{武術}+{武術} ＜幽身の腕＞現出（【敏捷力】Sv={気Sv} 失敗で［力場］Dm）


【耐久力】Sv={気Sv} 朦朧撃（失敗で「朦朧状態」）
1d10+{敏捷}+{レベル} 矢止め（遠隔武器攻撃Dm軽減）
{武術}+{習熟ボーナス} ＜素早い治療＞（HP回復）


//武術=1d8
//敏捷=4
//判断=4
//気Sv=8+{判断}+{習熟ボーナス}

【浮浪児】
俺ァ力がねェ。頭も悪ィ。顔だって良かねェ。
でもよ、人一倍はしっこくて、勘だきゃア冴えてたんだ。

人がほのめかし、あるいは隠すようなことをあけすけに言う。

「嘘やごまかしは嫌ェだ。クイモノにするのも、されるのもな」

人々。私を助けてくれる人たちを、私は助ける。それではじめて私たちは生きてゆけるのだ。

「借りっぱなしは性に合わねェ。腹ン中が痒くなるんだよ」

私が生きてこられたのは、もう一人の浮浪児が、路上で生き延びる方法を教えてくれたおかげだ。

「……そうだ。なるたけシンプルなのがいいんだ。正直に生きる。助けられたなら、助け返す。アイツは、そうするのが“いいんだ”って言ってたよ」

自分以外のものを決して完全には信用しない。

「まァ、そんなアイツは俺より先にあっさり死んじまったけどな。やっぱ世の中ロクでもねェ」

とある時、とある街。とあるスラム。
そこにふたりの少年と少女がいた。姉弟ではない。家族もなく、家もない、名前さえもない、そんなふたりが肩を寄せ合って生きていた。

少女は少年よりも幾分か年上だった。少女は知る限りのスラムで生きる方法――安全な寝床の見つけ方、食事の探し方、自分の身の護り方――を少年に教えてくれた。しかし、少年は少女に与えられるものは何もなかった。力も弱く、頭も悪く、可愛げもない。それでも、少女は少年に優しかった。
少年は一度だけ、何故、と問うたことがある。少女ひとりならば、今より楽にやれるだろうに。何故、自分を助けてくれるのか。それを聞いた少女は、笑って言った。「そうするのが、いいんだ」と。少年にはよく分からなかった。しかし、その日から少年は変わった。

少年は体を鍛えた。力任せなのはダメだ。栄養の足りない体に筋肉はつかない。軽さを活かせ。もっと早く。
少年は世の中を学んだ。学はない。知識では人には勝てない。だから顔を見ろ。目を見ろ。そいつが何を言おうとしているのか、それだけを見抜け。
少年は何でも食べた。美味い不味いは二の次だ。腹が減ったら何にもならない。腹を壊したら何もできない。何でも食え。毒も薬だ。

そうして、少年は大きくなった。気がつけば、少女よりも背は高くなった。……あれだけ大きく見えた少女も、改めて見るととても小さい。細い。軽い。こんな華奢な体でよくも、と少年は思う。少女は少年を見上げて笑った。立派になった。大したもんだ。
そうだ。大したもんになったのだ。少女が育てた少年は、もはや一人前の男になったのだ。だから少年は笑い返した。これからは自分がアンタを守ってやる、と。


――少女が死んだのは、その日の晩だった。


理由は何でもないことだ。ひったくりをした破落戸を咎めて、返り討ちにあった。それだけのことだ。腹を刺された。内臓をやられた。少年が駆け付けた時には、もう手遅れだった。
息を引き取る間際に、少女は少年に名前を付けた。
赤と白が混じる髪。まるでワインみたいだ。いつかふたりで飲んだね。安物で、美味しくはなかったけれど、忘れられない、ふたりの思い出。ああ。また。一緒に――

Vinoを、君と。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

“ヴィーノ”と名乗る冒険者が世にあらわれたのは、今からそう昔のことではない。
赤と白が混じる髪、そばかすの残る貌。まっすぐな言葉を好む男は、卑怯を許さず無法を嫌う義侠だと知られている。
モンクとしての実力は達者で、特徴的なのは“気”を具現化する独特の闘法だ。彼が拳を構えれば、琥珀色に輝く幽腕が現れる。それはまるで少女の細腕のような――しかし、何よりも頼もしい、彼の大事な右腕だ。

