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キャラクター一覧
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キャラクター名
秩序にして善
中立にして善
混沌にして善
秩序にして中立
真なる中立
混沌にして中立
秩序にして悪
中立にして悪
混沌にして悪
属性
プレイヤー名
最終更新:2023/01/08 19:46
クラス/キャラクターレベル
種族
微小
超小型
小型
中型
大型
超大型
巨大
サイズ
性別
年齢
ft
inch
cm
身長
lb.
kg
体重
髪の色
瞳の色
肌の色
信仰する神
故郷
■言語:共通語,ハーフリング語,ゴブリン語(知力),ドワーフ語(知力),ノーム語(知力),古代アズラント語(言語学),古代オシーリオン語(額飾り) ■適正クラス:アーケイニスト 適正ボーナス:アーケイニスト:アーケイニストの秘儀+7/7 ■能力成長 4lv:知力 ■派閥:暗黒保管局 威信/名声:25/36
メモ欄
能力名
能力値
能力
修正値
一時的
能力値
一時的
修正値
筋力
敏捷力
耐久力
知力
判断力
魅力
HP
ヒットポント
最大値
ダメージ減少
負傷/現在のヒットポイント
HP:(6+3)+(4+3)*6=51 技能:(2+3)*7+7=42
非致傷ダメージ
イニシアチブ修正値
=
+
合計
【敏】
修正値
その他の
修正値
移動速度
地上
ft.
sq.
ft.
sq.
基本移動速度
防具着用時
ft.
ft.
ft.
ft.
飛行/機動性
水泳
登攀
掘り進み
技能
クラス
技能
技能名
技能
修正値
能力
修正値
ランク
クラス
技能
鎧による
判定ペナルティ
その他の
修正値
〈威圧〉
=
【魅】
+
+
+
+
〈隠密〉
=
【敏】
+
+
+
+
〈軽業〉
=
【敏】
+
+
+
+
〈鑑定〉
=
【知】
+
+
+
+
〈騎乗〉
=
【敏】
+
+
+
+
〈芸能〉(
)
=
【魅】
+
+
+
+
〈芸能〉(
)
=
【魅】
+
+
+
+
〈言語学〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈交渉〉
=
【魅】
+
+
+
+
〈呪文学〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈職能〉(
)*
=
【判】
+
+
+
+
〈職能〉(
)*
=
【判】
+
+
+
+
〈真意看破〉
=
【判】
+
+
+
+
〈水泳〉
=
【筋】
+
+
+
+
〈製作〉(
)
=
【知】
+
+
+
+
〈製作〉(
)
=
【知】
+
+
+
+
〈製作〉(
)
=
【知】
+
+
+
+
〈生存〉
=
【判】
+
+
+
+
〈装置無力化〉*
=
【敏】
+
+
+
+
〈脱出術〉
=
【敏】
+
+
+
+
〈知覚〉
=
【判】
+
+
+
+
〈知識:貴族〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:工学〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:次元界〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:自然〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:宗教〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:神秘学〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:ダンジョン探検〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:地域〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:地理〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈知識:歴史〉*
=
【知】
+
+
+
+
〈治療〉
=
【判】
