★影の道｜漂泊の狂気：遥か彼方へ旅することは伝令者の使命かも知れない。しかし、それは戦い守るべき自分の居場所が見つけられないという危険を伴う。「道は続くよ、先へ先へと」まさにその通り。でも「そこからさき」は？

★技能：
〈威圧〉【魅力】：+3
〈医術〉【知力】：0
〈運動〉【筋力】：-1
〈隠密〉【敏捷力】：+4
〈軽業〉【敏捷力】：+2
〈看破〉【判断力】：+3
〈芸能〉【魅力】：+3
〈自然〉【知力】：+2
〈狩猟〉【判断力】：+1
〈説得〉【魅力】：+5
〈捜査〉【知力】：0
〈探検〉【判断力】：+1
〈知覚〉【判断力】：+3
〈手先の早業〉【敏捷力】：+2
〈伝承〉【知力】（習熟ボーナス2倍適用済）：+4
〈動物使い〉【判断力】：+3
〈謎々〉【知力】：0
〈ペテン〉【魅力】：+3
〈旅行〉【判断力】：+3

★森の住人：君の親族はブリー郷の東側にあるチェトの森に住んでいる。森のほとんどはまともなところだが、場所によっては─とりわけ、ぶよ水沢地の近辺には─危険が潜んでいる。子供の頃、君は夜な夜な囁き合う古い木々の近くでは、食べても大丈夫なものが見つかることに気付いた。それは夜中にこっそりとアーチェト村を抜け出して、森の危険に挑む価値のあることだった。しかし、それだけではない。毎晩ではないが、風に乗って流れてくるエルフたちの歌声が聞けるからでもあった。
◆技能習熟：〈隠密〉、〈自然〉
◆道具習熟：薬草師道具
◆性格的特徴：［狡猾］、［朴訥］

［狡猾］君は鋭い知性の持ち主であり、それを活かして有利に立ち回る。
［朴訥］君は単純明快なやり方を好む。人によっては無作法とさえ言われてしまうかも知れない。しかし、君は“金はすべて光るとは限らぬ”ことをよく知っている。

　

　

　

　

地図製作用品

6

1

短剣

1

1

剣

2

1

弓

2

1

矢（20本）

1

1

矢筒

1

1

　

　

　

背負い袋

5

1

携帯用寝具

7

1

携帯用炊事用具

1

1

ほくち箱

1

1

たいまつ

1

10

保存食（普通）

2

10

水袋

5

1

50フィートの麻のロープ

10

1

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

文化圏特徴｜ブリー郷の人間族

★パイプ草の伝統：君はパイプの習熟を有する

★煉瓦の壁が見通せる眼力：君は〈看破〉技能の習熟を有する

★初期特技｜《堅忍不抜》：
◆君の【耐久力】が1上昇する（反映済み）。
◆君はボーナス・アクションとして、ヒット・ダイスを1つ消費して自分のヒット・ポイントを回復できる。

★生活水準：普通。ブリー郷はかつて（訳注：北方王国が栄えていた、千数百年前の時代）ほど裕福ではなくなってしまったが、近年は4つの村の住人たちも、ホビット庄の隣人たちと変わりない、素朴で何不自由ない暮らしをしている。


召命｜伝令者

★習熟
鎧：軽装鎧
武器：単純武器、小剣、剣
道具：任意の道具1種類（地図製作用品）
セーヴィング・スロー：【耐久力】【魅力】
技能：以下から4つ選択：〈威圧〉〈隠密〉〈看破〉〈狩猟〉〈芸能〉〈説得〉〈探険〉〈知覚〉〈伝承〉〈動物使い〉〈謎々〉〈旅行〉

★民族知識：君は“自由の民”に含まれる多種多様な共同体で受け継がれてきた物語や伝統的慣習や心情をそれなりに知っている。君がそれらの事柄に関する【知力】判定を行なう時は常に、君は〈伝承〉技能を習熟済であるものと見なされ、かつその判定には（通常の習熟ボーナスのかわりに）習熟ボーナスの2倍を加算する。この情報はおそらく、君が旅の間に蓄えたものである、見知らぬ人や物に対処する際に役立つ可能性がある。例えば現地の住人に関する有用な事実を思い出したり、習得していない言語でも片言で何とか意思疎通がはかれたりする。

★疲れ知らずの早足：1レベル以降、君が重装鎧を着用していない時には、君の移動速度は5フィート増加する。さらに、君が旅路によって行なう疲労セーヴィング・スロー（p.125参照）には常に、君の伝令者レベルに等しいボーナスが加わる。

★鎧わぬ守り：法治の土地には、使者を攻撃してはならないという慣習がある。鎧を着用しておらず盾を使用していない時には、君のACは〔10＋【敏捷力】修正値＋【魅力】修正値〕になる。