貴族(騎士)

貴い生まれを鼻にかけず、身体に流れる血は誰も同じと思っている。

貴き者の義務。下々の者を守り育むのは私の義務だ。

家族からの称賛を得るためなら、どんな挑戦にも立ち向う。

しばしば言葉や行為によって一族に恥辱をもたらす。

家柄はあるが、それほど豊かではない土地を修める貴族のソードフィッシュ家の次女として生まれた「白刃の騎士」の称号を持つ騎士。
才能ある長女と比べて世間知らずで学に乏しく、反骨心も強い性分故、やんわりと浅学を小馬鹿にされる社交界での交流を嫌っていた。
ある日、従者に因縁をつけていた平民の子どもと口論の末取っ組み合いになり、通りかかった騎士に助けられるという令嬢にあるまじき事件を起こす。
厳格な教育者でもあった父にこっぴどく叱られることになるが、幼いレーシャの心には騎士への憧れだけが残った。
18歳の誕生日を迎えた時、一念発起して世の人々を助ける騎士になると決め、騎士の元に剣を習いに行こうとするが、貴族の令嬢の身分では剣の教えを乞おうにも師の方が縮退し、それを知った父の怒りだけを買うことになった。

そんなに鎧を着たいのならと、半ば懲罰の形で着慣れない鎧を着せられて看守の仕事をやらされることになり、そこで牢に繋がれていた大罪人の男と出会う。
着慣れない鎧を揶揄され、当初は反目していた無礼な男であったが、半ば自棄で一か八か剣の教えを乞うたところ、牢中に響く笑い声と共に認められた。
そうして意外にも師として優れていた大罪人から、腕力の不足を補う細剣の扱いを教えられ、時に夜警の一人きりの際に、時に秘密の暗号を用いて白昼堂々と学んでいった。また剣に必要だと騙されて盗賊の術も一緒に学ばされた。
結局大罪人は極刑に処され、果たして脱走の手引きをさせるつもりだったのか、世間知らずの令嬢から貴族の恩赦を得るつもりだったのか、その真意は永遠に謎のままとなった。
大罪人の邪道の剣術を修めたことは厳格な父も怒りを通り越して呆れ返り、殆ど諦め折れる形でレーシャの騎士を目指す訓練を受けることを許した。
その後、邪道の剣術をなんとか矯正し、騎士叙勲を受けることができたが、癖は残っている。

「白刃の騎士」という称号は、来歴を知らぬ多くの者の耳には常在戦場の勇敢な剣士と聴こえ、家の事情を知る僅かな者の耳にはまるで抜き身のままの剣が如く、家名の次は何を傷つけるかわかったものではないじゃじゃ馬娘と聴こえる。

お付きの馬の世話役のオリガは乳母でもあり、幼いころから世話になっている初老の女性。
武具の手入れをする召使のマラークは、家付きの職人だったが、家を出た後も付き従ってくれている。
従士のアントンは、騎士として鍛錬に励む傍ら、二人の召使の手伝いを主にやっている。

レイピア

2

1

ダガー

1

2

ショートボウ

2

1

矢筒(アロー20本)

2

1

盾(紋章付き)

6

1

レザー・アーマー

13

1

上等な服

6

1

印章指輪

　

　

家系図

　

　

財布

　

　

盗賊道具

1

1

ゲーム用カード一揃い

2

1

スタデッドレザー

13

1

探検家パック

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

能力値上昇(オプション):【敏捷力】、【魅力】が1上昇する。
技能:〈動物使い〉に習熟する。
特技:中装鎧の習熟を取得。

中装鎧の習熟:【敏捷力】が1上昇する。中装鎧、盾に習熟する。

急所攻撃:1ターンに1回、妙技を持つ武器また遠隔武器で有利を得た攻撃ロールをヒットさせた時、追加で1d6のダメージを与える。
目標の5ft以内に無力化されていない敵対的なクリーチャーがいる場合、有利を受けているとして追加ダメージを与えられる。

習熟強化:〈説得〉の習熟ボーナスを2倍にし、盗賊道具に習熟する。

盗賊の符牒:4倍の時間をかけることで、会話の中に秘密の暗号を混ぜられる。また一連の秘密の暗号を理解できる。

巧妙なアクション:ボーナスアクションとして隠れ身、早足、離脱のどれかを行える。

暗殺術:戦闘開始から一度も行動していないクリーチャーへの攻撃ロールに有利を得る。また不意を撃たれたクリーチャーへ攻撃がヒットした場合、必ずクリティカル・ヒットになる。