+
+
+
+
〈手先の早業〉*
=
【敏】
+
+
+
+
〈登攀〉
=
【筋】
+
+
+
+
〈動物使い〉*
=
【魅】
+
+
+
+
〈はったり〉
=
【魅】
+
+
+
+
〈飛行〉
=
【敏】
+
+
+
+
〈変装〉
=
【魅】
+
+
+
+
〈魔法装置使用〉*
=
【魅】
+
+
+
+
*習得時のみ。【筋】【敏】鎧による判定ペナルティ適用
AC
アーマークラス
=10+
+
+
+
+
+
+
合計
鎧
ボーナス
盾
ボーナス
【敏】
修正値
サイズ
修正値
外皮
ボーナス
反発
ボーナス
その他の
ボーナス
接触
アーマークラス
立ちすくみ
アーマークラス
修正等
セーヴィング・スロー
合計
基本
セーヴ
能力
修正値
魔法による
修正値
その他
修正値
一時的
修正値
頑健【耐久力】
=
+
+
+
+
反応【敏捷力】
=
+
+
+
+
意志【判断力】
=
+
+
+
+
基本攻撃ボーナス
呪文抵抗
戦技ボーナス
=
+
+
+
合計
基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
戦技防御値
=
+
+
+
+
+10
合計
基本攻撃
ボーナス
【筋】
修正値
【敏】
修正値
サイズ
修正値
その他の
修正値
攻撃1
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
攻撃2
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
攻撃3
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
攻撃4
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
攻撃5
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
攻撃6
攻撃ボーナス
クリティカル
重量
タイプ
射程
その他・矢弾等
ダメージ
鎧・防御アイテム
ACボーナス
タイプ
ACへの【敏】ボーナス上限
判定ペナルティ
秘術呪文失敗確率
重量
特性・その他
合計
装備品
アイテム
重量
運搬重量の合計
(硬貨含)
所持金
銅貨(cp)
銀貨(sp)
金貨(gp)
白金貨(pp)
軽荷重
頭上に持ち上げる
=最大荷重
中荷重
地面から持ち上げる
=最大荷重x2
重荷重
押し引き
=最大荷重x5
足の数
二足
四足
運搬能力
修正値
特技
1lv:《幸運を呼ぶハーフリング》 利益:1日1回、30フィート以内の仲間がセーヴィング・スローを行なう際、君が受けたかのようにセーヴィング・スローを行なうことができる。仲間がロールした後にこの能力を使用することはできるが、GMが結果を告げる前でなければならない。仲間はその結果と自らが振った結果から選択することができる。 秘儀:炎弧 3lv:アーケイニストの秘儀追加(魔術強化) 5lv:アーケイニストの秘儀追加(次元滑り) 秘儀:《Holy Water Jet(超常)》 6lv秘儀:素早い習得 7lv:イニシアチブ強化 秘儀:魔法のアイテム燃焼(超常) 9lv: 11lv:《》 秘儀:灼熱の炎
特殊能力
■ハーフリング種族特性 +2【敏捷力】、+2【魅力】、−2【筋力】 小型(隠密+4,攻撃ロール+1,AC+1,CMD-1,CMB-1) 大胆不敵/Fearless:ハーフリングは[恐怖]に対する全てのセーヴィング・スローに+2の種族ボーナスを得る。このボーナスはハーフリングの幸運と累積する。 鋭き五感/Keen Senses:ハーフリングは〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。 快速な足/Fleet of Foot:一部のハーフリングはその同族よりもすばしっこいが、警戒心が薄い。この種族特性を持つハーフリングは通常の速度で移動し、30フィートの基本移動速度を持つ。この種族特性は遅い速度および確かな足取りと置き換える。 融通のきく幸運/Adaptable Luck:一部のハーフリングは自身の生来の幸運をより細かく制御することができる。