったものである。出自から貴族としての恩恵にはあずかれず、その一方でアンブルクラウン家の血が流れる男子であるために、よからぬやからから見て“価値のある”存在だったオットーを案じたのだ。オットーは母親のよすがとして、この武器を今も肌身離さず持ち歩いている。刀身にはエルフ語で「いつも傍に」と刻まれている。

▼二刀流(Two-Weapon Fighting)
　君が攻撃アクションによって、1つの手に持った、“軽武器”である近接武器を用いて攻撃を行なった時、君はボーナス・アクションとして、別の手に持っている、“軽武器”である別の近接武器を用いて1回の攻撃を行なえる。このボーナス・アクションの攻撃のダメージには君の能力修正値を足すことができない（ただし 能力修正値がマイナスの場合は適用する）。
　二刀流を行なう際、君の手に持っている武器が“投擲”の特性を有している場合、君はその武器で近接攻撃を行なう代わりにその武器を投擲することもできる。

ウォーターディープの貴族

▼特徴：貴族的生活
　君がウォーターディープその他“北方”の地のどこかにいる間は、家が君の日々の生活の面倒を見てくれる。君の名前を出して印章を示すだけで、ほとんどの支出はまかなえる。君の行きつけの宿屋や酒場や宴会場は、喜んで君のツケを帳面につけ、ウォーターディープの君の家に回す。
　これにより、君は1日2gpの支出を行なうことなく“快適”な生活を送ることができる。また、“裕福”や“貴族的”な生活を送るための生活費も1日2gp安くすむ。“快適”より生活レベルを下げて差額を収入にすることはできない。この利益は何回でもツケ払いができるというだけで、実際に金が入るわけではないのだ。

生来のお調子者で、大きな報酬の可能性があればリスクを冒さずにはいられず、そして金が手に入れば周囲の人間に振る舞わずにはいられない。気前の良さから酒場では人気者だが……。

家族と友人。自分の仲間と呼べる人間のためになら、どんな危険だって飛び込んでやる。

以前、酒場で賭け事をした際に、それと知らず、ならず者連中のリーダー格にイカサマを働いてしまったことがある。

しばしば言葉や行為によって、一族に恥辱をもたらす。

兄の名前　ランドルフ
父の名前　フェリックス

ウォーターディープの貴族アンブルクラウン家の次男。
だが、貴族の家風には馴染めず、
町で出歩いて遊んでばかりいるドラ息子。

町の酒場で飲んで騒いでゲームに興じるのが日常で、仲間とカードゲームで賭け事をすることもしばしば。
口八丁手八丁が得意で、しばしばゲームでイカサマをしたり、騙したりすることがある（もっとも、仲間内ではまともにゲームする奴なんかいないんだが）。

先日はウォーターディープの無頼漢グループのリーダー格に（それと知らずに）イカサマを働いてしまい、目を付けられている。
このリーダー格に自分が報復されるなら自業自得なのでかまわないが、家族や友人に累が及ぶのは避けたいと思っている。

物事の価値基準・判断基準に基本的に善悪が関係せず、自分の周囲の人間の利益や、その時の気分に左右される。
たとえば、目の前で揉め事が起こっていたなら、どちらが正しそうかなどは気にもとめずに、女性のほうの味方をする、といった具合。

テシア人の父と、ムーン・エルフの母の間の子供で、父親譲りの茶色の髪と、母譲りの微かに金色に光る青い瞳を持つ。

【父母および家族の設定】
※シナリオに使いづらい部分は変えてもらって大丈夫です。

父のフェリックスはアンブルクラウン家の嫡男だったが、やはり貴族の家風に馴染めない性格だった。
正妻は親（オットーから見た祖父）に決められた許嫁で、いわゆる政略結婚のような関係。

家が息苦しかったフェリックスは、しばしば家を抜け出して旅をしていた。
この放蕩の日々の中で出会ったのが、オットーの母親、ムーン・エルフのメリエレ・コイフランナだった。
メリエレと恋に落ちたフェリックスは彼女を連れて家に戻るが、貴族の家にエルフの血を入れることを良しとしない両親に婚姻を激しく反対される。

メリエレ自身も、貴族の社会や生活に馴染める性格ではなく（元冒険者、好奇心旺盛でじっとしていられない）、祖父母との仲は険悪となった。

そんな中で、フェリックスは正妻との間にランドルフ、メリエレとの間にオットーと、2人の子供に恵まれる。
しかしメリエレを認めない祖父母は長年の間、メリエレやオットーと会おうともせずに別邸に住まわせていた。

こうした経緯から、オットーとランドルフは兄弟でありながら、仲は疎遠である。

現在、メリエレはウォーターディープを出て別居。オットーは本邸に住むことを許されているが、祖父母と会うことはほとんどなく、素行のこともあってアンブルクラウン家の恥と思われている。

オットー自身は、幼少時に母と自分の受けた仕打ちから、貴族の地位に未練はなく、これで勘当されるなら望むところだと考えている。
その一方で、祖父母を含めて家族を心から憎むことはできない。自分が今も生きていられるのは彼らのおかげだからだ。

