【フェイワイルドの迷子】

　

　

　

　

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「メルは、とてもどきどき、わくわくしていました。これから始まる新しいぼうけんに、こころをおどらせているのです。」
「メルは言いました。『これはなにかしら？』メルがひろいあげたのは、猫のひとみのようにきらきらひかる宝石。この小さな石には、一体どんなまほうが隠されているのでしょうか？」
「なんということでしょう。目の前にはなんだか恐ろしそうなカイブツが、メルを食べてしまおうと舌なめずりをしているではありませんか。メルはおそろしくて、ふるえてしまいました。……でも大丈夫、メルにはまほうの本があるのですから。メルは本をとりだすと、まほうを唱えはじめます。」

自分の身の丈ほどある大きな本を背負って旅をする、フォレスト・ノームの不思議な少女。この世界は「おとぎ話の中」、自分は「おとぎ話の主人公“メル”」であると思い込んでおり、まるで物語を朗読するような喋り方をする。独特な口調と捉えどころのない雰囲気ながらも、中身は心優しく好奇心旺盛、そして冒険好きな少女。
彼女が持つ大きな本はその全てのページが白紙であり、彼女にのみ読める（あるいは、読んでいると思い込んでいるだけかもしれない）その物語の中に呪文を見出して、夢や空想を形にする魔法を操る。

幼い頃にフェイワイルドに迷い込んだ経験がある。数日後に大きな本と共に集落に帰ってくるものの、この出来事以降世界を「物語の中」と思い込み、白紙の本を捲っては物語を読み聞かせるような調子で話し……ついには「冒険に行く」と言ってふらふらと森を彷徨い歩くようになってしまう。
両親や村の医者は彼女が正気を失ってしまったと悲しみ、白紙の本を彼女から引き剥がそうとした。
何度捨てても、何度仕舞い込んでも彼女の元へ戻ってくるその本を不気味に思った彼らは、ついに本を燃やすことを決意する。その夜、少女の姿は本と共に忽然と消え、人々は──両親すらも──彼女のことを忘れてしまった。
……少女は本とともに、今日も「ぼうけん」を続けている。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

《種族：フォレスト・ノーム》
「オリジンのカスタマイズ」使用
能力値上昇→【魅力】+2、【敏捷力】+1
☆暗視
“薄暗い”空間を60ft/18mまで“明るい”空間かのように見通すことができる。同様に暗闇の中を同じ範囲まで“薄暗い”空間かのように見通すことができる。暗闇の中で物の色を判別することはできない。
☆ノームの機転
魔法に対する【知力】【判断力】【魅力】セーヴに有利を得る。
☆生来の幻術士
マイナー・イリュージョンの呪文を習得する。その発動能力値は【知力】である。
☆小動物との会話
身振りや音を用いて、サイズが小型以下の”野獣”クリーチャーと単純な意思疎通を行うことができる。

≪≫

《クラス:ソーサラー》
☆魔力の起源（Lv1）
サブクラス「異形の精神」を選択。
☆魔力の源泉（Lv2）
ソーサラーLvに等しい「魔力点」を持つ。消費した魔力点は大休憩ごとにすべて回復する。自分のソーサラーLv以上の魔力点を持つことはできない。
魔力点を用いて、以下のことを行える。
・呪文スロット生成
ボーナスアクションとして、魔力点を一定量消費し、1~5レベルまでの呪文スロット1つを生成することができる。また、生成した呪文スロットは大休憩の時点で消滅する。
スロットレベルごとの魔力点消費量は以下の通り。
1レベル：2点　2レベル：3点　3レベル：5点
4レベル：6点　5レベル：7点
・呪文レベルを魔力点に変換
ボーナスアクションとして、呪文スロット1つを消費し、そのスロットレベルに等しい点数の魔力点を得ることができる。

◎柔軟な呪文発動（Lv3）
魔力点を消費し、使用する呪文に下記のいずれかの「呪文修正」を与えることができる。
1回の呪文発動に対しては、1種の呪文修正しか適応することができない。

【習得している呪文修正】
☆呪文威力強化　消費：１点
呪文のダメージロールを行う際に使用し、［【魅力】修正値］個までのダイスを振り直すことができる。振り直したダイスの出目は必ず適用する。
この呪文修正は、呪文発動時に別の呪文修正を使用していた場合も使用することができる。
☆呪文セーヴ妨害　消費：３点
目標にセーヴを行わせる呪文を発動する際に使用し、その目標のうち1体がその呪文に対して行う最初の１回のセーヴに不利を負わせることができる。

《サブクラス:異形の精神》
☆サイオニック呪文（Lv1）
ソーサラーLvが一定まで上がった際、特定の呪文を習得する。この特徴で習得した呪文はソーサラー呪文として扱うが、呪文習得数には数えない。
また、ソーサラーLvを得るたび、この特徴で習得した呪文1つを、「レベルが同じであり」「ウィザード・ウォーロック・ソーサラー呪文リストに含まれている」「占術または心術系統の呪文」1つと入れ替えることができる。
（呪文リスト中に☆印で表記）
Lv1：マインド・スリヴァー、アームズオブハダル（→スリープ）、ディソナント・ウィスパーズ

Lv3：カーム・エモーション、ディテクト・ソウツ

☆テレパシー会話（Lv1）

☆マインド・スリヴァー

　

　

　

　

　

　

　

　

　

☆スリープ

☆ディソナント・ウィスパーズ

シールド

マジック・ミサイル

　

　

　

　

　

　

　

　

　

☆カーム・エモーション

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