この能力は彼らが日ごとに自身の幸運を適用できる方法により多くの選択肢を提供するが、その範囲を狭くもする。1日に3回、ハーフリングは1回の能力値判定、攻撃ロール、セーヴィング・スロー、あるいは技能判定に+2の幸運ボーナスを得ることができる。ロールか判定を行う前にこの能力を使用することを選択した場合、完全な+2のボーナスを得る;その後にそうすることを選択した場合、+1だけボーナスを得る。この方法で融通のきく幸運を使用することはアクションではない。この種族特性はハーフリングの幸運と置き換える。 武器精通/Weapon Familiarity:ハーフリングはスリングに習熟している。また“ハーフリング”と名前に記載のある武器を全て軍用武器として扱うことができる。 言語/Languages:ハーフリングは共通語とハーフリング語を開始時に修得している。高い【知力】を持つハーフリングは以下から追加の言語を選択できる:エルフ語、ゴブリン語、ドワーフ語、ノーム語。 ■アーケイニストクラス特徴 習熟:単純武器 呪文:準備+任意発動。呪文準備数と一日の呪文数を別個に持つ。知力基準。ボーナス呪文は呪文発動数にのみ加算。呪文書の呪文から朝1時間書けて準備する。 呪文書: 秘術蓄積最大値 3+クラスレベル 秘術蓄積開始値 3+クラスレベル/2 呪文発動時、フリー・アクションとして秘術蓄積から1ポイントを費やすことで術者レベル+1 or DC+1 アーケイニストの秘技/Arcanist Exploits:アーケイニストの秘技のセーヴィング・スローの難易度は10+アーケイニストのレベル1/2+アーケイニストの【魅力】修正値に等しい。 ・1lv 炎弧(超常)/Flame Arc:アーケイニストは彼女の秘術蓄積から1ポイント消費することによって、炎の弧を浴びせることができる。この能力は直線上の全ての目標に1d6ポイント+アーケイニストの【魅力】修正値に加え1レベルを越える2レベル毎に1d6(最大で19レベル時の10d6)の[火]ダメージを与える30フィートの火の直線を作りだす。その効果の範囲内にいるクリーチャーはダメージを半減するために反応セーヴィング・スローを試みることができる。 ・秘儀追加 魔術強化(超常)/Potent Magic:アーケイニストが呪文の術者レベルを増やすために彼女の秘術蓄積から1ポイントを消費するときはいつでも、術者レベルは1ではなく2増加する。彼女が呪文の難易度を増やすために彼女の秘術蓄積から1ポイントを消費するときはいつでも、1ではなく2増加する。 ・5lv Holy Water Jet (Su) 出典:Plane-Hopper's Handbook(P.8) Strength Normal (原文) The arcanist can unleash a jet of holy water by expending 1 point from her arcane reservoir. This creates a 30-foot line of water that deals damage equal to 1d8 points of damage plus the arcanist’s Charisma modifier, plus an additional 1d8 points of damage for every 2 levels beyond 1st (to a maximum of 10d8 at 19th level) to each target in the line that would normally take damage from holy water. Creatures in the area of effect can attempt a Reflex saving throw to halve the damage. (私訳) アーケイニストは、秘術蓄積から 1 ポイントを消費することで、聖水の奔流を放つことができる。これにより、30 フィートの水線が作成され、1d8+【魅力】に等しいダメージと、1レベルを超える2レベルごとに (19レベルで最大10d8)追加の1d8ポイントのダメージを各ターゲットに与える。この能力は聖水でダメージを被るターゲットにしか与えることが出来ない(アンデッド、悪の来訪者、霊障など)。