ショートソード2振り

2

2

ハンドアックス2丁

2

2

ライト・ハンマー5本

2

5

ダガー5本（うち1本がウェポン・オブ・ウォーニング）

1

5

ネット

3

1

　

　

　

スタデッド・レザー

13

1

　

　

　

▼泥棒パック

　

　

背負い袋

5

1

小さな金属球（1,000個入りの袋）

2

1

10フィートの細ひも

　

　

ベル

　

　

ろうそく5本

　

　

かなてこ

5

1

金槌

3

1

ピトン10本

0.25

10

覆い付きランタン

2

1

油3ビン（※このうち1ビンは個別で購入）

1

3

保存食5日分

2

5

ほくち箱

1

1

水袋（中身入り）

5

1

背負い袋の脇にくくりつけてある麻のロープ（50フィート）

10

1

　

　

　

盗賊道具

1

1

　

　

　

上等な服

6

1

印章指輪

　

　

家系図

　

　

　

　

　

ゲーム用カード一揃い

　

　

ヴァイオル（ヴァイオリンに似た弦楽器）

1

1

上等なワインの入った革袋

5

1

　

　

　

携帯用炊事用具

1

1

携帯用寝具

7

1

　

　

　

ショートソード+1 2振り

2

2

　

　

　

▼暗視(Darkvision)：
　君はエルフの血をひき、闇や暗がりを見通す目をもつ。“薄暗い”光の中では自分から60フィート（12マス）までを“明るい”光の中であるかのように見通せる。また、同じ範囲の暗闇の中を“薄暗い”光の中であるかのように見通せる。暗闇の中で物の色を見分けることはできず、ただ白黒の濃淡のみが見える。

▼フェイの血筋：
　君は魅了状態をもたらす効果に対するセーヴィング・スローに有利を得る。
また、魔法は君を眠らせることはできない。

▼習熟強化：
〈ペテン〉と“盗賊道具への習熟”を使用して行なう能力値判定においては、君の習熟ボーナスは2倍になる。

▼急所攻撃（2d6）：
　1レベル以降、君は敵の隙を突いて巧みな一撃を与えるやりかたを心得る。君は1ターンに1回、攻撃ロールに有利を得た攻撃で君がヒットを与えたクリーチャー1体に対して、追加で1d6ダメージを与えることができる。その攻撃は“妙技”の特性を持つ武器または遠隔武器を使用したものでなければならない。
　以下の条件のすべてを満たしているならば、君はその攻撃ロールに有利を得ていなくとも上記の追加ダメージを与えられる：
(1)君以外の“目標クリーチャーにとっての敵”が、目標クリーチャーから5フィート以内にいる。
(2)その“目標クリーチャーにとっての敵”が無力状態でない。
(3)君がその攻撃ロールに不利を受けていない。
　この追加ダメージの値は、君がローグ・レベルを得るに従って、『ローグ』表の急所攻撃の項にある通り増加する。

▼盗賊の符牒
　ローグの訓練の間に君は盗賊の符牒を学んだ。俚言、隠語、暗号を混ぜ合せた秘密の符牒である。これを用いれば、一見何の変哲もない会話の中に、秘密の情報を隠すことができる。盗賊の符牒を知る者のみが、こうした情報を解し得る。この種の情報を伝えるには、同じことを隠さず話す場合の4倍の時間がかかる。
　加えて、君は一連の秘密の合図や印を解する。これは短く単純な情報を伝えるのに用いられる。「ここは危険」、「ここはギルドのなわばり」、「近くに獲物あり」、「ここの者はカモ」、「ここの者は逃亡中の盗賊に隠れ家を提供してくれる」等である。

▼巧妙なアクション
　2レベル以降、君は機転と俊敏さを活かして素早く動き、素早く行動することができるようになる。
　君は戦闘において君のターンごとに1回のボーナス・アクションをとれる。このアクションは以下のいずれかのためにのみ使用できる：
(1)隠れ身、(2)早足、(3)離脱。

▼ローグの類型：スワッシュバックラー

▼華麗なる足さばき
　3レベルでこの類型を選んだ時点で、君は攻撃したあと反撃される前に素早く距離を取る技を身に着ける。君が自分のターンにおいてクリーチャーに近接攻撃を行なったなら、そのターンの終了時まで、そのクリーチャーは君に機会攻撃を行なえなくなる。

▼颯爽たる豪胆
　3レベル以降、君は誰が見ても自信満々で戦場へ突入する。君は自分のイニシアチブ判定に【魅力】修正値を加えることができる。
　また、君から5フィート以内に君の攻撃の目標以外のクリーチャーが存在しないなら（そしてこの攻撃ロールに不利を受けていないなら）、君は攻撃ロールに有利を得ていなくともその目標に急所攻撃を行なうことができる。その際も、急所攻撃に関する他のルールはすべて適用される。

▼二刀の使い手
You master fighting with two weapons, gaining the following benefits:

• You gain a +1 bonus to AC while you are wielding a separate melee weapon in each hand.

• You can use two-weapon fighting even when the one handed melee weapons you are wielding aren’t light.

• You can draw or stow two one-handed weapons when you would normally be able to draw or stow only one.