◆＝同調中

　

　

ショートソード+2（from武器強化）

　

1

ダーツ

　

10

　

　

　

ジャベリン・オブ・ライトニング

　

2

　

　

　

クローク・オブ・プロテクション

　

1

ブレイサーズ・オブ・ディフェンス◆

　

1

ダガー・オブ・ウォーニング◆

　

1

クロークオブディスプレイスメント◆

　

1

ウォーロックの護符

　

　

クロックワークアミュレット

　

1

探検家パック

　

1

小ぶりのナイフ

　

1

自分の育った町の地図

　

1

ペットのマウス

　

1

なにか親のことを思い出すよすが

　

1

普通の服

　

1

ベルトポーチ

　

1

　

　

　

　

　

　

ポーションオブファイアージャイアントストレングス

　

　

ポーションオブインヴァルナラビリティ

　

1

トウム・オブ・アンダスタンディング

　

　

ワンドオブマジックミサイル

　

2

ポーションオブスペリアーヒーリング8d4+8

　

1

ポーションオブグレーターヒーリング

　

1

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

----背景（浮浪児）----
＜街の秘密＞
戦闘中でないとき、同一都市内の任意の地点間の移動を本来の2倍の速度で行える


----モンク（共通）----
＜鎧わぬ守り＞
AC=10+【敏捷力】+【判断力】

＜武術＞
素手orモンク武器の攻撃関連に【敏捷力】を使用
素手orモンク武器による攻撃後、B-actで1回の素手攻撃可能

＜気＞　Lv回/小大休憩
気Sv難易度=8+習熟+判断
連打　B-Act/気1
　攻撃アクション後に使用、2回の素手攻撃
護身　B-Act/気1
　「回避」を使用
疾風足　B-Act/気1
　「離脱」or「早足」を使用、跳躍2倍

＜運足法＞
移動力上昇
水面、垂直な壁を移動可（自Tのみ）

＜矢止め＞　React
遠隔武器攻撃ヒット時、Dm減少1d10+【敏捷力】+モンクLv
Dmが0→気1消費でその武器を投げ返し（習熟しているモンク武器として扱う）

＜浮身＞　React
落下Dm（モンクLv*5）軽減

＜追加攻撃＞

＜朦朧撃＞
近接武器攻撃ヒット時、気1消費
【耐久力】Sv要求→失敗で朦朧状態

＜気打撃＞
素手が魔法の武器扱いに

＜身かわし＞
敏捷Sv成功で半減系のものを、成功→完全回避、失敗→半減に

＜不動心＞　Act
自分が受けている、魅了状態、恐怖状態をもたらす効果を終了させる

＜無病身＞
病気と毒に完全耐性

＜武器術の訓練＞
小大休憩終了時、武器ひとつをモンク武器化
-単純、または軍用武器
-習熟済みである
-重武器、特殊でない

＜気に満ちた一撃＞
アクションで気を消費した際、そのターン中B-Actで素手orモンク武器で1回攻撃可

＜素早い治療＞　Act/気2
HP回復「武術ダイス」+習熟B

＜丁寧な狙い＞
攻撃ロールミス時、攻撃ロールの結果に+（消費した気*2、最大消費3）する


----モンク（幽身門）----
＜幽身の腕＞　B-Act/気1
“腕”が出る（10分間持続）
10ft以内の選択したクリーチャーは【敏捷力】Sv要求→失敗で［力場］Dm2「武術ダイス」
この腕の展開中、筋力の能力判定＆svを判断力で代行できる

＜幽身の貌＞　気1
＜腕＞と同時に宣言
“貌”が変わる
超視覚（120ft）
＜看破＞＜威圧＞に有利
60ft以内のキャラ1体にのみ声を届けられる
または600ft以内のすべてのキャラに声を届けられる

＜幽身の躰＞
＜貌＞と同時に宣言、効果中以下の効果
エネルギー偏向
　ReAct：酸、冷気、火、力場、電撃、雷鳴ダメージに対して、1d10+判断B分減少

幽身の腕強化
　1ターンに1回、幽身の腕の素手攻撃のヒット時、追加で武術ダイス分のダメージを与えられる




----特技----
＜武器戦闘のたしなみ：片手武器戦闘＞
片手武器Dm+2
「能力値上昇」取得Lv時入れ替え可

＜強運＞
ダイス一個追加振り