効果範囲内のクリーチャーは、ダメージを半分にするために反射セーヴィング・スローを試みることができる。 トリィラの場合は聖なるオーラを纏った白い炎が出る。 ・秘儀追加 次元滑り(超常)/Dimensional Slide:アーケイニストは彼女の秘術蓄積から1ポイント消費して、彼女が別の場所に移動するために次元の裂け目を作り、通り抜けることができる。この能力は移動アクションあるいは撤退アクションの一部として使用することができ、彼女が視認することができる地点へと最大でアーケイニスト・レベル毎に10フィートまでの移動を行なうことを可能とする。これは5フィート分の移動として扱われる。彼女は1ラウンドに1回しかこの能力を使うことができない。彼女のこの方法での移動は機会攻撃を誘発しないが、移動アクションの一部として行なわれるその他の移動は通常通り機会攻撃を誘発する。 適正クラスボーナス6/6 素早い修得(変則):アーケイニストは、彼女の秘術蓄積から1ポイントを費やすことによって、既存の呪文1つの代わりに別の呪文を準備することができる。この能力を使うのは機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションである。アーケイニストは、この能力を使うとき、彼女の呪文書を参照することができなければならない。新たに準備される呪文は置き換えられる呪文と同レベルでなくてはならない。 初級秘術呪文/Cantrips: 呪文燃焼(超常)/Consume Spells:移動アクションとして、使用可能な呪文スロットを消費し、消費した呪文スロットのレベルに等しいだけ秘術蓄積を回復する。この能力は1日に【魅力】修正値(最低1)に等しい回数だけ使用できる。 強力なる変化(超常)/Powerful Change:3レベルの時点で、茶毛の変成術士は自分の変成術を強化するために自らの魔力を利用する方法を修得する。茶毛の変成術士がアーケイニスト呪文スロットから変成術呪文を発動する際、フリー・アクションとして秘術蓄積から1ポイント消費することで、この呪文を強化することができる。その呪文が能力値にボーナスを与える場合、そのボーナスは2だけ増加する。複数の能力値にボーナスを与える場合、いずれか1つにこのボーナスを与える。この方法において、茶毛の変成術士は秘術蓄積から2ポイント以上消費することはできない。この能力は3レベルの時点で得られるアーケイニストの秘技を置き換える。 ■キャラクター特徴 ・信条特徴 〔命運の厚意〕/Fate's Favored:命運は君を見守っている。君が何らかの種類に幸運ボーナス1つの効果を受けた時、そのボーナスは1上昇する。 ・ハーフリング種族特徴 〔博識〕/Well-Informed:君は皆に報せられ、君の周囲の皆が集まる場所を作っている。君は最も優れた酒場に足繁く通い、適切な全ての行事に参加し、助けを必要とする誰にでも愛想よく助けを申し出る。そのため、君は情報収集する際の〈交渉〉判定と〈知識:地域〉判定に+1の特徴ボーナスを獲得する。君が選択するそれらの技能のいずれか1つ(君が選ぶ)は常にクラス技能となる。 →交渉をクラス技能に
経験点
次のレベル
呪文
▼呪文準備数:DC(呪文レベル+4) 0レベル:7 1レベル:5 2レベル:3 3レベル:2 ▼一日の呪文数 1レベル:4+1 2レベル:4+1 3レベル:3+1 ▼呪文能力 精神集中判定 1d20+11 術者レベル判定 1d20+7 ▼初期呪文書(※レベル取得,#年代記に記述) 0lv:全て(22個) 1lv: クラフターズ・フォーチュン※1 スタンブル・ギャップ※1 スリープ※1 イアピアッシング・スクリーム ※1 フェザー・フォール※1 コンプリヘンド・ランゲージズ ※1 マジック・ミサイル ※2 ハイトゥンド・アウェアネス ※2 エンラージ・パースン ※3 リデュース・パースン ※3 エンデュア・エレメンツ #10 モンキー・フィッシュ #10 グリース #10 メイジ・アーマー #10 アラーム #12 チル・タッチ #12 カラー・スプレー #12 シールド#13 アイデンティファイ#13 2lv: グリッターダスト ※4 イーグル・スプレンダー ※4 キャッツ・グレイス ※5 インヴィジビリティ ※5 メイクホウル #10 ブルズ・ストレングス #10 ガスト・オヴ・ウィンド #10 アシッド・アロー #12 デイズ・モンスター#12 フォールス・ライフ#12 プロテクション・フロム・アロー#12 スコーチング・レイ#12 シー・インヴィジビリティ#12 インヴェスティゲイティヴ・マインド#13 スパイダークライム#13 スリップストリーム#13 ノック#13 ロケート・オブジェクト#13 ブラインドネス/デフネス#13 3lv: ディスペル・マジック#13 スロー※6 ヘイスト※6 フライ#14 ヒロイズム#14 ブラッド・バイオグラフィ#14 タンズ※7 メジャー・イメージ※7 ▼害の書 1lv カラー・スプレー コローシヴ・タッチ ショッキング・グラスプ バーニング・ハンズ ハイドローリック・プッシュ ヒプノティズム マジック・ミサイル レイ・オヴ・エンフィーブルメント アントホール#14 2lv アシッド・アロー ガスト・オヴ・ウィンド グール・タッチ ダークネス 3lv ファイアーボール ライトニングボルト デイライト#14 レイジ#14 〜〜〜購入予定〜〜〜 ハンディ・ハヴァサック 2000gp 知力ヘッドバンド 4000gp クローク・オヴ・レジスタンス 1000gp 呪文時間延長化ロッド 3000gp モンストリフィケーション・スタッフ 12000gp 魅力アイウーン・ストーン 8000gp 敏捷・耐久ベルト 10000gp ・上級使い魔候補 →リラキーン
設定など
上品な言葉遣いと裏街道の雰囲気。 華美な服装にむきだしの素足。 どこかちぐはぐな印象を与えるハーフリング。 彼女は自由と研究をこよなく愛している。 貴重な資料へのアクセスがしやすいため暗黒保管局に在籍しているが、度々仔猫ちゃん等と呼びながらからかってくる派閥長には辟易しているようだ。 旧名:トリィラ・フォスター トリィラは人は究極的にはひとりであると考えており、自立・自活した者を尊敬し尊重する。その反面、家族的・共同体的概念に関して懐疑的であり、自らをその枠にはめ込もうとする者には強く反発する傾向がある。 「和? なんですのその古色蒼然とした旧体勢の思考回路は」 「この私をあなた達の勝手な尺度に当て嵌めないで欲しいものですわね」 「この依頼にこの選出――なるほど、読めましたわ!ヴァルシンの意図が!」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 トリィラがみなしごとなったのはようやく足毛も生え揃い、言葉を覚え始めた頃である。 彼女の父は血脈から力を呼び覚ます術士としてそこそこ名の通った冒険者だったが、ある日いつものように冒険に出かけたきり戻ってくることは無かった。 幸運なことに彼女がひとりでいる時間はそう長いものではなく、とある裕福な人間の夫妻に引き取られた。夫妻はトリィラの父の冒険仲間であり、事故で命を落とした仲間の忘れ形見であるトリィラの面倒を見ることを約束してくれた。 子宝に恵まれなかったこの夫妻は自分達の家族の一員としてトリィラを快く受け入れた。 互いに打算があった。 親を亡くしたトリィラはひとりでは生きていけなかったし、ウィザードである養父は晩年に差し掛かり衰え始めた自らの知識を引き継ぐ存在を求めていた。彼にとって実力確かだった仲間の血を引き秘術の才を持つトリィラは理想的な存在と言えた。トリィラが家に迎えられ幾ばくもしないうちに後継者としての教育が始まった。 研究によって神秘を解きほぐし現実を変容させることが容易であるはずもない。かつて冒険者として実戦を経験した彼の授業は厳しく難解を極めたが、その中でトリィラは確かな才を見せた。最初は養父の期待に応えたいという誠意と義務感からだったろうか。しかし、いつしか彼女の瞳は熱を帯び、養父の語る秘術の深遠に心惹かれのめり込んで行った。砂が水を吸うように知識を吸収していくその姿に養父の教えにも一層力が入った。親子と言うにはいささか遠く、師と弟子と言うにはやや近い。ついぞトリィラが父と呼ぶことは無かったがそこには確かな絆があった。 養夫婦に子が産まれた。 2人は公正な人物であり、露骨な贔屓をすることは無かった。しかし、遅くに授かった子である。やはり血を分けた存在は特別なのだろうか、彼らの間の中の何かが変化したことをトリィラは子供ながらに敏感に感じ取った。 