犯罪者+貴族

軽薄な振る舞いが目立つ青年。

他者に対してなれなれしい振る舞いをすることが多く、冗談やからかいも多い。一方で人間不信、人間嫌いの気があり、自分のことに関して一定以上に踏み込まれることを好まない。

根は悲観主義であり、少々皮肉屋な一面もある。

なんやかんや微妙に面倒見は良いかもしれない。

○表：自由

　表向きは身勝手な自由人として振る舞い、他者からの支配を嫌う。何ものにも縛られず、己の気の赴くままに行動する。

○真：慈善

　人間は嫌いだが、弱者を見て見ぬフリすることはできない。そうでない者でも苦しんでいる姿を見るのは本意ではない。

　また、社会的な規範に従うだけでは救われないものがあると信じている。

○裏：運命

　本人も自覚していない部分で、自身の血筋や過去に縛られている。

　かの者の血を引く故に神々の愛を得られないと信じ込み、またかの者の血を引く故に己に正しい道は歩めないと諦めている。どうせ踏み外すのなら、はじめから道など歩かなければ良いのだ。

　自由に生きているようでいて、実際には常に”与えられた役割”を勝手に見いだし、なぞろうとしてしまうのかもしれない。

○先祖

　伝説上に名を残す"ローレン・ソス卿"の子孫である。

　幼少より周囲から不遇な扱いを受けていたのは、先祖である彼の汚名によるものだと信じ、長年憎悪している。

　一方で彼が今でもダルガード城塞で責め苦を受けているという件については単なる風聞に過ぎないと解釈しており、抱いている憎悪についても実際は心を守るための半ばおまじないに近いものかもしれない。

○ショートソード

　血筋を捨て家を出る際に、盗み出したショートソードを今でも持ち歩いている。

　恐らく一度は朽ちた剣をショートソードとして鍛え直したものらしい。また、装飾として家の紋章があしらわれている。

　そうそう使いもしないくせに今でも携帯しているのは、自分が何者であるか表すものを完全に失ってしまうことへの恐れだろうか。

○孤児たち

　現在拠点としているカラマンに、成り行きで面倒を見ている孤児たちが居る。

　生まれによって身につけた教養を活かして、ちょっとした勉強を教えたりもしているようだ。

○感情的、直情的、短気……

　先祖は短気によって過ちを犯している。

　また母親が身を滅ぼしたのも、感情に支配されて盲目的になった故のことだろう。

　フェリクス自身は理性的で、冷静であろうと努めているが……いずれ同じような原因で失態を犯すことがあるかもしれない。

○優柔不断

　悲観主義故に慎重さが捨てられず、ある程度の見込みがなければ大胆な行動を避けたがる。

　また未熟さ故に考え込むことや悩んでしまうことが多く、優柔不断に陥ってしまうことがある。

○偏見

　ソラムニア騎士や黒ローブの魔術師、僧侶を自称する者に対して、他の多くのクリンの民同様に偏見を持っている。

　とりわけソラムニア騎士に対しては私怨もあり、ソラムニア騎士であるというだけで個人の人となりを公平に判断することが難しくなる。

本名：フェリクス・ウス＝エルハルト

家名：アポストル

出身：パランサス / 現在の居住地：カラマン

【基本情報】

カラマンを拠点に活動しているローグの青年。

主に悪徳商人や後ろ暗いことがある貴族など、悪党を標的として盗みを働いている。

【家系】

パランサスの貴族の生まれである。

この家はローレン・ソス卿の先妻の血筋であり、彼女への裏切りの一件もあってか、家系として騎士のことを毛嫌いしている。

《大変動》直後においては早々に騎士たちを糾弾する立場に回ることで地位を維持していたらしい。

一方で子孫の代になると、ソス卿の血が混じっているということもあり、周囲から白い目を向けられることも増えた。そのためいっそう騎士団への反発心を周囲にアピールし続けていたようだ。

【経歴】

反ソラムニア騎士の色が特に強い家系に生まれながら、父はソラムニア騎士である。

箱入りで育てられた母が父に誑かされ、家を捨てて共にサンクリストに駆け落ちしようとしたのだ。

しかし父の野心を叶えるには母は邪魔となったのか、駆け落ちは果たされることなく、子を身に宿したまま母は捨てられてしまう。そして失意の中パランサスに戻り、生まれたのがフェリクスであった。

反騎士団のポーズを取ることで面子を保っていた家の者たちは怒り、母子は家名を剥奪され、社交界に顔を出すことも許されず、実質軟禁状態となった。

それでも幸運なのはフェリクスが母のような世間知らずに育たなかったことだろう。幼い頃から才能があったのか、たびたび家を抜け出し外界に触れていたのだ（あるいは気の毒に思った使用人の何人かは脱走に気付かぬふりをしていたかもしれない）。

母は今でも父に捨てられたことを受け入れておらず、何か事情があったはずだ、いつか自分を迎えに来てくれるのだと信じているらしい。剥奪された家名の代わりに、父の名を姓としてフェリクスに与えたのも母である。

結局、フェリクスは自身の環境と盲目的な母に嫌気が差し、家を捨てることになるのだが……

【信仰】

特定の神に対する信仰は持たない。

しかし神々が罪深い人々に対し《大変動》を起こしたことについては妥当であると考えている。自分の境遇についても、先祖の罪に端を発すると信じることで己を納得させてきた故に。

つまるところ、すべての苦痛には”意味”があるのだと信じていたいのだろう。

ある意味神々（主に善神、中立神）の正しさに対して妄信的であると言えるが、神々の御心の内容についてはフェリクスが勝手に解釈したものでしかなく、真に理解しているとは言いがたい。

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【背景のカスタマイズ】

《犯罪者》ベース

道具＆言語習熟を《貴族》に変更

【技能習熟】

種族特徴→歴史

クラス→看破、手先の早業、知覚、捜査

背景→隠密、ペテン

【ボーナス特技】

1レベル→追加HP

レザーアーマー

　

　

普通の服

　

　

アロー

　

　

盗賊道具

　

　

泥棒パック

　

　

ポーチ

　

　

かなてこ

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

【特技】
追加HP
クロスボウの達人