それでもトリィラにとってこれはいつかそうなるかもしれないと予想していた可能性の一つである。初めて出来た妹は義理の両親の特徴を受け継ぎ愛らしく、トリィラは時にお姉さんぶりながらこの義理の妹、クレアを可愛がった。 クレアは天才だった。トリィラが何年もかけて理解した難解な内容を一足飛びに覚えていく。教鞭を執る養父の目が次第に真剣味を帯びていくのを、トリィラは少しだけさみしく見守った。 仕方の無いことだ。誰でもわが子はかわいい。 やがてクレアの背丈がトリィラを追い越すと、彼女はトリィラを子供扱いするようになった。好かれることそのものは嫌ではない。しかし、種族の特性ゆえ仕方のないことではあるが、人形のように抱えられ猫可愛がりされると、どうしても割り切れない気持ちが湧き上がってくるのを抑えられなかった。やめろと、小さく見えるかもしれないが自分はとうに成人しており立派な大人なのだと反発すると、義理の妹は声を出して笑いトリィラの反応を喜んだ。屈辱だった。まるで愛玩動物であるかのように扱われる度にトリィラは心の奥に何か形容しがたいものが蓄積されていくのを感じた。 ある日トリィラとクレアは養父に呼び出された。養父の書斎に出向くと、彼はクレアを後継者として正式に指名し、トリィラには妹を支えてやって欲しいと告げた。 トリィラの目から見ても妹は優秀だ。自分が当主としても妹を選んだだろう。自分の子でもないのにこの歳まで育て、食わせ、教えて貰ったのだ。今こそ恩を返す時だろう。 後継者でなくとも研究は出来る。半生をとして学んだ、師父より受け継いだ秘術の深遠への熱はトリィラの血肉となりもはや切っても切り離せないものだ。 「私が当主となったのですもの、お姉さまはもう難解な研究などなさらずともよいのです」 しかし、当主となった後クレアはそう言うとトリィラが研究に関わることの一切を禁じた。 仕方の無いことだ。研究にかかるリソースは限られている。妹が当主としてそう差配するのであれば従わざるを得ない。それ以外でも妹の役に、この家の役に立つ道はあるはずだ。 「お仕事? 心配なさらずともお姉さま一人養うだけの蓄えは十分に。土に塗れる必要などありません。ずっとこのお屋敷に居ていただいて良いのです」 仕方の無いことだ。この歳まで研究しかしてこなかったトリィラに市に出て出来る仕事もそうそうない。妹の心配も最もだろう。 理で飾られた言葉のひとつひとつが、籠の鳥の羽を折るようにトリィラの自由と希望を奪っていった。その度にトリィラは仕方ないと呟き、自分の心を折り畳んだ。そうしてトリィラの意見を退ける度、クレアはいつも熱の篭った目を悲しげに細め彼女の頭を撫でた。 仕方ない。仕方ない。――本当に仕方ないのだろうか? そう思い至ったのは義理の妹が息も荒くトリィラを押し倒し、その足毛に頬ずりし口付けようとしている時だった。 自分勝手な妄言を吐きながらこれまでの所業も全て彼女の反応が見たくてやったと告白するクレアに、ようやく悟った。 ああ、こいつがおかしいんだ。私は何も悪くなかった。 仕方のないことなど、何一つ無い。 納得が諦念の霧を吹き飛ばした。 四肢はベッドに抑えつけられ、腕力ではまるで敵わず、呪文書は取り上げられている。 それでも確信があった。自分は誰よりも自由になれると。 解き放たれた心のはずみが血を呼び覚ます。それはこれまでの学びと混ざり合い、胸の内に降り積もった"澱"に火を点けた。 そっと、義妹の頬に手を添える。何を勘違いしたのか、瞳を輝かせ悦びの声を上げるその顔に――勢いよく炎をぶちまけた。 顔を焼かれのたうちまわりながら叫ぶ義妹を尻目に、トリィラは走り出した。 家督も、恩義も、愛情もどうでも良かった。 ただアイデアだけが沸いて仕方が無かった。血脈と知識の融合、そのためにはまず自分のルーツを知らなければ。 立ち止まっている暇はない。ひとりで生きていくためにはやらねばならないことはいくらでもある。 だが、ああ、今はただ――研究がしたい。 数年後、パスファインダー協会にひとりのハーフリングが居た。 自由と研究を愛し邁進する彼女は、かつて着の身姿のまま協会の門を叩いたことから一部ではこう呼ばれている。 裸足の魔術師と。
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